絶景!イエメンの世界遺産「サナア旧市街」がとっても奥深い4の理由

世界最古の町とも呼ばれ、人類の歩みがそのまま保存されたような「サナア旧市街」。アラビア半島最南に位置するイエメンの首都として国際的にも都市人口の増加率で上位に入る成長都市ながら、町がそのまま世界遺産にもなっています。2015年には、情勢の悪化から「危機にさらされている世界遺産」としても登録されています。その絶景と、奥深い魅力をみてみましょう。

「サナア旧市街」はこんな絶景!

「サナア旧市街」はこんな絶景!

Sana’aの住所・アクセスや営業時間など

名称 Sana’a
住所 Sana\’a, Yemen
営業時間・開場時間 施設による
利用料金や入場料 施設による
参考サイト http://www.yementourism.com/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

理由その1 昔ながらの建築法がそのまま残る

理由その1 昔ながらの建築法がそのまま残る
この地域は、レンガを積み上げて創るイエメンの建築手法が息づいており、雰囲気抜群な石畳の道に、ミナレット(塔)やモスク(イスラム教の礼拝堂)も揃っています。
そのまま保存されたこの地域。
泥の高層ビルとも言われますし、クッキーのようだという例えも。

これら旧市街を印象づける建築物は、約6000もある高層住宅。
なんと高さ50メートルに達する建物もありますよ。
これは日本でいえば15階から20階程度。
進撃の巨人でいえば街を覆う壁と同じ高さ。
コンクリートや鉄筋は、使われていません。

こうした町並みが形成されはじめたのは、紀元前より。
当時の「ヒムヤル王国」の最後の王・ズー・ヌワースにより、このサナアが都として指定されたんだとか。
なお当時は「アザル」という地名だったのですが、いつしか「堅牢な要塞」という意味をもつ「サナア」に変わりました。

理由その2 何度も修羅場をくぐり抜けている奇跡の町

理由その2 何度も修羅場をくぐり抜けている奇跡の町
世界最古と言われていますが、現在までにいろいろあります。
本当にいろいろありますが、ざっくりと言います。

1.紀元前115年頃、ヒムヤル王国の都となる

2.イスラム教に制圧されてもサナア旧市街だけは中心として維持。

3.オスマン帝国により2,3回ほど首都になったりならなかったり。

4.1918年にイエメン王国が成立すると首都となる

5.1962年にイマームが放逐されイエメン・アラブ共和国が成立されるとその首都となる

6.南北イエメンが統一された1990年からは現在のイエメン共和国の首都となる

7.ところが2014年8月から反政府運動が起こり、9月にはフーシがサナアを制圧し大統領を軟禁。

8.2015年、「危機にさらされている世界遺産」としても登録されて今に至る

とにかく何回も主体となる国が変わったり、存続の危機に立たされながら、いままで地域の中心地として君臨してきたよう。
立派な建築物の数々も、どの革命や戦争によって破壊されていてもおかしくありません。

理由その3 「ノアの方舟」のノアの息子によって作られた町

理由その3 「ノアの方舟」のノアの息子によって作られた町
アラブの雰囲気をまとい、歴史の重みを感じる都市ながら、なんともファンタジーな物語も持ちあわせています。
「ノアの方舟」のノアの息子によって作られた町として有名なんだそうです。
そのため別名を「マディーナット・サーム(セムの街)」ともいうそうです。

そんな素敵な逸話を聞いてしまうと、こんな幻想的な情景も、なんだかファンタスティックに感じてしまいますね。

理由その4 もう行けなくなるかも…「危機にさらされている世界遺産」

理由その4 もう行けなくなるかも…「危機にさらされている世界遺産」
「危機にさらされている世界遺産」として認定されています。
今日現在(2016/3/15)もまだ危機にさらされており、予断を許さない状況のようです。
実際に外務省ホームページでも、渡航に関する危険情報がでており、退避勧告がなされています。

このように美しく保存されている町は、日本で言えば奈良や京都、それから世界遺産にもなっている白川郷といったエリアと同じ。
旅行好きとしてだけでなく、こういった地域が紛争にさらされ、ひとつなくなってしまうのであれば、悲しいことです。

世界遺産を無くさないために、私たちにできること

中東地域の紛争は、日本に住む私たち個人でなにか働きかけをするにも限界があるように感じます。
しかしながら、この地域の問題をきちんと目の当たりにしているか、というと、人により様々ではないでしょうか。

まずはより正確に知識を取り入れるために、史実に向き合うこと。
このように歴史と現在を結びつけるための関心を高めるには、「美しい街並みを無くしたくない」そのようなきっかけでも良いのかもしれませんね。

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