イタリア・ロンバルディアの簡単スイーツ!3カップで作れる絶品スイーツ「Sbrisolona(スビルゾローナ)」

「イタリアン」と聞くと、パスタ・ピザ・ラザニアなどが頭に浮かぶと思いますが、さてドルチェ(イタリアンスイーツ)だとティラミスくらいしか思い浮かばない方も多いのでは。

実はイタリアにも、各地方から生まれたとっても美味しいドルチェがたくさんあります。今回はそのひとつ、イタリア・ロンバルディアの簡単スイーツ「Sbrisolona(スビルゾローナ)」をご紹介します。

書き手:宮入香織

1982年東京渋谷区生まれ。学習院大学法学部政治学科卒。 
イタリア(Venezia)のパティスリーMayer にて2年間修業、イタリア各地のドルチェを学ぶ。修業中同業者やお客様に小麦、白砂糖アレルギーが多いことに疑問を感じ、安全で安心なお菓子を提供したいという思いからマクロビオティックに興味を持ち、G-veggieにてマクロビオッティックを学ぶ。
2015年G-veggieインストラクター就任。

芸術もグルメも一流の都市、イタリア・ロンバルディア

芸術もグルメも一流の都市、イタリア・ロンバルディア
ロンバルディアは、「ミラノ」「ベルガモ」「パヴィーア」といった芸術都市で構成された州です。
ミラノにある「サンタ・マリア・デッレ・グラツィ協会」に隣接する修道院の食堂には、世界で最も有名なダビンチの名画「最後の晩餐」が保存されていることでも有名です。
また、1158年と1166年に北イタリアに侵攻したローマ皇帝フリードリヒ1世に対抗するため、ミラノを中心とした「ロンバルディア同盟」が結成され1176年5月29日の「レニャーノの戦い」でフリードリヒ1世を破り都市の自治を守りました。
「レニャーノの戦い」はジュゼッペ・ヴェルディのオペラとしても有名です。

イタリアンドルチェ「Sbrisolona(スビルゾローナ)」

イタリアンドルチェ「Sbrisolona(スビルゾローナ)」
ズビルゾローナは、イタリア・ロンバルディア州の南東部にある都市「マントバ」の代表的なドルチェ。
500~600年代に生まれました。

現在では、ロンバルディア、エミリアロマーニャ、ジェノバ、ヴェネトなどで食されており、ヴェネト地方では、fregolottoと呼ばれているそうですよ。

ズブリゾローナとは、方言で“ボロボロになる“という意味の”ズブリチョラート“からきていて、生地を何度も網などで漉してボロボロにさせたものを焼くところからきています。

材料は、当時の農民たちにも手に入りやすいトウモロコシの粉、ヘーゼルナッツを使用して作られ、結婚や出産祝いなど祝い事の特別な日に作られてきたドルチェです。

「Sbrisolona(スビルゾローナ)」をつくる「3カップ」とは?

「Sbrisolona(スビルゾローナ)」をつくる「3カップ」とは?
ロンバルディアでは、スビルゾローナを作る際に「薄力粉」「トウモロコシ粉」「砂糖」を1カップずつ使用することから、別名3tazze(3カップ)と呼ばれ親しまれてきました。

計りを使用しなくてもカップ一つで作れてしまうとても簡単なドルチェなのです。

香ばしいアーモンドとトウモロコシの粉の独特な食感がとっても癖になるドルチェは、私の勤めていたヴェネツィアのパティスリーでも人気が高く、毎日のように焼いていました。

「Sbrisolona(スビルゾローナ)」のレシピ

「Sbrisolona(スビルゾローナ)」はご自宅でも作ることができます。
ぜひ試してみてください。
一般的なレシピをご紹介しますね。

<材料>

・薄力粉 …1カップ(100g)

・トウモロコシ粉 …1カップ(100g)

・砂糖 …1カップ(120g)

・無塩バター100g

・卵黄1個

・(あれば)レモンの皮すりおろし 適量

・(あれば)バニラエッセンス 適量

<作り方>

1.材料を全てひとつのボウルに入れ、混ぜる。
この際、固くならないように手早く混ぜる

2.耐熱皿に好きな形・大きさに並べる

3.180°のオーブンで1時間焼く

簡単にできあがりますね!イタリア本場で愛されているドルチェをお楽しみください。

自宅でドルチェを作ってみよう!

いかがでしたか? イタリアではとっても有名で、手軽に作れてしまう「スビルゾローナ」。
自宅でもお楽しみ頂けますし、イタリアに旅行の際には本場のドルチェもお楽しみください。
次回は、シチリア・アマルフィー地方で有名なドルチェをご紹介します。
お楽しみに!

このスビルゾローナを卵・乳製品・白砂糖を一切使わないヘルシーなドルチェに変身させました!

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