インドネシア・ジャワ島で1000年眠っていた「ボロブドゥール寺院遺跡群」の絶景と歴史まとめ

wondertripでは世界の絶景を紹介していますが、世界遺産に登録されているような「歴史地区」や「遺跡群」も少なくありません。絶景だけではなく、その背景や歴史も知ることで、一層そのエリアの散策が楽しめます。本日はインドネシア・ジャワ島でいまも謎の多い「ボロブドゥール寺院遺跡群」をご紹介します。

インドネシアの「ボロブドゥール寺院遺跡群」ってこんなところ

インドネシアの「ボロブドゥール寺院遺跡群」ってこんなところ
ボロブドゥール遺跡は、8~9世紀にかけて、ジャワ島で最初の覇者「シャイレーンドラ王朝」によって建てられたといわれる世界最大の仏教遺跡群。
近郊にはヒンズー教国家があったという事実が残るにもかかわらず、なぜ?この地にこんなに大きな仏教寺院が建ったのか、「シャイレーンドラ王朝」ができたのか?今でも謎に包まれた魅惑の遺跡です。

Borobudurの住所・アクセスや営業時間など

名称 Borobudur
住所 Borobudur, Magelang, Central Java 56553
営業時間・開場時間 6:00-17:00
利用料金や入場料 大人$20 子供$10
参考サイト http://borobudurpark.com/the-borobudur-temple/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

1000年も密林の中で眠り続けた仏教遺跡とは

1000年も密林の中で眠り続けた仏教遺跡とは
1814年に、中部ジャワの古都ジョグジャカルタの北西約42kmのところで、イギリス人のラッフルズにより発見されました。
かつては遺跡の総面積は約1.5万㎡、高さは42mもあったといわれ、内部には空間がなく外に装飾されただけの珍しい建物です。

シャイレーンドラ王朝は、中国の古文書の中に登場する、「詞陵国」ではないかとの説があります。
中部ジャワの北部海岸に現存する港町「プカロンガン」の起源だというものです。

では、そのようなボロブドゥール寺院遺跡群の歴史を紐解いてみましょう。

シャイレーンドラ王朝の始まり

シャイレーンドラ王朝の始まり
クメール王朝に追われた仏教国扶南(2世紀ごろにカンボジアにあった国)がジャワ島に渡って新しい国を造ったことで、ヒンズー教ではなく仏教が出現したのではといわれています。
もしこの説が本当なら、壮大な歴史ロマンのスペクタルを感じずにはいられません。

シャイレーンドラ王朝の全盛期には、幾度も真臘を攻撃していたようです。
クメールとジャワ島が、激戦を繰り返し始めたのもこの頃。
最終的にはシャイレーンドラ王朝が真臘を支配し、東南アジアを制覇しました。
その領地は、最盛期には東南アジアから南アフリカのインド洋に浮かぶ、マダガスカル島まであったようです。

シャイレーンドラ王朝の作った、ボロブドゥール仏教寺院

シャイレーンドラ王朝の作った、ボロブドゥール仏教寺院
権力を握ったシャイレーンドラ王朝は、ダルマトゥンガ王治下の780年頃からボロブドゥールの建設をはじめ、792年に一度完成しました。
しかし、サマラトゥンガ王(在位812~832年)の時代に増築され、792~833年の53年の間には、幾度となく改修や修繕が行われました。
最も下に約120mの基壇があり、その上には5層からなる方形壇、各層には回廊が巡らされ釈迦の生涯や仏教をテーマにした、1460面ものレリーフが装飾されています。
その窪みには432体もの仏像も置かれているのです。

5層の方形壇の上には3層の円形壇があり、釈迦如来像が一体ずつ安置された釣鐘状のストーゥパ72基が置かれ悟りの世界が作られています。

経典を深く理解し刻まれたリレーフを見ると、宗教国家としてかなり発達していたようです。
かつて聖地としての役割を果たしていることは間違いないと思われます。

パオン寺院とムンドゥッ寺院

パオン寺院とムンドゥッ寺院
ボロブドゥール遺跡から1750m東にはパオン寺院の遺跡、その先1150m東にはムンドゥッ寺院の遺跡も残され、この3つの遺跡は一直線の参道で結ばれていたことが確認されています。
参道の周辺地域には、宗教建造物が並ぶ巨大な聖域が作られていたのでは?と考えられています。
両者とも小堂だけが残され、パオン寺院は王の廟だという説があるのです。
道内には何も残されていませんが、外壁に残された浮彫は緻密で実に優雅の様相を見せています。

また、ムンドゥッ寺院の内部に鎮座している石仏三尊は仏像彫刻の最高傑作の一つと数えられています。
ジャワ仏教文化の完成度の高さを誇る遺跡として注目度も高い遺跡です。

シャイレーンドラ王朝の衰退と崩壊

シャイレーンドラ王朝の衰退と崩壊
未だ、謎に包まれた「シャイレーンドラ王朝」の都はこの周辺だったとされ、都の象徴として造られた遺跡なのではないかとの説が有力。

シャイレーンドラ王朝は、広大な地域に勢力を広げすぎた上に、ボロブドゥールという壮大な聖地を造ったことが、経済や民衆への歪へとなったと考えられ、それが崩壊へと繋り最後には伝説となってしまったのです。

 

アジアに3つある宗教遺跡には11~13世紀に造られたバガンの遺跡や12~13世紀に造られたアンコール・ワットの遺跡と8~9世紀のボロブドゥール遺跡があります。

最古の仏教遺跡なのに規模は世界最大級という事実にも歴史の謎が秘められているよう。
この黒い遺跡は、漆喰で装飾された美しいものでした。
仏教の経典と曼荼羅を表す建造物に、施された美しいリレーフには深い歴史と人々の想いが宿っているように感じます。

さあ、ボロブドゥール寺院遺跡群に出掛けよう

インドネシア・ジャワ島は、日本からも比較的観光地として訪れやすいエリアのひとつ。
バリ島のリゾート旅行の日程に組み込んでもよいですね。
不思議な古代の魅力を感じながら、今日まで謎が明かされていない壮大さを味わってください。
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出発地

目的地

大人 子供 幼児

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