【旅行体験記】ノスタルジックな景色は、運河とともに歴史を語るin中国、蘇州

wondertripでは特集「旅行体験談」の連載を始めました。それぞれの機会や理由で旅にでる日本人たちの、旅行体験記をお楽しみください。本日は、 中国の蘇州に渡航したjblkさんから、お話を伺いました。

聞き手:wondertrip編集部 katsuya

旅にいくときの荷物がとても少ないことから、旅上手を自称。

旅行体験記の提供者:jblkさん

上海在住、中年男性、20年前は中国各地をよく巡ったが、つい先日、蘇州まで出かけたとのこと。上海とは異なる趣を醸し出した歴史ある街、蘇州をおすすめしたいとのこと。

   

今回の旅程

今回は蘇州に行かれたという事で、まずは旅程について教えて頂けますか。

2日間の旅程で2月中旬に上海から蘇州を訪れました。
1日目 上海市内から友人の車で蘇州へ。
運河沿いに散策をしながら「山塘街」へ。
立ち並ぶ土産物屋で土産物を物色。
その後、運河を背景に記念撮影。
ホテル中華料理レストランで蘇州料理や北京ダックを楽しむ 2日目 ホテル界隈を散策。
ホテルのレストランで朝食バイキング。
車で「寒山寺」へ。
上海への帰路につく

街を貫く運河のある「山塘街」、運河とともに中国の歴史をたどって

蘇州に旅行に行かれたという事で、印象的だったスポットなどを教えて頂けますでしょうか。

「東洋のベニス」蘇州は、「上に天堂(天国)あり、下に蘇杭(蘇州と杭州)あり」と謳われた歴史ある街です。
街を貫く運河は、重要な物資運搬路であり、大いに栄えたといいます。
そうしたかつての栄華の面影をいまに残しているのが、旧市街(「老街:LaoJie」)にある「山塘街」なんです。
山塘橋から望山橋まで運河に沿って数キロ続くストリートであり、記念撮影をする場合にも外せない必須スポットですね。

中国の歴史上なくてはならない、街を貫く重要な物資運搬路のための長い運河なのですね。
実際に訪れるとどんな雰囲気だったのですか。

通りの両側には中国のアートやお土産物などを売る店が立ち並んでいますが、客引きなどはそれほどうるさくなく、安心して歩けます。
ただ、私が訪れた際は晴天に恵まれたののでよかったのですが、道幅も広くありませんので、雨天の場合に傘をさしながら歩くのは少々しんどいのではないかと想像しました。
ショッピング目的で訪れたり、「三丁目の夕日」のようなノスタルジックな雰囲気が味わったりできるのも、このスポットの醍醐味ではないかと思います。
三毛猫が中で座り込んでいるお店も数軒見かけ、ほのぼのとした気分にさせられたものです。

「山塘街」に向けて夜の散策ができるホテル

細い通り道なのですね。
「山塘街」は晴れた日に出掛けた方が良さそうですね。
蘇州ではどちらに泊まられたのですか。

「蘇州太陽広場ホテル」に泊まりました。
日本人のホテルマネージャーもいて、安心して泊まれるホテルかと思いました。
なんといってもロケーションが抜群。
蘇州駅から2号線2つ目の駅「石路駅」の12番出口を出てすぐです。
「山塘街」や中国4大名園のひとつ「留園」には歩いて数分の距離にあり、観光にはとても便利です。
ホテル内で食事をとってから、「山塘街」に向けて夜の散策をするのもよいでしょう。
同ストリートの夜景には定評がありますから。
 

日本人のマネージャーがいるというのは確かに安心なホテルでしたね。
お部屋はどうでしたか。

ホテルの部屋はなかなか広めで、必要なアメニティは全てあります。
Wifiも完備。
日本人の宿泊客はどうやら少数かも知れませんが・・・。
客室の窓からは、東洋のピサの斜塔という異名もある「虎丘」まで見渡すことができ、なかなか良い眺望です。
朝食はバイキング形式でしたが内容はふつうだったでしょうか。

インパクトがあった蘇州料理

蘇州太陽広場ホテル4Fにあるレストランで中華料理を食べました。
メインディッシュは代表的な蘇州料理である「松鼠桂魚(桂魚の丸揚げ甘酢あんかけ)」でした。
ざっと30センチくらいの大きさがあり、食べごたえがありインパクトがあって、ほかの一品料理の数々があまり記憶に残っていませんね。
一方で、ちょっと場違いな感じもしましたが、「北京ダック」も楽しみました。
後で振り返ってみると、蘇州料理と同じく、こちらも甘いタレにつけて食べるのが通常ですから、辛いものを一切口にしなかったことに気づきましたね。

甘い中華料理ばかりで辛い中華料理を食べられなかったのですね。

そうですね。
蘇州料理は大変口当たりがよく、日本人としては馴染みやすいのですが、こってり感もありますので、数日連続して食べ続けると、きっとあっさり味の日本料理が恋しくなることが必至ではないかという印象を受けました。
なお、麺類はまあまあさっぱりして口直しに良かったかなという感じでした。

残したい景色

今回の蘇州への旅行で特に感じられたことはありますか。

「月落ちて烏啼いて・・・・」の詩で有名な「寒山寺」には、以前なら毎年大晦日に多くの日本人観光客が押し寄せるのが慣例だったそうですが、近年は閑古鳥が鳴くぐらいだと現地の人が語っていたのが印象的でした。
おそらく政治的な影響も背景としてあるのでしょうね。
日本を訪れる中国人が激増しているとは反対に、中国観光は日本人にとってはあまり魅力のないものと映っているのが実状ではないでしょうか。

以前はそんなに日本人で賑わっていたのですか。
あまりそれは知りませんでしたね。

実際の問題として、雲南省やチベットなど少数民族のエリアを除くと、近ごろの中国は交通が便利になる一方で、外国人にとっては異国情緒のかけらもなく、旅行の醍醐味があまり感じられない場所になってきたとうい印象を受けます。
大資金を投入して建てられたテーマパークに私たちが足を運んでも、あまり感動や感激を感じない気もしますね。

交通網が発達して便利になるのはいいのですが、そういう問題は出てきますね。
いつまでも大事にしたい歴史にあふれた中国らしい風景もあるのでしょうから。

「古鎮」といわれる、運河を背景とした古い街並みの雰囲気はなかなか良いものですよ。
ほどほどの賑わいということであれば、「山塘街」は個人的にもまた訪れてみたいところです。
上海から新幹線線でざっと20分程度。
ストレスもなく手軽に、そして短時間で足を運べるお勧めスポットですので、上海旅行を計画されることががありましたら、スケジュールに蘇州も組み入れられることをお勧めしますね。

本日は、お話を頂きありがとうございました。
ノスタルジックな街の雰囲気はこれからも大事に残したい歴史のある中国ならではの景色ですね。

さあ、旅にでよう

いかがでしたか。
中国、蘇州の旅行体験記として、本日はjblkさんのお話を聞くことができました。
他人の旅行記は、不思議と旅に出かけたくなるパワーがありますね。
ぜひ中国、蘇州への旅行の際には参考にしてください。