【旅行体験記】中国とポルトガルの2つの文化が交錯する興味深い街、マカオ

wondertripでは特集「旅行体験談」の連載を始めました。それぞれの機会や理由で旅にでる日本人たちの、旅行体験記をお楽しみください。本日は、 マカオに渡航したうめさんから、お話を伺いました。

聞き手:wondertrip編集部 katsuya

旅にいくときの荷物がとても少ないことから、旅上手を自称。

旅行体験記の提供者:うめさん

東京都内在住、30代女性。出張や趣味の旅行を含めて年6回くらい海外へ。今回はヨーロッパと中国文化が混じり合うエネルギッシュな街、マカオの思い出を語るとのこと。

 

 

今回の旅程

こんにちは。
今回はマカオに行かれたという事で、まずは旅程から教えて頂けますか。
1日目 成田空から香港国際空港へ、香港空港からマカオ島に直通のフェリーを使用して移動 ※香港国際空港では入国審査を受けずにそのままフェリーに、マカオ港に到着。
パビレッジで夕食

2日目 マカオ半島に出向き、世界遺産を巡る旅へ。
コタイ地区に戻り、バー38で軽い食事。
ホテルでカジノ

3日目 エッグタルトで有名なローズストーズベーカリーへ。
マカオ半島に出向いてショッピング

18時台 タイパビレッジのポルトガルレストランで夕食

21時台 ホテルのカジノを楽しむ

4日目 マカオからフェリーで香港国際空港に。
香港国際空港から成田空港へ

まさに他にはない独特な雰囲気のマカオの街並

まさに他にはない独特な雰囲気のマカオの街並
特に印象が深かったのがマカオ独特の街並みです。
ポルトガル領であったことに由来する数々の世界遺産はもちろんのこと、そのような美しい建造物の向こうに見える中国人の生活スタイルがとても印象的でした。

地元の人々の暮らしは狭いアパートや平屋に家具が詰め込まれ、外から食事風景までもが覗かれてしまうような家の造り。
中国的な色合いの護符や名札が掲げられ、言葉を選ばずに言ってしまうと、西欧的な洗練とはかけはなれたような造りになっています。

 

マカオの街並はポルトガル領だった面と今は中国の特別行政区になっている両面を持っている不思議な魅力の街ですよね。
そうですね。
その横にはポルトガル様式の淡い色調を基礎とした美しい建造物やレストランが存在しており、とても複雑な文化の融合を感じましたね。

街のスーパーマーケットを見ても、ポルトガル人を対象にした西欧的なスーパーではワインやおしゃれな缶詰、オリーブやサーディンの瓶詰、ハーゲンダッツのアイスクリーム等が売られており、少し高めの値段設定でした。
一方で伝統的な中国人向けのスーパーマーケットでは頭をカットした鳥や大きな魚が丸ごと売られており、「大丈夫か?」と不安になるくらい値段も安かったりと、見るだけでとても興味深く楽しかったです

ホテルにも様々なタイプが

まさに2つの文化が入り混じっている不思議な場所ですね。

宿泊はどのような所にされたのですか。

「シェラトンマカオ」に宿泊しました。
マカオの主たる観光地域にあるホテルは、基本的に全て中上級ホテル扱いになっています。
ビジネスホテル並みの中級ホテルを探すほうが難しい状況ですが、ヨーロッパやアメリカで同格のホテルに宿泊するのに比べると、格安で泊まれるかと思います。

サービス面では外資の高級ホテルであれば、ホテルのフロントスタッフやコンシェルジュは英語が話せますし、欧米のサービスの教育を受けているため一定以上のサービスが受けられます。

欧米のホテルに泊まっているようなサービスだったのは嬉しいことでしたね。
ただし、それ以外のホテルスタッフは中国式のサービスになりますので、日本人には考えられない事態も起こりえます。
午前11時頃にいったんホテルに戻った時、”Do not disturb”の札を下げていなかったのですが、清掃員がずかずかと入ってきて滞在しているにもかかわらず掃除をしようとしました。
英語で抗議したものの通じず、にこにこ笑いながら掃除を継続する始末。
フロントに電話をかけて退去をお願いしました。
ちょっとびっくりな体験でしたね。

3つのパターンの料理を堪能の贅沢

ホテルでもその文化の違いを感じられたのですか。

それでは、マカオで食べられた料理についてもご紹介してもらえますか。

マカオでは中華料理はもちろん、植民地時代の名残りと言えるポルトガル料理に加え、中華とポルトガル料理のフージョン料理ともいえるマカオ料理を楽しみました。

まず、中華料理ですが、街の食堂や屋台で飲茶と麺類をいただきました。
ものすごく安くて味もとてもおいしかったです。
地元の学生さんがファーストフードのような感覚で購入していましたよ。

 

中華料理、ポルトガル料理、マカオ料理の3パターンの料理に出会えるのですね。
それは楽しみでしたね。
次のポルトガル料理は、タイパ地区にある有名なポルトガルレストラン「アントニオ」に行きました。
ここは予約必須の人気店で、オーナーシェフのアントニオさんが伝統と進化を重んじた素晴らしいポルトガル料理をふるまってくれました。

お店の売りのソーセージとダックライスを注文しました。
ソーセージは目の前で火をつけて焼いてくれ、ダックライスはライスの中までアヒルの肉がぎっしり詰まっていました。
料理に合うワインも選んでもらえますよ。

 

それでは、マカオ料理はいかがでしたか。
マカオ料理は、タイパ地区にあるマカオ料理レストランに食べに行きました。
特にあてがあったわけではなく、地元の人がたくさん入店している店を選びました。
中華とポルトガル料理のまさにフージョン料理と言える味です。

特にあさりの白ワイン蒸しは、洋風の中に中華の隠し味が施されており、今まで味わったことのない味を堪能できました。

また、マカオには日本では入手し辛いポルトガルワインが豊富にそろっています。
マカオは酒税がかからないため、ワインの値段も驚くほど安いですよ。

今回の旅で感じた事

食の意味ではある意味、すごく贅沢ですね。
一つの場所で3つの本格的な本場の味が楽しめて、本当に不思議な地ですね。

今回の旅行で感じられたことはありますか。

現在のマカオは中国の一部であり、香港の一部であることから、訪問前はほとんどの場所で英語が通じると思っていました。
ところが意外なことに、ホテルのスタッフであっても英語が話せるスタッフはごく一部でした。

 

そうですか。
英語があまり通じなかったのはちょっと大変でしたね。
また、香港が数年前からそうであったように、マカオも中国本土から流れてくる汚染された大気に苦しめられています。
タイパから向かいのマカオ半島を見る時、海以外に遮るものはないにもかかわらず、視界が悪くて対岸が見渡せないほどです。
高台に登っての景色もスモッグでおおわれているような見え方でした。
街を歩いているとあまりの空気の悪さにアレルギーが出てしまい、鼻水とくしゃみが止まりませんでした。
そんな中でも子供は生まれて育っているし、日本人の私が少し神経質すぎるのかもしれません。
今や中国の大気汚染の問題は中国だけの問題ではないでしょうね。
日本にも影響してきていますし・・・。
マカオもそうでしたか。

他にマカオの街のイメージはありますか。
マカオと言えばカジノも思い浮かべますが・・・。

マカオはイメージどおりカジノの街ですが、訪問前に心配していたようなマフィアがらみの危険性は感じませんでした。
カジノの間をタクシーを利用して移動しましたが、タクシーの運転手もジェントルマンが多く、親切に道案内をしてくれたりお勧めのカジノを教えてくれたりと、とても良い印象を持っています。

ただし、マカオは慢性的なタクシー不足です。
これはもう本当に要注意です。
特に夕刻にマカオ半島からタイパに移動する際、タクシー乗り場で1時間以上待つ羽目になりました。

本日はいろいろなお話をありがとうございました。
お話をお伺いするとマカオと言う街がいかに特異性がある街かわかります。
中国、ポルトガル、そしてそれが入り混じった独特のマカオ、それぞれの雰囲気を持つ町というのはどこにでもあるものではありませんね。
訪れてみたくなりました。

さあ、旅にでよう

いかがでしたか。
マカオの旅行体験記として、本日はうめさんのお話を聞くことができました。
他人の旅行記は、不思議と旅に出かけたくなるパワーがありますね。
ぜひマカオへの旅行の際には参考にしてください。