【旅行体験記】ブッダガヤでの感動の「バターティ」との出会いinインド

wondertripでは特集「旅行体験談」の連載を始めました。それぞれの機会や理由で旅にでる日本人たちの、旅行体験記をお楽しみください。本日は、 インドのブッダガヤに渡航したgenさんから、お話を伺いました。

聞き手:wondertrip編集部 katsuya

旅にいくときの荷物がとても少ないことから、旅上手を自称。

旅行体験記の提供者:genさん

関西在住フリーター、女性、インド旅行好き。インドはアジアの中でもっとも刺激が強く、物価も激安でアジアの良さを存分味わえるとのこと。

今回の旅程

こんにちは。
今回は、インドのブッダガヤに旅行に行かれたという事でまずは旅程から教えて頂けますか。
13日間の旅程でインドに旅行に行ってきました。

1日目 関西国際空港より出発

2日目 デリーのインディラガンディー空港に到着後観光。
メイン・バザール、パハール・ガンジ観光

3日目 ホテルをチェックアウトし、ブッダガヤに向けて寝台列車で出発し就寝

4日目 早朝ガヤー駅に到着。
乗合オートリクシャーでブッダガヤへ

5~9日目 ブッダガヤ観光。
毎日マハーボディ寺院の法要に参加。
他はスジャータ村、お寺巡り、日本寺の中にある図書室等を巡る

10~11日目 デリーへ寝台列車で出発、ラール・キラーへ観光

12~13日目 デリーのインディラガンディー空港より出発、関西国際空港到着

仏陀が悟りを開いた「マハーボディ寺院」で参拝に参加して

今回の旅行で特に印象的だったスポットなどを教えて頂けますか。
今回の旅行で特に印象的だった場所は、ブッダガヤで一番の観光スポットである「マハーボディ寺院」です。
この「マハーボディ寺院」は、あの仏陀が悟りを開いた場所と言われていて、敷地内には仏陀が悟りを開いた時、根元に座って瞑想をしたといわれている菩提樹の木が残っています。
ただこの木はその当時の木ではなく、元の菩提樹の木から落ちた種から生まれた二代目だと言われています。
本当かどうかは定かではありませんが…。

木のまわりにはお寺の本堂と広場が作られています。

私が行った時はチベット仏教の大きな法要が行われていて、沢山のチベット人僧侶が広場に集まってお経をあげていました。
広場全体が僧侶の赤い袈裟の色に溢れていて、お寺の境内にも沢山のチベット人達が、老若男女関係なく大勢参拝に来ていました。

若い人は普通の服装が多かったですが、年配の方々ほど民族衣装を着ている人が多く、またその種類も様々でした。
チベット文化圏は広く、中国内のみならずインド、ネパールにも広がっていて、少数民族の方々も沢山いらっしゃるようでした。

インドのブッダガヤは、チベットの人達が多いのでも有名ですよね。
様々な少数民族の人達も一緒に大勢参拝に来られていたのですね。
崇高な雰囲気のする大規模な参拝の光景ですね。
民族衣装を着た小さいおじいさんとおばあさんが手をつないで一緒に参拝していらっしゃる様子を見ると、とても愛おしい気分になりました。
また、小さい子供の僧侶達が休憩時間に走り回っていたり、ふざけ合ったりしているのも見ていて微笑ましかったです。
現地の人達と混じって参拝をすることができ、チベットの人たちの日常の姿に触れたのですね。
そうですね。
また、ここでのチベットの人々はとても親切でした。
お経の内容が分からないながらも法要の雰囲気がとてもよかったので、広場に座っている一般のチベット人達に紛れて座って一緒に聞いていたときのことです。

地べたに座っていたのですが、だんだんお尻が痛くなり、たまにさすったりしながらも辛抱強く座っていました。
その時、横に座っていたおばあさんが座布団を貸してくれたのです。
おばあさんは私のことをチベット人と間違えていたのか、手を私の方に振り「使え使え」というジェスチャーをしながらチベット語で何かを言っていました。
私は分からないながらも感激して、「トゥジチェ!」とお礼を言いました。

それは確かに感激の出来事でしたね。
そこでは様々な民族の人達がいてどこの国の人間かということはあまり関係なかったかもしれませんね。

感動の飲み物との出会い

しばらくすると読経がストップし、どうやら休憩時間のようでした。
その時、沢山の若い僧侶が大きいヤカンを持って、人々に何か飲み物を配っているのがチラホラ見え始めました。
なんだろう?と思ったのですが、残念ながら私はカップも何も持っていません。
ヤカンを持った僧侶が私達のエリアにもやって来て、人々にその飲み物を配り始めました。
人々はあらかじめ用意していたマイカップを次々差し出し、僧侶はひとつひとつ丁寧に注いでいきました。
見ると、何か白い飲み物です。
湯気が立ってあたたかそうでした。
そういう振る舞いの飲み物が参拝者全員にあったのですね。
その時、背中を誰かがちょんちょんと軽く叩いたのです。
振り返ると、私の後ろに座っていた若い僧侶でした。
僧侶はチベット語で何かを言いながら、なんと余っているカップを貸してくれたのです。
私はとても心が暖かくなり、何度もお礼を言いました。

そうして私も白い飲み物を戴くことが出来ました。
試しにヤカンを持った僧侶に「これは何ですか?」と英語で聞いてみたら、「バターティ」と答えてくれました。

「バターティ」ですか。
チベット地方ではよく飲まれるのですかね。
チベットは寒いので温まるのにいい飲み物なんでしょうね。
後々調べてみると、チベット人は日常生活においてバター茶をよく飲むそうで、法要の際も参拝者に振舞われるのが習慣だそうです。

その頂いたバター茶の美味しかったことと言ったら!あたたかくて、バター味だけど何となく甘い。
ちょっと涙が零れそうになりながら、一口一口ゆっくり味わって飲みました。

デリーとブッダガヤに泊まって

それは見知らぬ国での心温まる感動の飲み物でしたね。
「バターティ」のことはこれからも忘れられませんね。
私達は感動しますが、チベットの人達は誰に対してもいつもそうなのかもしれません。

ブッダガヤではどんなホテルに泊まったのですか。

デリーでは、駅の目の前にあるメイン・バザールから細い路地に入った奥にあるゲストハウスに泊まりました。
建物は古い感じでしたが、レトロで素敵でした。
フロント付近はフリーWi-Fiが使えて便利でした。
スタッフも親切です。
またミネラルウォーターもフロントで販売していたので、夜遅くに喉が渇いたけどこの時間だと商店が閉まっているという事態に陥った時にはかなり助かりました。
デリーではゲストハウスに泊まられたのですか。
他にもどこか泊まられましたか。
ブッダガヤでは「マハーボディ寺院」から歩いて10分程の場所にチェックインしました。
早朝に辿り着き、事前予約も何もしていなかったので、さてどうしようかと思っていると、ホテルの客引きのおじさんが現れ、ダブルルームで200ルピー(日本円で約360円)と安かったので連れて行って貰い、そのままチェックインしました。

安いわりには清潔な部屋で、ここもフロント付近はフリーWi-Fi使用可能でした。
ここのスタッフも親切で、質問に詳しく答えてくれたり、予約の確認をしたいけど連絡手段がなくて困っていた時には快く携帯を貸してくれました。

ドキドキのチベット料理

その場で決めて泊まったのですね。
結構自由な旅でしたね。

現地でのグルメはいかがでしたか。

現地でのグルメについて

その時ブッダガヤは法要中ということもあってか、この時期だけテントを設置してチベット料理レストランを開いているところが沢山ありました。
チベット料理は今まで食べたことがなかったのですが、思い切って一軒のレストランに入ってみました。

メニューは観光者に向けて英語でも記載してくれていましたが、 imageがないので具体的にどういうものなのか全く分かりません。
散々迷った末、「テントゥク(チベットヌードル)」と「ティンモ(チベットのパン)」と書かれたものを注文して、ドキドキしながら料理が来るのを待ちました。
そしてやって来た料理を見て、ちょっと安心しました。

どうでしたか。
お味の方は日本人に合いましたか。
見かけがちょっとキツイものが来たらどうしようかとハラハラしていたのですが、どちらもとても美味しそうでした。
そして肝心な味は「テントゥク」を一口食べてみましたが、美味しくて味は全然違うけれども、日本のうどんみたいな優しい味でした。

そして「ティンモ」にも挑戦。
食べてみて気付きましたが、肉まんの皮の部分の味でした。
肉なし肉まんみたいなパンで、コンビニでよく肉まんを買うので、馴染みのある味が来てなんだか懐かしい気分になりました。

文化や宗教に対する理解を持ってインドへ

良かったですね。
馴染みの味に二つとも近いもので、想像がつかない料理を頼む時はドキドキしますよね。
それも面白いことの醍醐味ですが…。

今回の旅で感じたことやこれから行く人へのアドバイスなどがありますか。

インドやチベットもそうなのですが、国によって習慣や文化や価値観がびっくりするほど違うことが多々あります。
そしてそれらは宗教が日常生活に深く根付いている国ほど、その教義の強い影響によって支えられています。

なので旅行する前にまずはその国の宗教と文化、習慣を簡単にガイドブックやインターネットで調べて頭に入れて行かれることをお勧めします。

そうすることによって、余計なトラブルを防ぐことが出来ますし、現地の方々への礼儀もわきまえることが出来ます。

しっかり参拝にも参加されて現地の人達のことを理解しようとされましたものね。
それもきちんと勉強していったからこそ失礼がなく参加もできるものでしょう。
また挨拶や簡単な言葉を覚えていくと、分からないで行くよりも旅がもっと楽しくなります。
アジアには英語が分からない人が沢山います。
現地の言葉を知ることで、その国の人々の雰囲気をもっと感じられる瞬間が沢山ありますし、ちょっと簡単な言葉を使ってみると予想以上に人々は喜んでくれます。

逆に考えれば私達も、日本に旅行に来た外国人がちょっとした日本語の単語を頑張って話している時はやはり嬉しくなりますよね。

最近はスマートフォンのアプリでもマイナーな言語の辞書があるので、ダウンロードしていくのも良いと思います。

本日は貴重なお話を頂きありがとうございました。
海外へ行く際はその国の文化や言語を大事にして旅行するという事を基本にしたいですね。
それがまた楽しみ方のひとつでもあるということをお聞きしました。
今回は感動のお話も聞くことができてブッダガヤの良さをとても感じることができました。

さあ、旅にでよう

いかがでしたか。
インド ブッダガヤの旅行体験記として、本日はgenさんのお話を聞くことができました。
他人の旅行記は、不思議と旅に出かけたくなるパワーがありますね。
ぜひインド ブッダガヤへの旅行の際には参考にしてください。