まるで宮殿で動物を飼っているみたい!オーストリアの「シェーンブルン動物園」が想像以上に宮殿でした

今回は、オーストリアにある「シェーンブルン動物園」をご紹介します。世界最古と言われる動物園ってどんなところなんでしょうか?動物園の歴史を現在の写真と動画を交えてご紹介します。

シェーンブルン動物園とは?

オーストリアの世界遺産「シェーンブルン宮殿」の敷地内にある動物園「シェーンブルン動物園」は「ウィーン動物園」とも呼ばれています。
元々は帝国の小動物園として造られた、世界で最も古い動物園。
園内にはどころどころ「宮殿」っぽい建物がそのままになっています。
写真に写る人々の後ろに見える建物は、宮廷の朝食パビリオン。
現在はカフェレストランとして使用されています。

1540年にはすでに小さな動物園が存在していたが、完成してから市民に公開されたのは1779年になった。
当初、入園料は必要なかった。
wikipedia

シェーンブルン動物園の住所・アクセスや営業時間など

名称 シェーンブルン動物園
住所 Maxing Strasse 13b, 1130 Wien
営業時間・開場時間 4月から9月は9:00~18:30。11月から1月は9:00~16:30。2月は9:00~17:00。3月と10月は9:00~17:30。
利用料金や入場料 大人は18.50ユーロ。子供は8ユーロ。 団体は14.50ユーロ。6歳未満の子供は無料。
参考サイト http://www.zoovienna.at/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

規模も大きく緑に囲まれたロケーション

シェーンブルン動物園は1752年に、神聖ローマ帝国皇帝でありマリア・テレジア(マリー・アントワネットの母)の夫であったフランツ1世がアドリアン・ファン・シュテークホーフェンに命じ、シェーンブルン宮殿の隣に造った、と紹介されていることが多いのですが、シェーンブルン宮殿の裏側、と言うのが妥当でしょうか?かなり広い敷地にあり、緑に囲まれ、動物にとっては最高のロケーションです。

上から見ると切り分けたケーキのような形が特徴

パンフレット絵図を見ると一目瞭然なのですが、動物のいる飼育場は、帝国の朝食パビリオンを中心に、放射線状に13枠、ちょうど切り分けたケーキのような形に集められています。

ウィーンの最先端をゆく存在だった動物園

神聖ローマ帝国皇帝ヨーゼフ2世が、動物園で飼育する動物を捕まえるため、アフリカとアメリカに遠征隊を派遣し、 1828年に初めてキリンが到着したそうです。
すると、その影響で、服やアクセサリー等のデザインにキリンの模様や形が取り入れられて、ウィーンに「キリン」ブームが起きたと言われています。
ということは、その後も、新しい動物が来るたびに、その動物の柄が流行ったのですかね。

第一次世界大戦、その他困難があった時代も

第一次世界大戦が始まった頃、動物園は712種、3500個体を飼育していましたが、 大戦中は食料供給が減ったため、動物が次々に死んでしまい、900個体にまで減ってしまいました。
第一次世界大戦後、オーストリア=ハンガリー帝国が解体された際に、シェーンブルン動物園はオーストリア共和国の管理下に入りました。

第二次世界大戦では、1945年2月19日と21日の爆撃により、動物園は多大な被害を受けた。
多くの建物が破壊されて動物が死に、個体数は400にまで減少した。
新しい園長のユリウス・プラヘトカ博士は、なんとか動物園を復旧した。
 wikipedia

シェーンブルン動物園は、戦争による被害からの復旧などの困難のみならず、1980年代に財政危機に陥ったり、2002年には「ジャガーが入園客の目の前で餌やり中の飼育員を襲い死亡させる事故」 2005年には「若いゾウが飼育員を圧死させる」という事故が相次ぎ、また、その報道の嵐を受けたペヒラーナー博士が園長を引責辞任した、など、踏んだり蹴ったりの時代もありました。

最古だけど最新の展示法で動物の種類も豊富!

シェーンブルン動物園は、動物を間近で観られることでも人気の動物園。
世界最古の動物園ですが、展示方法までも最古、シンプル、柵だけ!なんて危ない展示方法ではありませんよ。
多くの動物は、動物が通るところにガラスが設置されており、自然に目の前を通過する姿や、リラックスする姿を見ることが出来るようになっています。
水中でも活動するような動物は、陸上、水中どちらも間近に見られるような設計になっています。
小動物は勿論、大きな肉食動物なども同じように間近に見る事が出来るので、その迫力にわくわくどきどきします。
動物学的研究が動物園で行われているというだけあって、最新の展示方法なのです。

様々な展示エリアがあります

シェーンブルン宮殿のパームハウスの中にも、砂漠に生息するような生き物、植物が展示されています。
こちらは見るからに宮殿といった雰囲気の建物で、動物園は動物園でも、ウィーンの、シェーンブルン宮殿の、動物園に来てるんだ!という気持ちになりますね。
2002年には、シェーンブルン動物園「生誕250周年」で熱帯雨林ハウスをオープンしています。
動物園にある、熱帯雨林館、砂漠館、チロル農場は、民営化以降に園長を務めたペヒラーナー園長が増設したと言われています。
かつて、皇帝家のオランジェリー(温室)だった建物は、現在「赤毛の森の住人オランウータン」の展示エリアになっています。
2009年にオープンしたオランウータンの展示エリアは、19世紀に建てられた、オランジェリーを改装したエリアです。
ちなみに、こちらの建造物は、温室として使われた後、一時は映画スタジオとして使われていたこともあったそうです。
映画スタジオってかなり広い施設が多いですから、いかにここが広いかお分かりいただけるかと思います。

広々としたエリアには高い木、ロープなどオランウータンがゆったりと遊んで過ごせるように、また、その姿を観察しやすい工夫が様々施されています。
人間に近いオランウータンの行動が間近に見られる・・・いや、もしかしたら、観察されているのは私たち人間かも?

室内の展示エリアも多々あります

オランウータンエリアだけではなく、極地エリアなどにもある室内展示は、どこも比較的広々、ゆったり観て回ることができます。
言葉がわからなくとも、観るだけで、触るだけで理解が出来る物も多数展示されています。

動物園なのに立派な水族館まで!

今日ご紹介しているのは、シェーンブルン動物園、ですよね?動物園なのに立派な水族館まであるんです。
珍しい貴重な生物も豊富で、展示方法も最新、一ヵ所で丸一日楽しめるなんて最高ですね!

園内には多くのフード店もあります

園内には多くのカフェ、レストラン、ファストフード店があります。
おまけに、ここシェーンブルン動物園のレストランの中には、開園前ひと時を「高級ブレックファースト」を楽しめる、とか、水族館でお酒を楽しむ「アクアディナー」、それと「サファリディナー」なんてものまであるお店があります。
動物園とはいえ、そこはシェーンブルン宮殿。
宮殿の庭でブレックファーストを頂ける?!美しい魚が泳ぐ水槽前でオシャレに食事が?!そんな素敵な体験したくないですか?

※要予約のプランもあります。
詳しくはシェーンブルン動物園公式サイト

シェーンブルン動物園 ガイド動画

さあ、旅に出かけよう!

今回は、オーストリアにある「シェーンブルン動物園」をご紹介してまいりました。
世界最古の動物園は 動物学的研究を行っているだけあり、動物の行動を知り尽くした最先端の展示方法で人気がある、なんてご存知でしたか?正直な所、海外に観光に訪れた際に、よほどの目玉がないと動物園ってなかなか足を運ばないのではないでしょうか?シェーンブルン動物園には、ジャイアントパンダを含め、希少な動物たちも多くいますし、何といっても「宮殿」ということで、その雰囲気を味わうことも出来るため、かなりおすすめです。
オーストリア観光で、シェーンブルンを訪れた際には、ぜひお立ち寄りください。