フランスの建築物最高!「シャルトル大聖堂」の絶景&歴史まとめ

wondertripでは、日々世界の絶景をお届けしていますが、ただ美しいだけではなく歴史的にも重要なエリアが数多くあります。世界遺産に登録されているフランスの「シャルトル大聖堂」も、そのひとつ。その歴史と絶景写真をご紹介します。

シャルトル大聖堂ってこんなところ

シャルトル大聖堂ってこんなところ
シャルトルはパリの南西87㎞に位置し、列車で1時間ほどで行ける街。
古城が点在するエリアにも近く、歴史ある街並みは風情があります。
そんなシャルトルで必ず訪れたい場所が、シャルトル大聖堂です。
フランス屈指の美しい大聖堂は、天に向かって伸びる2つの塔やステンドグラスに彫刻など、まさに巨大な芸術作品と言えるでしょう。
11世紀に建てられたシャルトル大聖堂は、1194年の火事でその大部分が焼失してしまいました。
しかしすぐに再建が始められ、1220年には完成しています。
わずか20年強で完成というのは、100年単位で建設することもざらだった当時からすれば、驚異的な早さでした。

シャルトル大聖堂の住所・アクセスや営業時間など

名称 シャルトル大聖堂
住所 16 Cloître Notre Dame, 28000 Chartres, France
営業時間・開場時間 8:30-19:30
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.cathedrale-chartres.org/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ロマネスクとゴシック、2つの建築様式

ロマネスクとゴシック、2つの建築様式
シャルトル大聖堂を正面から見ると、2つの大きな塔の形が違うことに気づくと思います。
正面向かって右側の塔は飾りが少なく重厚なロマネスク様式で、左側の塔は多くのモチーフを組み合わせた優美なゴシック様式なのです。
この違いが生じたわけは、1194年の火事でした。
右側の塔は奇跡的に燃え残り、左側の塔は再建と中断の後に16世紀に完成したのです。

時代と共に建築様式も変わるので、左側の塔はゴシック様式の中でも15世紀以降に流行した建築様式が取り入れられました。

このことは塔だけではなく大聖堂の随所に見られ、こうした時代も様式も異なる建築が混在しているところが、シャルトル大聖堂の特徴であり魅力です。

シャルトル大聖堂の最大の魅力・ステンドグラス

シャルトル大聖堂の最大の魅力・ステンドグラス
大聖堂の中に入ると、天井の高さにまず驚きます。
こうした高い天井もゴシック様式のひとつで、30mを超えています。
ビル10階をゆうに超える高さの天井、想像できますか?
そして、窓全面に敷き詰められたステンドグラスから降り注ぐ光は言葉を失うほどの美しさです。
特にその深い青色が、他と比べられないほどの美しさということで、「シャルトル・ブルー」と呼ばれています。
この美しいステンドグラスは、幾度もの戦火を免れてきました。
フランス革命時に略奪されることもなく、第2次世界大戦下では近隣住民がこれらを隠してドイツ軍から守り抜いたのです。
私たちが今もこれを見ることができるのは、住民たちのおかげなのですね。

壁を埋め尽くす彫刻がすごい!

壁を埋め尽くす彫刻がすごい!
見どころ多いシャルトル大聖堂ですが、外側・内側共に壁をびっしりと埋め尽くす彫刻の多さにもびっくりです。
これらの彫刻群も、12世紀の火事で焼失しなかったものと、後に再建されたゴシック様式のものと2つの様式があります。

12世紀の火事で焼け残ったものは、2つの塔がある入口とは別の入口にあります。
ここは「王の扉口」と呼ばれ、ロマネスク様式彫刻の傑作とされています。

これらの彫刻群が表しているのは、イエスとマリアの生涯です。

当時は字の読めない人も多かったため、このような彫刻や内部のステンドグラスを見ることで、聖書を理解したのです。
だからきっとこのように豪華なものをこしらえたのでしょうね。

シャルトル大聖堂を一躍有名にしたサンクタ・カミシア

シャルトル大聖堂を一躍有名にしたサンクタ・カミシア
シャルトル大聖堂は聖母マリアを信仰する人たちの巡礼地でもあります。

なぜかというと、ここにはイエスを出産したときに聖母マリアが着ていたという衣(サンクタ・カミシア)が安置されているからなのです。

これは9世紀に寄進されたもので、あの1194年の火災の際には燃えてしまっただろうとみんなが諦めかけたそうです。
しかし奇跡的に無事だったということで、いっそうシャルトル大聖堂の名が巡礼地として有名になったのでした。
たしかに、何か不思議な力が働いたのかと思わされます。
大聖堂のステンドグラスには「美しき絵ガラスの聖母」というものがあり、この聖母が着ているのがサンクタ・カミシアだそうです。

さあ、「シャルトル大聖堂」へ行こう

日本人が好きなフランスの人気観光地としては、パリの凱旋門、ルーブル美術館などが挙げられますが、歴史的に重要な意味を持つ「シャルトル大聖堂」もぜひ候補に入れてみてはいかがでしょうか。