日付が違う、スペルが違う…こんなに違う!イギリス英語とアメリカ英語

日本では現在も義務教育での英語はアメリカ英語が使われます。私も日本での英語の教育はアメリカ英語でしたし、英語に種類があるとは思ってもみませんでした。渡英して14年、完全にイギリス英語をイギリス発音で話す私。その後アメリカへ実際に滞在する機会があったのですが、これほど違うのかとびっくりすほどの体験がいくつもあったのでご紹介します。

間違った英単語?スペルが違う!

間違った英単語?スペルが違う!
学校で習った方もいるかもしれませんが、英語と米語の スペルの違いはよく見られます。
発音は同じでも、例えば劇場という単語は英Theatre 米Theater、中心という単語は英Centre 米Centerというように EとRがひっくり返って使われています。

その他、英colour 米color(色)、英 humour 米humor(ユーモア)のようにUが抜けていたり、英Licence 米License(資格)の様にCとSの使い方の違いもたくさんあります。

 

例を挙げだすと切りがないほどスペルの違いはたくさんありますが、どれも間違いではなく、ただ違うのです。
書かれた文章だけを見てもその著者がアメリが人又は米語の教育を受けた人なのか、イギリス人もしくは英語教育を受けた人なのかがすぐわかるということです。

国際化になった今、パソコンの設定は自由に変えられますが、まだまだアメリカ英語を基準にしたパソコンも多く、パソコンが勝手に私のイギリス英語のスペルが間違いだと判断し、パソコン上に赤い警告サインが出てくることは日常茶飯事です。
英語はそもそもイギリスの言葉なのに、おもしろいですね。

単語そのものが違うと会話ができない

単語そのものが違うと会話ができない
では、実際の単語の違いをみてみましょう。
全く違った単語になってしまったものがけっこうあるのです。
先ほども述べましたが、もともとイギリス英語が使われていましたが、言葉とは歴史と文化とその土地に左右され、常に発展するものです。

こではまったく違う単語をいくつか紹介します。

なす:英Aubergine 米Eggplant

ズッキーニ:英Cougette 米Zucchini

ガソリン:英Petrol 米Gasoline

薬剤師:英Chemist 米Pharmacist

おむつ:英nappy 米diaper

などです。
これも切りがないほど例があります。
アメリカではイギリス英単語が通じないこともあり、探しているものがスーパーで見つからないなんてこともありました。

一番困る違いは建物の一階、二階を表す表記でしょう。

イギリスでは建物の一階はGround Floor(グランドフロア)と呼ばれ、日本やアメリカで言う二階がFirst Floor(ファーストフロア、つまり一階)になります。
そのためエレベーターのボタンはイギリスではG,1,2,3…となり、よく注意をしないと階を間違えてしまいます。
ちなみにエレベーターも英Lift 、米Elevatorと単語が違います。

日付の書き方

日付の書き方
日付の書き方にも違いがあり、知ってないと勘違いをしてしまうこともあるので気をつけましょう。
日本では年から始まり、月、日の順ですが、イギリスでは日付は日、月、年です。
つまり、2011年6月12日は、12,06,2011などとなるわけです。

アメリカは月、日、年です。
つまり、 06,12,2011です。
見ているだけでは解りづらいですね。
印鑑を使う習慣のない欧米では、サインが日常的に使われます。
そして、サインをしたその日の日付も書く事が多いのですが、アメリカでサインをする際、癖で日付けから書いて、全然違う月になってしまうことも多々あります。

旅先などで、ホテル のフロントでサインを求められることもあるでしょう。
旅行先の習慣を知っておくと、よいかもしれませんね。

各国独自の単位は習得が難しい

各国独自の単位は習得が難しい
日本の単位はだいぶ国際化され、統一傾向にあり、寸や間、里などの尺貫法は姿を消していますが、メートルやリットルが授業の教科書で使われる今でも、日本独自のお酒の一升やお米の一合は日常で使われる単位です。

アメリカやイギリスにもこういった独自の単位が存在します。
英米で共通して使われている単位としては、メートル法の代わりにマイルやフィート、インチ、ヤード
が使われ、重さはオンス、パウンドが使われます。
長くイギリスに暮らしている私でさえ、どのくらいのものなのか想像しにくいものがたくさんあります。
子供時代に習った メートル法やグラムの単位が完全に頭を支配しているので、突然65インチと言われても、それがどのくらいの長さなのか、10オンスがどのくらいの重さなの か、想像しにくいです。
アメリカでは通用しないイギリス
独自の単位はストーンと呼ばれる重さの尺度があり、体重はストーンで表記します。
反対にアメリカでは
容積の単位のガロンが広く使われ、温度も華氏Fで天気予報やオーブンの温度設定がなされます。
イギリスでは華氏の使用は近年ほとんど見なくなったため、アメリカの天気予報を聞いていても、イメージするのが難しいです。

英米人の英語訛り

英米人の英語訛り
最後に、映画等を見てお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんがアメリカ英語とイギリス英語の大きな違いはそのアクセント(訛り)にあります。
もちろん、日本国内で東北訛りや大阪訛りがある様に、イギリス国内でも北から南まで、訛りは特徴がありますし、ましてやアメリカはとても大きな国です。
東西南北様々な訛りがあります。

しかし、一般的に英語と米語には大きな訛りの違いがあり、イギリス英語はアメリカ英語ほど巻き舌にならず、Tの音がはっきり発音される傾向にあります。
例えば、水の英語はWaterですが、イギリスではウォーター、アメリカではウォーラァーな感じになります。

良いという単語のBetterはイギリスではベター、アメリカではベラァーな感じです。
アメリカのカフェでコーヒーを注文しただけで、店員さんに「あら、イギリス人ですか?」と聞かれた事が何度もあります。
それほど発音に違いがあるのです。

イギリス英語で発音してみよう

実はアメリカではイギリス発音はセクシーだとか魅力的だと思われる傾向があり、イギリス英語の訛りがあるだけでチヤホヤされるケースもあります。
実際、日本人にはイギリス英語の方が発音しやすいですし、この際イギリス英語の発音を学んでみてはいかがでしょうか。
アメリカのカフェでイギリス英語で注文をすれば注目されるかもしれませんよ。
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