ポルトガルが古くから海洋国家であったことがわかる、大西洋に浮かぶ「アゾレス諸島」の歴史

wondertripでは世界の絶景を紹介していますが、歴史地区や古代都市などの絶景スポットは、その歴史を少しでも知ることでより観光が楽しめます。今にも残る世界遺産のストーリーは、知識欲も刺激されますね。本日は「アゾレス諸島のアングラ・ド・エロイズモの町の中心地区」をご紹介します。

アゾレス諸島とアングラ・ド・エロイズモとは?

アゾレス諸島とアングラ・ド・エロイズモとは?
アゾレス諸島は、ポルトガルの沖1000㎞の大西洋上に浮かぶ島々で、ポルトガル領になります。
その中の第3の島・テルセイラ島の南西部を占める街が、アングラ・ド・エロイズモです。
温暖な気候に恵まれ、今は保養地として知られています。
この地は1427年に発見され、ポルトガル領となりました。
新大陸(アメリカ大陸)への中継港となり、金銀や象牙、香辛料など高価な物資を積んだ船が連日のように立ち寄り、繁栄しました。
街には要塞や宮殿、教会などが造られ、ポルトガルの歴史を伝える街並みを演出しています。

1980年に大地震に見舞われ多くの建物が被害を受けてしまいましたが、修復が進み、ほぼ元の姿を取り戻しました。

Central Zone of the Town of Angra do Heroismo in the Azoresの住所・アクセスや営業時間など

名称 Central Zone of the Town of Angra do Heroismo in the Azores
住所 Portugal Angra do Heroísmo
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 施設による
参考サイト http://www.visitazores.com
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

アングラ・ド・エロイズモの街並み

アングラ・ド・エロイズモの街並み
アングラ・ド・エロイズモの家々は、白い壁と緑やオレンジの屋根がとてもカラフルです。
15世紀に街が建設されてからは、歴史ある建物が次々と造られました。
当時ポルトガルで主流だったマヌエル様式という、貝殻やロープ、船などのモチーフを散りばめた装飾豊かな建物は、ポルトガルが世界の海を支配した大航海時代の栄光を今に伝えています。
聖フランシスコ修道院、聖サルバドル大聖堂、ノッサ・セニョーラ・ギア教会など、特に教会関連の建築は至る所に見られます。
ノッサ・セニョーラ・ ギア教会もマヌエル様式で建てられており、インド航路を開拓したヴァスコ・ダ・ガマと共に冒険の旅に出た兄パウロ・ダ・ガマが埋葬されています。

街を見守る大聖堂「セ・カテドラル」

街を見守る大聖堂「セ・カテドラル」
アングラ・ド・エロイズモの街の中心部には、セ・カテドラルという大聖堂があります。
16世紀に建てられ、マヌエル様式の影響が色濃い大聖堂です。
まず目を引くのは左右対称に建てられた2つの鐘楼。
鐘の数は32個にも及びます。

内部には聖書の一場面の「最後の晩餐」や「三位一体」のモザイク画があります。
内装は外装ほど装飾がきらびやかではなくシンプルで、荘厳な雰囲気が漂っています。
中にはいくつもの礼拝堂が設けられおり、大聖堂ならではの規模です。

本来、大聖堂は聖地エルサレムの方向や日が沈む東向きに建てられるのだそうです。
しかしこの大聖堂は北向きに建てられ、その理由は街が狭いことによるスペース不足でした。

要塞の街・アングラ・ド・エロイズモ

要塞の街・アングラ・ド・エロイズモ
栄えているとはいえ、アングラ・ド・エロイズモは小さな街でした。
優雅なマヌエル様式の建物が街を彩る一方、街の周囲には要塞が造られました。
ヨーロッパと新大陸の中継地で物資が集まるため、海賊の襲撃を受けることもあり、身を守ることが必要だったのです。

最も大規模なのは、全長4㎞のサン・ジョアン・バティスタ要塞です。
1000人の兵が常駐し、300門の大砲を備えていたそうです。
16世紀末に建設されたサン・セバスチャン要塞は、今はホテルに姿を変えており、私たちも泊まることができます。
ヨーロッパの優雅さの裏に、常に外からの脅威にさらされ戦闘が行われたという二面性を感じることができますね。

アングラ・ド・エロイズモは伝説のアトランティス?

アングラ・ド・エロイズモは伝説のアトランティス?
アングラ・ド・エロイズモを含むアゾレス諸島近辺は伝説の古代国家アトランティスではないかという説は、よく耳にする話です。

近年、テルセイラ島の海底40mの深さでピラミッド状の構造物が発見されました。
島々にも同様のものが見られるため、はるか昔から人々がここで生活をしていた証拠だとも主張されています。

 

また、アングラ・ド・エロイズモでは、紀元前に活動したカルタゴ人の遺跡が見つかりました。
そのため、1427年にポルトガル人に発見されるずっと昔か ら、この地で誰かが生活をしていたと考えられています。
もしかすると、アングラ・ド・エロイズモはものすごく重要な場所なのかもしれませんね。
謎の解明を 待ちましょう。

壮大な歴史を感じて旅をしよう

いかがでしたか。
ただ息を呑む絶景に心焦がすだけではなく、その背景にある歴史を簡単にでも理解することで、世界遺産巡りはより楽しくなります。
「アゾレス諸島のアングラ・ド・エロイズモの町の中心地区」への渡航をぜひご検討ください。
photo by iStock
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