壮大&神秘的過ぎるエジプト「古代都市テーベ」の絶景&歴史まとめ

wondertripでは世界の絶景を紹介していますが、歴史地区や古代都市などの絶景スポットは、その歴史を少しでも知ることでより観光が楽しめます。今にも残る世界遺産のストーリーは、知識欲も刺激されますね。本日は「古代都市テーベとその墓地遺跡」をご紹介します。

古代都市テーベとその墓地遺跡ってこんなところ

古代都市テーベとその墓地遺跡ってこんなところ

古代都市テーベとその墓地遺跡の住所・アクセスや営業時間など

名称 古代都市テーベとその墓地遺跡
住所 Ancient Thebes with its Necropolis
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト https://worldheritagesite.xyz/thebes/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

エジプトの神秘テーベの概要と統一について

エジプトの神秘テーベの概要と統一について
テーベはエジプト・カイロの南約500kmにある、人気観光地ルクソールの旧称です。
古代エジプトのイメージがギュッと詰まった街で、壁一面の神々のレリーフやスフィンクス、砂漠など、エジプトらしさが全てここにあります!そんなテーベに首都が移されたのは、紀元前1570年ごろ。
約150年間栄え、新王国時代にはエジプト最大の都市として発展しています。

 

ナイル川を挟み、日が昇る東側はカルナックとルクソール神殿を軸とした「生者の町」、日が沈む西岸は王家の谷や王妃の谷などネクロポリス地域の「死者の町」が造られました。
壮大な建造物からは、古代エジプトの建築技術の高さを見ることができます。

エ ジプト王朝の勢力がメンフィス周辺でしか及ばなくなった紀元前2025年ごろ、北部のヘラクレオポリスを滅ぼし、テーベの支配者メンチュヘテプ2世(在位 B.C.2060-2010年)がエジプト南部の第11王朝のもと統一しました。
統一によってようやく王の力が発揮できる時代へと前進します。

中央集権国家の最盛期、中王国時代

中央集権国家の最盛期、中王国時代
エジプトを再統一へと導いたメンチュヘテプ2世は、全土を支配する中央集権体制を敷き、王都をこの土地に移しました。
テーベの地方神のアメンを太陽神ラーと習合させ、アメン・ラーとして国家の最高神とし、小さな八面の神殿が建てられます。
エジプト最大規模の遺跡アメン神殿を有する巨大なカルナック遺跡群の中で発見された最古の遺物です。
王は紀元前1976年に起きたクーデターにより終焉を迎えます。
戦国時代の織田信長のようですね。
この王朝の絶頂期はセンウセレト3世(在位B.C.1878-1840年)の時代です。
地方諸国を無力化し国内を安定させ対外政策を行ない、混乱期に途絶えていたピラミッド建設も一時復活させました。
第13、14王朝は非力で国内混乱期に入り、アジア系の傭兵(推測)のヒクソス(異国の支配者)が、宗主権を認めさせる形で支配します。

ヒクソス時代から第18王朝の樹立

ヒクソス時代から第18王朝の樹立
紀元前1574年ごろ第17王朝セケンエンラー2世(テーベの王)が、エジプト人による国土再統一を掲げ反旗を翻しますが戦死。
息子カーメスも早世し、2人の遺志はカーメスの弟イアフメス1世(在位B.C.1570-1546年)によって成し遂げられます。
メンフィスを占領した後、ヒクソスの王都アヴァリスへ進撃し紀元前1550年ごろ陥落に成功。
エジプト最大の繁栄期、新王国時代が始まりました。
約500年間で多くの遺跡が造られています。
王家の谷は、トトメス1世が、砂漠の山中に墓を建設したことが始まりです。
ピラミッド型の山と谷があり、入口が狭く警備がしやすかったのがこの土地が選ば れた理由とか。
ピラミッドが造られなくなっていた時代だったのですが、ピラミッドこそが王の象徴という意識が残っていたようですね。
気球に乗って上から 「死者の町」を見下ろす爽快なアクティビティがオススメ。
お試しあれ!

新王国繁栄の時代

新王国繁栄の時代
父の死により4歳で王となったトトメス3世(在位B.C1479-1425年)の前半期は、母ハトシェプスト女王(在位B.C.1479-1458年)との共同統治でした。
22年間は実質母が実権を握り、戦争による統治を辞め、アフリカを中心に平和的外交を目指しました。
交易の成功によって得た財源を使い、神殿を立て直すなど女性らしい繊細な政治がうまく機能し、芸術や国力が発展しました。
王女の死後、武術が得意で政治能力にも長けたトトメス3世の才能が開花しました。
古代エジプト王たちは狩りにより武勇を示しました。
トトメス3世が象狩り で仕留めた象の数はナント120頭!驚きの数だったとか。

トトメス3、4世の絶頂期を継承したのが、アメンヘテプ3世(在位B.C.1386-1349 年)。
彼はアメン神を崇拝し、カルナック神殿の福殿ルクソール神殿を建設しました。
昔はこの神殿は「ワセト」(神の集うところ)と呼ばれていました。
神殿 を見た人が宮殿みたいといったことからルクソールとなったようです。

王位継承騒動からエジプトの衰退時代

王位継承騒動からエジプトの衰退時代
第19王朝では、王子時代から勇壮果敢だったラメセス2世(在位B.C.1290―1224年)が即位後の度量の大きさから「ラメセス大王」と呼ばれています。
建設事業に力を入れ、エジプト最南部のアブ・シンベル神殿や葬祭殿のラメセイム、ルクソール神殿の増築などが代表です。

第20王朝は国力と王権が低下し治安が乱れていきます。
その後アメン神官団が膨大な財力と王家を上回る権力を得て南半分をアメン親権の王国を立ち上げました。
これにより2つに分断され、終焉を迎えます。

「生者の町」にある、カルナック神殿の夜は音と光のショーが行われ、ルクソール神殿は遺跡がライトアップされとても美しく輝きます。
多くの王が眠る「死者の町」には、謎多きツタンカーメンの財宝も見つかっています。
まだまだ謎に包まれたテーベ遺跡は、古代歴史ロマンを感じることができるスポットです。

壮大な歴史を感じて旅をしよう

いかがでしたか。
ただ息を呑む絶景に心焦がすだけではなく、その背景にある歴史を簡単にでも理解することで、世界遺産巡りはより楽しくなります。
「古代都市テーベとその墓地遺跡」への渡航をぜひご検討ください。
photo by iStock