世界最小の国バチカン市国。その歴史は壮大だった

公開日:2019/3/18 更新日:2020/3/6

東京ディズニーランドよりも小さな「バチカン市国」。いまでは神々しく穏やかな雰囲気に包まれているイメージですが、ドロドロとした歴史や疫病による人口激減、さらには一時期盗賊がはびこり教会は家畜小屋になった時代もあったほど!近代には「ローマ問題」が発生し揺れに揺れたことは、世界史で習った方もいるでしょう。旅行の前に知っておきたい「バチカン市国」の歴史をまとめてみました。

バチカン市国ってこんなところ

バチカン市国ってこんなところ

バチカン市国の始まり

バチカン市国の始まり
国の3分の1が庭園という美しい国で、その眺めはうっとりしてしまうほど…世界最大級の教会「サン・ピエトロ大聖堂」という大聖堂を中心とした、カトリック教会(キリスト教の伝統的な教派)の総本山です。


バチカン市国の歴史を簡単にまとめると、まず4世紀に「サン・ピエトロ大聖堂」が建立されたのがはじまり。
イエス・キリストの弟子であった聖ペトロの墓の上に大聖堂を建てたそうな。8世紀に教皇に土地が与えられ、19世紀まで教皇の領地と共に栄えたということですから、カトリックとは切り離せない深い歴史を持つ国といえますね。
1929年にイタリアの国家統一がなされた時に、領土問題で対立。
教皇領を手放す代わりに独立国家となり、今日のバチカン市国に至ります。

さて、バチカン市国の歴史を順を追ってみていきましょう。
この小さな国家に秘められた大きな歴史は、仰天すること間違い無し。
ぜひ読み進めてください。

イエスキリストの弟子ペテロの墓の上に建立したのがはじまり


いまバチカン市国がある場所は、古代ローマにおいては郊外にあったため、人は住んでいなかったようです。そこに、324年にローマ皇帝の「コンスタンティヌス1世」が、イエスキリストの弟子「ペテロ」の墓が建つ丘に、「サン・ピエトロ大聖堂」を建てたのが始まりです。
「コンスタンティヌス1世」は、ローマ皇帝としては初のキリスト教徒ということでしたので、思い入れもあったのでしょう。

ここからバチカン市国はカトリック教会の本拠地として発展していきます。

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