気温-70℃!世界で最も寒いロシアの街「オイミャコン」に人が住む理由

公開日:2019/10/29 更新日:2020/3/7

寒さの限界を超えた街

なんとなく温度の感覚がわかったところで、世界一寒い街、ロシアのオイミャコン(Oymyakon)の平均気温ですが、なんと-50℃。
1993年に「世界一寒い街」として認定されたときには、気温は-70℃を記録しました。
ロシアの北東部に位置し、北極圏が目と鼻の先にあるオイミャコンには四季がなく、一年の半分以上が冬。
一日のうち、21時間は太陽が顔を出すことはなく、一日のほとんどが寒さと暗闇に包まれています。
このような極限の寒さであっても、“街”と呼ばれるからには、もちろん住民がいて、子供200人と大人300人ほどがここで生活を送っています。

寒さでメガネがとれなくなる

外に出て2,3分もすれば凍傷になってしまうほどの寒さのオイミャコンでは、外出をする際にはメガネをかけることは禁物です。
一度耳にかけようものなら、冷え切ったメガネの金属部分が皮膚に完全にくっつき、外すことができなくなります。
同じように、ドアのノブを素手で掴めば、一生そのノブを離すことはできませんし、写真におさめたい珍しい光景だからといって、カメラを顔につけたら最後です。
地面が凍りついているため、穴を掘ることは難しく、家の配管を設置することもできないので、トイレは家の外に置かれることがほとんです。
メモをとろうとするとペンのインクも凍り、外出に使った車のエンジンを切ってしまうと、二度とかからなくなるため、エンジンはかけっぱなしです。

ひどい寒さの中で大口を開けて友達と井戸端会議を始めようものなら、唾液が凍り、それが針のようになって唇に刺ささりそうになる経験をした人もいたそうです。

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