王朝の雰囲気を感じる旅。ウズベキスタン・ブハラで見るべき観光スポット5選

アジア砂漠地帯「オアシス都市」の一つであるウズベキスタン・ブハラ。9世紀に宗教者などによって栄えたこの街は、チンギス・ハーン来襲(1220年)により1度は壊滅。その後15世紀に多くの宗教施設が建設され、シャイバニー朝の中心地として復活を果たしました。今回はそのような波乱の歴史を歩んだ街・ブハラの観光スポット5選を紹介します。

幾何学模様に注目・イスマーイール・サマニ廟

幾何学模様に注目・イスマーイール・サマニ廟
イスマーイール・サマニ廟は、中央アジア最古のイスラム建築とされる建築物。
892年の着工から51年をかけて建てらてたもので、中にはサーマーン朝(873年~999年)の王族が眠っているとされています。
内部に入ると幾何学模様が刻まれたレンガの壁面を目にすることができ、天気の良い日には日光の加減で凹凸の色が変わる場面を見ることもできます。

サイズは9m四方の可愛い大きさで、壁の厚さが1.8m、日干しレンガを積み上げた構造です。
モンゴル軍が来襲した時はほとんどの部分が土に埋まっていて、周囲がお墓だったこともあって、モンゴル軍に気付かれることはありませんでした。
おかげで他の建築物の大部分が破壊されたブハラにあっても、壊されること無く残る事ができました。
発掘されたのはソ連時代の1925年です。
ウズベキスタン観光情報より

イスマーイール・サマニ廟 Ismail Samani Mausoleumの住所・アクセスや営業時間など

名称 イスマーイール・サマニ廟 Ismail Samani Mausoleum
住所 M. Ashrafi Str., Buxoro, ウズベキスタン
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト https://en.wikipedia.org/wiki/Samanid_Mausoleum
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

幸せを呼ぶ泉・チャシュマイ・アユブ廟

幸せを呼ぶ泉・チャシュマイ・アユブ廟
4つのドームが特徴的な建築物は、サーマーニ公園出口にあるチャシュマイ・アユブ。
旧約聖書・ヨブ記に登場する預言者・ヨブが、日照りに苦しむこの地に泉を作り出したことから「預言者ヨブの泉」という別名もあります。
現在の内部には実際に水が出ている「預言者ヨブの泉」コーナーがあり、訪れる人の多くがこの水で手を清めていくそうです。

サーマーニ公園から見える所に特徴あるこの廟が建っている。
14世紀から19世紀にかけて何度も立て増しれたため複雑な形をしている。
長方形の建物に大小のドームと丸い尖った屋根が印像的である。
預言者ヨブとの繋がりは色々な伝説がある。
日照りで水がない時に、地元の人は彼に水を求めてきた。
ヨブが杖で土を打つ。
するとそこから治効の水が湧き出してきたのだ。
今もその水が飲める。
「ミトラ・トラベル」旅行会社より

チャシュマイ・アユブ廟 Chashma-Ayub Mausoleumの住所・アクセスや営業時間など

名称 チャシュマイ・アユブ廟 Chashma-Ayub Mausoleum
住所 Pistaskkanon Str., Buxoro, ウズベキスタン
営業時間・開場時間 9:00 – 18:00
利用料金や入場料 2000スム
参考サイト https://en.wikipedia.org/wiki/Chashma-Ayub_Mausoleum
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現在は石造りのみが残る・アルク城

現在は石造りのみが残る・アルク城
世界遺産登録されたブハラ旧市街地にあるアルク城は、紀元前4世紀頃に完成した城と言われています。
アルク城のあるこの地はブハラ発祥地との言い伝えがあり、ブハラ・ハーン国(16~20世紀のイスラム王朝)の拠点として栄えました。
城自体は16世紀頃まで破壊と修復を繰り返したのち、1920年にソビエト赤軍の爆撃によって跡形もなく破壊。
現在は外部の石造りが残るのみとなっています。

このアルク城辺りが古代ブハラの発祥の地だと言われ、少なくとも紀元前4世紀頃から存在していたようです。
アルクというのは『城塞』を意味し、歴代ブハラ・ハーンの居城でした。
7世紀にはフタ・ハウタンという女王が、このアルク城砦でアラブと戦ったそうです。
モンゴル軍が襲来してきた時は、多くの住民がアルク城に立てこもって抵抗しましたが、結局チンギス・ハーンによって大虐殺され、城も破壊されてしまいました。
ウズベキスタン観光情報より

アルク城 Arkの住所・アクセスや営業時間など

名称 アルク城 Ark
住所 Mirzo Khait Str, Buxoro, ウズベキスタン
営業時間・開場時間 09:00-18:00
利用料金や入場料 2400スム(Regional Studies Museum)
参考サイト https://en.wikipedia.org/wiki/Ark_of_Bukhara
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イスラム教徒が集う場・カラーン・モスク、ミナレット

イスラム教徒が集う場・カラーン・モスク、ミナレット
カラーン・モスクとミナレットは共に同じ土地に建つ歴史的建築物。
エメラルドのドームが特徴的なカラーン・モスクは8世紀頃完成の礼拝堂で、現在の建物は16世紀に建て直されたもの。
もう一方のカラーン・ミナレットは、イスラム教徒に礼拝を呼びかける目的で使われた塔。
内部にある105段の階段を登ると頂上に行くことができ、そこからはブハラの街並みを眺められるようになっています。

カラーンとは「大きい」という意味。
その名のとおり高さは46.5メートル、ブハラの旧市街に一番高く、町のどこからでも見えるブハラのシンボルです。
1127年にカラハーン朝のアルスラン・ハーンによって建てられたものです。
ミナレットは、金曜日と祭日に信者にお祈りに呼びかけるという役割の他に、見張りの塔でもあり旅人の目印でもありました。
ブハラを目指してくる旅人は、遠くからこの塔を目指してやってきたといいます。
advantourより

カラーン・モスク、ミナレット Kalyan Mosque, Kalyan minaretの住所・アクセスや営業時間など

名称 カラーン・モスク、ミナレット Kalyan Mosque, Kalyan minaret
住所 2 Eshony Pir Street, Bukhara 705000 ウズベキスタン
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト https://en.wikipedia.org/wiki/Kalyan_minaret
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校舎として使われた4本の塔・チャハルミナール

校舎として使われた4本の塔・チャハルミナール
ブハラ旧市街地に立つエメラルドの4本塔は「チャハルミナール」と呼ばれる塔。
1807年に建設された塔で、マドラサ(イスラム教について学ぶ神学校)の校舎として使われていたそうです。
ちなみに塔が4本になっているのは、塔を建設した商人が自分の娘4人のことを思いながら作ったためとのこと。
また4本の塔はそれぞれ細かい違いがあると言われ、間近で見てみるとその違いがわかることでしょう。

ウズベキスタンはブハラの主な観光ポイントから、少し離れた旧市街にチャル・ミナル(チョル・ミナル、チャハル・ミナール)はあります。
私たちが宿泊したホテルザルガロンからは1km弱の距離がありました。
あまり人通りも多くなく、わかり難い狭い路地の先にあるので、着くまでには多少迷うかもしれません。
4つの青い屋根がチラッと見えた時は、それはホッとしたものです。
ウズベキスタン観光情報より

チャハルミナール Chor Minorの住所・アクセスや営業時間など

名称 チャハルミナール Chor Minor
住所 Khodja Nurobobod Str., Buxoro, ウズベキスタン
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト https://en.wikipedia.org/wiki/Chor_Minor
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変わらぬ雰囲気を感じに行く旅

繁栄から壊滅、そして復活という歴史を歩んだブハラ。
シャイバニー朝以降に建設された建物は宗教要素の濃いものが多く、現在でも当時の雰囲気を感じ取ることができます。
ブハラの観光スポットを回る際には当時の雰囲気を感じつつ、人々が込めた祈りに耳を傾けながら観光してみてはいかがでしょうか。
photo by iStock