米国滞在者が感じた、アメリカ国民の「ハンバーガー」への本気度

日本の国民食といえば、納豆や白米、お魚、お刺身でしょうか。では、アメリカの国民食といえば、ハンバーガーやピザになります。アメリカのレストランでは確かにハンバーガーのメニューがならび、街中でも気軽にハンバーガーを食べることができます。今回は、そんなハンバーガーについてご紹介します。

ハンバーガーに本気で取り組むアメリカ国民

ハンバーガーに本気で取り組むアメリカ国民
アメリカ本場のハンバーガー。
日本でも定着しており、また新店舗がトレンドになることもありますが、その種類はとても幅広いものです。
手軽なファーストフードに始まり、昨今では日本のレストランでも、高級バーガーと名をうった、お皿で提供され、フォークとナイフで食べるような、価格にして1000円~2000円を超える高級ハンバーガーが流行り始めています。

日本でも「寿司」への並々ならぬ愛情と努力はクレイジーだと思います。
1皿100円の寿司屋があると思えば、ひとり1万円以上が当たり前の寿司屋もあり。
こんなに価格差がある同じ料理ってなかなか無いと思いますし、日本人の「寿司」に対する本気度は相当なものであると思うのです。

アメリカにおいてその立場にあるのが「ハンバーガー」であると感じます。
米国に過去滞在をしておりましたが、いつも感じていました。
アメリカですごいのは、レストランでのハンバーガーのこだわりがすごいことなのです。

とことんこだわる具材への貪欲な追求

とことんこだわる具材への貪欲な追求
例えばパテ、お肉のことですが、必ずといっていいほど、焼き具合を聞かれます。
ステーキを頼む時のようにです。
赤みの残るレアにすればふわふわで肉汁もたっぷり。
逆にしっかりウエルダンで焼けば、まわりもカリッと、中までしっかり火の入ったお肉で出されます。

挟む具材も、さままざまです。
野菜だけではなく、アメリカではメジャーな、大きなポルトベーロというマッシュルームをソテーしてサンドしたり、野菜も、生野菜よりグリルした野菜をがっつり挟むことが多いです。

ソースにもこだわりがあり、もはや、マヨネーズ・マスタード・ケチャップといった当たり前のものではなく、お肉料理に添えるソースとして作り込まれたソースが別添えであったり、かけてあったりと美味しさのために、貪欲に追求され作り込まれています。

妥協しない、ハンバーガーへのこだわり

バンズに関しても、それらのボリューミーな具材を包み込めるものが、具材にあわせてアレンジされます。
よく使われるのは、ブリオッシュというパンです。
卵を多く使い、それだけでも、リッチな味わいです。
食感はふんわりと軽く、あくまで具材をメインに味わえるように邪魔をしない存在となっています。

ビジュアルもとても重視するアメリカ人なのですが、このバンズ、卵が多く含まれるため、見た目もツヤっとした焼き色が素敵なバンズで食欲をそそります。

見た目もゴージャスな、ボリューミーなハンバーガーを作り上げるのです。

日本人の感覚からすると、ハンバーガーなのにそこまで?と思うかもしれませんが、それこそ、高級なお店になればなるほど、本格的に高級なお肉を用いたパテを使い、ロブスターなども挟み込んでしまうこともあり、もはや軽食ではなく、立派なメイン料理としての地位を確立しているのです。

ヘルシー嗜好も忘れません

ヘルシー嗜好も忘れません
最近では健康嗜好の人が増えていることもあり、ベジタブルバーガーも流行っています。
それはバンズの代わりに生野菜で具材をつつみこんだり、中にはさみこむパテをベジタブルミートで作ったパテを使用したりしたものです。

アメリカでは、スーパーなど街中で、ベジタブルミートは種類多く取り扱われていて、しかも、その味や種類も豊富です。
何も言われずに食べたら、それがベジタブルミートであることに気がつかないくらい上手に作られています。

健康や宗教の関係で人々の嗜好は様々ですがそれらに対応した食材が選びやすいアメリカでは、様々な種類のハンバーガーがあり、その独創性には驚かされます。

日本でも広まり始める本場のハンバーガー

日本でもアメリカから上陸のハンバーガーが流行り始めていますが、まだまだ、ハンバーガーにそんなに高値を払う?という感覚があります。
気軽に食べたい時のハンバーガーと、お料理として楽しみたい時のハンバーガーがあると認識し、それらは別物なんだっと、多くの人が理解したら、日本でも、アメリカからの追求しつくした本格的なハンバーガーがもっと流行るかもしれません。

日本では、お米をバンズに見立てたライスバーガーもすでにあります。
もしかしたら、日本独自飲もっと美味しいハンバーガーを、日本から世界に発信できる日も近いかもしれませんね。

本場のハンバーガーショップはここだ!

日本上陸しているところ、していないところをあわせ、いくつかハンバーガーショップをご紹介します。

西海岸発祥のハンバーガーショップ「IN-N-OUT」

日本では無名ですが、カルフォルニアでハンバーガーを食べたいというと高頻度でおすすめされるのが、ここ「IN-N-OUT」。
ハンバーガーの種類はとてもシンプル!ハンバーガー、チーズバーガー、ダブル・ダブル(ダブルチーズバーガー)の3種類のみを取り扱っています。

どの店舗もとても人気で、行列が絶えません。
注文を受けてから作り始めるこだわりに、愛情を感じます。
セットでも10ドル以内で楽しめます。

オバマ大統領もお気に入り!?「FIVE GUYS」

東海岸を代表するような存在感のある「FIVE GUYS」。
ハンバーガーのトッピングが選び放題なので、濃厚な味がおこのみな現地の方々には大好評!ヘルシー志向の高まりにも答えており、トマトやレタスなど野菜も揃えています。
ただ、結局「全部入り」(Everything!と注文する)のが人気なんですけどね。

ポテトの尋常ではない量はこの御店でも定番。
こちらもセットで10ドル以内で食べることができます。

ニューヨークで大人気の「Shake Shack」、恵比寿にも出店!

最後にご紹介するのは「シェイク シャック(Shake Shack)」。

ニューヨーク発、世界9カ国で73店舗を展開するハンバーガーブランドです。
ニューヨークのど真ん中、タイムスクエアを始め、ニューヨークだけで3店舗を構えています。
日本

2000年代からアメリカでも高まった健康食材への意識を受け、新鮮素材にこだわりながらもシンプルな味わいが楽しめるスタイルが支持を集めました。
シンプルと油断することなかれ、とっても美味しいです。

本場のハンバーガーを食べに行こう

日本でも美味しいハンバーガーは食べることができますが、アメリカのそれは格別だと思います。
同じ食材、同じレシピをもってしても再現できない、文化の根本に染み付いている「本場の味」がにじみ出ているようです。
アメリカにハンバーガーだけを食べに行きたくなってきました!
photo by iStock