夏のロンドンで世界最大級のクラシック音楽祭に行ってみよう!「BBCプロムス」

毎年7月中旬から2か月間、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで世界最大級の音楽祭「BBCプロムス」が開催されます。世界的に有名な指揮者や演奏家、オーケストラが毎日演奏を繰り広げ、多彩なプログラムがクラシックファンに限らず様々な人が楽しめる音楽祭です。バッハやベートーベンのような王道クラシックやオペラの名曲に加え、クラシックタッチを加えたゴスペルやポップミュージック、世界的DJとのコラボなど、幅広く音楽を楽しめる仕掛けになっています。とは言え膨大な演目の中から何を選ぶか悩ましいところですね。ここではBBCプロムスの特設サイト「BBC PROMS」のカテゴリーを参考に見ていきましょう。

作曲家で選ぶ

作曲家で選ぶ
まずはシンプルに作曲家とその年のプロムスで演奏される曲目から選んでみましょう。
「BBC PROMS」特設サイトには作曲家の名前をアルファベット順に、名字の頭文字で検索することができるようになっています。

作曲家の名前はわかっても曲目までは…という方もご安心ください。
サイトでは全ての曲の有名なフレーズが視聴できるのです。
クラシック音楽はCMや映画・ドラマのテーマ曲など、意外に日常生活の中で流れています。
好きな曲、何となく聞いたことがある、おなじみの曲がありますよ。

指揮者・演奏者で選ぶ

指揮者・演奏者で選ぶ
こちらも「BBC PROMS」のサイトで検索できます。
カリスマ指揮者が指揮をする演目は毎回大人気でチケット争奪戦になります。
早めにチェックして手に入れましょう。

近年ではダニエル・バレンボイムやサイモン・ラトルが指揮をしています。
世界的なソロ演奏者も多数参加。
またロンドンの5大オーケストラである、ロンドン交響楽団(LSO)、ロンドンフィルハーモニー管弦楽団(LPO)、フィルハーモニア管弦楽団、BBC交響楽団、ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団(RPO)を始め、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団のようなヨーロッパの一流オーケストラも来演します。

22時過ぎから始まる「レイト・ナイト・プロムス Late Night Proms」を選ぶ

22時過ぎから始まる「レイト・ナイト・プロムス Late Night Proms」を選ぶ
プロムスには22時過ぎから始まるプログラム「レイト・ナイト・プロムス」があります。
終電に間に合うよう23:30には終わりますが、金曜の夜は立ち見席まで満席になるほどです。

内容はおなじみのクラシックに加えてジャズやポップス、ゴスペルなどです。
その時々に旬のアーティストを招いたり、その年の出来事に絡めた演目があったりします。
2016年には同年亡くなったデビッド・ボウイをクラシック音楽の中で再解釈する、という企画も。

フェスティバル感で選ぶ

世界最大級の音楽祭、初日の夜と最終日の盛り上がりは格別です。
特に最終日の夜「ラスト・ナイト Last Night」は、観客が英国旗のユニオンジャックを始め世界各国の国旗を振り、演奏の合間には風船を飛ばしクラッカーを鳴らし、お祭り状態になります。

曲目も「威風堂々」「ルール・ブリタニア」「エルサレム」と英国が誇る名曲の数々。
最後は演奏なしで「蛍の光」を観客も一緒に大合唱します。
愛国心一辺倒ではない、不思議な一体感。
感激すること間違いなしです。
ただし、チケットの入手は極めて困難…。

チケットが売り切れでもあきらめないで~Proms in the Park

チケットが売り切れでもあきらめないで~Proms in the Park
最終日のチケットが手に入らなくても、イギリス各地の公園で行われる「プロムス・イン・ザ・パーク」というイベントに参加できます。
会場には設置された巨大スクリーンで、ロイヤル・アルバート・ホールのラスト・ナイトの様子を見ることができるのです。
ピクニックをしたり、特別ゲストのパフォーマンスが観られたり。
野外でも大盛り上がりです!

夏のロンドンで音楽を楽しもう!

BBC プロムスのチケットは当日立見席5ポンド、通常チケットで7.5ポンド~100ポンドです。

購入方法は以下の3通りです。

・メイン会場であるロイヤル・アルバート・ホールのチケット売り場

・電話

・特設サイト「BBC PROMS」のオンラインショップ

ロイヤル・アルバート・ホールの豪華な内装も一見の価値あり。
爽やかな夏のロンドンで気軽にクラシック音楽を楽しんでみてくださいね。

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