マレーシアにある交通の要所、マラッカ海峡の歴史的都市群「ジョージタウン」

wondertripでは世界の絶景を紹介していますが、歴史地区や古代都市などの絶景スポットは、その歴史を少しでも知ることでより観光が楽しめます。今にも残る世界遺産のストーリーは、知識欲も刺激されますね。本日は「マラッカ海峡の歴史的都市群」をご紹介します。

マラッカ海峡の歴史的都市群ってこんなところ

マラッカ海峡の歴史的都市群ってこんなところ

Muzium Pulau Pinangの住所・アクセスや営業時間など

名称 Muzium Pulau Pinang
住所 Lebuh Farquhar, George Town, Pulau Pinang, Malaysia‎
営業時間・開場時間 現地時間9:00-17:00
利用料金や入場料 1リンギット
参考サイト http://www.penangmuseum.gov.my/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

マラッカ海峡とジョージタウンの歴史

マラッカ海峡とジョージタウンの歴史
マラッカ海峡はマレー半島とスマトラ島と隔てる海峡で、太平洋とインド洋を結ぶ海上交通の要衝です。

ジョージタウンはマラッカ海峡に浮かぶ「東洋の真珠」ペナン島の中心都市で、マレーシアでは首都クアラルンプールに次ぐ第2の都市です。
島と半島はペナンブリッジで結ばれており、フェリーも往来していて交通に不便はありません。
クアラルンプールからも飛行機で1時間です。

200年前までジャングルだったこの地ですが、18世紀、イギリスの入植によりジョージタウンが建設されました。
街の名は当時の英国王にちなみます。
イギリスでは紅茶の大流行もあり、中国からの交易路を押さえたいという意図もあったそうです。

イギリス統治時代を感じさせる建造物

イギリス統治時代を感じさせる建造物
18世紀にイギリスの植民地となってから、ジョージタウンにはその影響を受けた建物が多く造られました。

街のシンボルとなっているシティーホールは、白亜のイギリス風コロニアル様式が美しい建物です。
イギリスが大英帝国だったころの威厳と風格を感じさせます。
現在は市議会議場となっているため中には入れませんが、外から見るだけでも素晴らしさがわかりますよ。

1786年、東インド会社総督フランシス・ライトが初めてこの地に上陸したという場所に造られたのが、コーンウォリス要塞です。
大砲が今も海に向かって設置されています。

また、この近くにはビクトリア女王即位60周年を記念して建てられた時計台もあります。

多文化!ジョージタウンの宗教施設

多文化!ジョージタウンの宗教施設
イギリス人以外にも、現地のマレー人、商人としてやってきた中国人やアラブ人など、ジョージタウンには多種多様な人々が住んでいました。
そのため、宗教施設も様々です。
英国国教会のセント・ジョージ教会、中国系の人々が造った観音寺やペナン一豪華な中国寺院と言われるクー・コンシ。
インド系イスラムの人々によるカピタン・フリン・モスクは塔がドーム型になっているのが特徴です。
一方、アラブ人商人が建てたアチェ・モスクは塔に小窓がついたスマトラ様式となっています。

ヒンドゥー教寺院のスリ・マハ・マリアマン寺院は、神々の色鮮やかな彫刻が目を引きます。

服装規定や見学制限がある施設もあるのでお気を付け下さい。

ババニョニャたちが住むショップハウス

ババニョニャたちが住むショップハウス
ジョージタウンでよく見られるのが、住居と店舗が一体となった長屋のような建物:ショップハウスです。

この歴史は100年を超え、イギリス統治下で暮らした人々の生活を今も感じることができますよ。

間口が狭く奥行きが広いのは、当時間口の広さに応じて課税されたからとも言われます。
また、1階がアーケード上の通路になっているのは、玄関から最低5フィートを公共通路とするようにイギリス統治下で定められたからだそうです。
このおかげでスコールや日光を避けることができるのですから、ありがたいですね。

今は土産物屋やカフェが多く見られ、ババニョニャというマレー文化を取り入れた中国人が多く住んでいます。

アートの街ジョージタウン

アートの街ジョージタウン
ジョージタウンの街中を散策していると、ところどころに大きな壁画を見つけることができます。
建物の壁一面に描かれていたりして、一体なんだこれはと驚かされますが、これはれっきとしたオフィシャルな作品です。

リトアニア人アーティストの作品を中心に、18の壁画が描かれています。

また、特に近年人気急上昇中の街角アートが、アイアンアートというものです。
針金一本で絵を描く、いわゆる針金の「一筆書き」ですね。

昔の人々の生活風景を描いたもので、なんと説明書きの英文も針金でできています。

52作品もあるので全部見つけるのは大変ですが、ぜひ制覇してみたいものですね。
これを目当てに訪れる旅行者もいるそうですよ。

壮大な歴史を感じて旅をしよう

いかがでしたか。
ただ息を呑む絶景に心焦がすだけではなく、その背景にある歴史を簡単にでも理解することで、世界遺産巡りはより楽しくなります。
「マラッカ海峡の歴史的都市群」への渡航をぜひご検討ください。
photo by iStock