古代エジプト時代の首都であった街エクソールに眠る神殿たち

エジプト中部の街・ルクソールは、かつて「テーベ」という古代エジプト時代の首都であった街。エジプト新王国時代(紀元前1570年頃 – 紀元前1070年頃)にファラオ(エジプトの王)が自らの墓を作った場所でもあり、その時代の遺跡は墓地遺跡として世界遺産に登録されています。今回は古代エジプト時代の香りが残る街、ルクソールの観光スポットを紹介します。

巨大な神殿群・カルナック神殿

巨大な神殿群・カルナック神殿
ルクソール近郊の街、カルナックにある神殿群。
内部にはいくつかの神殿が作られていますが、その中でも注目は神殿群最大規模の「アムン大神殿」です。

その中の大列柱室という部屋には大きな柱が設置されており、傘型とつぼみ型の2種類があります。
これらは「取り込まれる光によって花が咲く」様子を表現するために作られたとされており、見る際はその芸術性の高さに注目して見てみては。

ルクソールはエジプト帝国の首都としてテーベと呼ばれ、何世紀にも渡って栄華の中心にあったが、現在ではその面影をみつけるのは難しい。
中王国時代のBC2000年頃から数度にわたって首都がおかれたが、BC672年の異民族の略奪を受けたことに始まりアレキサンダー大王遠征後のプトレマイオス軍により完全に破壊され、ローマの支配下の時代には街は瓦礫の山だったという。
そのためか、この場所はローマ軍の駐屯地になっていたようだ。
エジプトの旅より

カルナック神殿の住所・アクセスや営業時間など

名称 カルナック神殿
住所 East Bank Of Luxor
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%8A%E3%83%83%E3%82%AF%E7%A5%9E%E6%AE%BF
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歴代の王が眠る場所・王家の谷

歴代の王が眠る場所・王家の谷
エジプト新王国時代に岩を掘って作られた岩窟墓。
ここでは新王国時代の王の墓が60以上発見されていますが、その中で観光客が見られるのは十数か所ほど。

墓で代表的なものは18代王朝・ツタンカーメンの墓で、石棺の置かれた玄室にはツタンカーメンのミイラが安置されています。
また玄室正面の壁にはツタンカーメンと後継者・アイ王の絵が描かれているので、そちらも合わせてチェックしておきたいところ。

王家の谷という名称は、1400年間忘れられていたヒエログリフを解読し、古代エジプト史への重い扉を開け放った功績者、フランス人考古学者ジャン・フランソワ・シャンポリオンであるといわれている。
その名の通りこの涸れ谷には新王国時代500年を彩ったあらゆる世代の王たちが埋葬されているのだ。
この谷は、かつて軍事大国にして世界唯一の超大国だった古代エジプト王国の最高権力者だったファラオたちが最後に求めた、永遠の住みかだったのである。
南風博物館より

The Valley of The Kingsの住所・アクセスや営業時間など

名称 The Valley of The Kings
住所 West Bank, Luxor
営業時間・開場時間 現地時間6:00-17:00 (夏期は6:00-18:00)
利用料金や入場料 70エジプト・ポンド (学生35エジプト・ポンド)
参考サイト http://www.sca-egypt.org/eng/SITE_VOK.htm
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ルクソール中心部の神殿・ルクソール神殿

ルクソール中心部の神殿・ルクソール神殿
カルナック神殿にある「アムン大神殿」の付属神殿として、ルクソールの中心部に建設された神殿。
カルナック神殿とはスフィンクスの置かれた「スフィンクス参道」で結ばれていました。

かつて第一塔門には2本のオベリスク(古代エジプト時代に作られた記念碑)がありましたが一方は1819年にフランスへ寄贈、現在パリのコンコルド広場に置かれています。
また神殿中央を壊して作られたガーマ(イスラム教のモスク)は、ラマダン(断食)半月前に大規模な祭りを行う場所として有名。

ルクソール神殿はカルナック神殿同様にアメン神を祀るもので、オベトの祭礼を行うために造られたものです。
オベトの祭というのは、毎年、ナイルの増水期に行われるアメン神と妻ムト女神の結婚の祭礼。
聖なる船にアメン神像を載せ、10日間に渡ってお祭りをしたのだそうです。
そのため、神殿には祭りの様子を描いたレリーフが数多く残っています。
遺跡ときどき猫より

ルクソール神殿の住所・アクセスや営業時間など

名称 ルクソール神殿
住所 Luxor, Egypt
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%A5%9E%E6%AE%BF
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西岸にある2体の巨像・メムノンの巨像

西岸にある2体の巨像・メムノンの巨像
メムノンの巨像は、ルクソール西岸に渡ってすぐに見える2体の巨像。
第18王朝のファラオ・アメンホテプ3世の座像であり、「メムノン」の呼び名はギリシャ神話に登場するエチオピア王の名前からつけられています。

かつては像近くに葬祭殿もありましたが、後の王・メルエンプタハが自身の葬祭殿建設時に石材を使用するため破壊してしまいました。
紀元前27年に発生した地震のヒビで異様な音がした時期もあったようですが、改修が行われた現在は静かになっています。

座像の椅子の側面には有名なセマ・タウイの儀(上下エジプトを象徴する蓮の花とパピルスを、2人のナイル川の神ハピによって束ねているレリーフで、上下エジプトの統一を表しています。)のレリーフが彫られています。
このセマ・タウイのレリーフは、一般的に座像横のデザインとして彫られている事が多いので、座像を見たら是非チェック♪してみてくださいね。
旅行比較サイト トラベルコちゃんより

メムノンの巨像の住所・アクセスや営業時間など

名称 メムノンの巨像
住所 Thebes,Luxor,Egypt
営業時間・開場時間 現地時間6:00-17:00
利用料金や入場料 無料
参考サイト https://ja.m.wikipedia.org/wiki/メムノンの巨像
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女王の功績をたどる・ハトシェプスト女王葬祭殿

女王の功績をたどる・ハトシェプスト女王葬祭殿
ルクソール西岸にある建築物で、断崖を利用した作りが特徴的。
古代エジプト初、そして唯一の女王であるハトシェプストの葬祭殿で、彼女の側近・センムトが設計しました。
補佐を務めていた後のファラオ・トトメス3世が権力を握った際に建物の一部を破壊しましたが、女王の生誕やプント(現在のソマリア)交易を表現したレリーフは残っています。
そこからは、ハトシェプストが外国との通商に力を入れていたことがわかります。

谷をくり貫いて神殿が造ってあり、遠方からでもわかるほど、圧倒的な大きさです。
修復がされてはいるようですが、ほぼ、完ぺきな形で柱や像が残っており、とても、美しいのが印象的でした。
なお、ルクソール市内からは、王家の谷とセットでツアー、タクシーで行くのが現実的と思います。
tripadvisorより

Temple of Hatshepsut at Deir el Bahariの住所・アクセスや営業時間など

名称 Temple of Hatshepsut at Deir el Bahari
住所 Luxor 23512, Egypt
営業時間・開場時間 6:00~17:00(夏季は~18:00)
利用料金や入場料 25エジプト・ポンド
参考サイト https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%88%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%97%E3%82%B9%E3%83%88%E5%A5%B3%E7%8E%8B%E8%91%AC%E7%A5%AD%E6%AE%BF
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大規模な遺跡をじっくり見ていこう

ルクソールの遺跡は一つ一つが大規模なもので、じっくり見るには時間が必要かもしれません。
時間に余裕を持たせて見に行くことをおすすめします。
また世界遺産であるルクソールの街並みは、夕日が沈む時間に見ればさらに美しく見えると言われているため、そこにも注目してみてはいかがでしょうか。
photo by iStock