スペイン統治時代の面影残る高原都市。ペルー「クスコ」の美しい風景

標高約3400mの地にある高原都市クスコ。インカ帝国(1438年~1533年)首都であった時代、その後のスペイン統治化時代を経験したこの街には、両文化を思い起こさせる歴史的建築物が多く残っています。今回はインカ時代とスペイン文化が融合し、1983年に世界遺産都市となった街・クスコで見ておきたい観光スポットを紹介します。

緻密な造りは必見・サクサイワマン

緻密な造りは必見・サクサイワマン
クスコ北部に位置するインカ帝国時代の遺跡。
外観はインカ帝国において崇められていたピューマをイメージして造られたとされ、石組みのところどころに動物をかたどった部分があります。

かつては城塞や宗教施設として使用され巨大な塔も建っていましたが、1536年のスペイン軍との反乱後に大部分は壊滅。
現在はわずかな部分しか残っていませんが、隙間なくきっちり組まれた塔の支え部分は必見。
緻密な造りに驚かされることでしょう。

インカ帝国があった有名な古代都市クスコ。
今でもインカと中世スペインが融合したような不思議なたたずまいの都市ですが、その郊外1.5キロのところにあるのが有名なサクサイワマン城砦の遺跡です。
インカの石組みの複雑さ、精巧さは有名ですが、ここの石組みは特にすごく、巨大なしかも形が不規則な石がカミソリの刃が入らないほど正確に組み合わされています。
遺跡と歴史の旅より

Saqsaywamanの住所・アクセスや営業時間など

名称 Saqsaywaman
住所 Don Bosco Cusco
営業時間・開場時間 7時00分~17時30分
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.drc-cusco.gob.pe/index.php/saqsaywaman
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

もとはインカ時代の神殿・サント・ドミンゴ教会

もとはインカ時代の神殿・サント・ドミンゴ教会
古風なレンガ造りのサント・ドミンゴ教会。
もとは太陽信仰(太陽を神格化し、崇めること)の考えのもと造られたインカ帝国時代のコリカンチャ(太陽神殿)でしたが、スペイン人のクスコ占領時に破壊され、その跡地にこの教会が建てられました。

教会建設時に使われた材料にはコリカンチャの土台や壁が再利用されており、細かいところからコリカンチャ時代の雰囲気を感じ取れることでしょう。

スペイン人はインカ人が造ったコリカンチャの土台の石組を利用し、その上に教会を建てたのです。
インカ帝国の公用語であったケチュア語で「コリ」とは「黄金」、「カンチャ」とは「部屋」とか「囲い場」を意味します。
コリカンチャは黄金の太陽の神を祭ったインカ帝国最高の神殿でした。
1533年フランシスコ・ピサロがクスコに入城し、壁などに敷き詰められていた黄金をすべて奪い去りました。
ハシムの世界史への旅より

Qorikanchaの住所・アクセスや営業時間など

名称 Qorikancha
住所 Santo Domingo s/n, Cusco, Peru
営業時間・開場時間 現地時間8:30-17:30
利用料金や入場料 10ソーレス
参考サイト https://www.google.co.jp/maps/place/Qorikancha/@-13.5202365,-71.977428,17z/data=!3m1!4b1!4m5!3m4!1s0x916dd60accf73e25:0x699118adc425673d!8m2!3d-13.5202365!4d-71.9752339
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マチュピチュへ通ずる道・インカトレイル

マチュピチュへ通ずる道・インカトレイル
ペルーを代表する世界遺産と言えば「マチュピチュ」ですが、クスコにはマチュピチュまで続く「インカトレイル」という道があります。
この道はインカ帝国時代に整備された道とされており、道の周辺ではその時代に残された遺跡を眺めることができます。

この道を歩くにはツアーの申し込みが必要で、個人で歩くことはできません。
またツアーは大人気なうえ一日500人という入場制限が設けられているため、早めに予約しておいたほうが良いでしょう。

マチュピチュへのほとんどの旅行者は、クスコ(あるいはオリャンタイタンボ)から鉄道でマチュピチュ村へ行き、マチュピチュ村からバスでマチュピチュ遺跡を目指すことになります。
そもそも、マチュピチュ村へは車の通れる道が続いておらず、基本的にアクセスは鉄道(ペルーレイル)のみです。
マチュピチュ村への道がないのに、じゃあマチュピチュ村のバスはどうやって運んだの?と疑問が湧くのですが、マチュピチュ村までバスの部品を運んで組み立てたそうです。
自力旅 旅のお供はカメラとGPSより

Inca Trailの住所・アクセスや営業時間など

名称 Inca Trail
住所 Cusco 08000, Peru
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 トレッキングツアーの種類による
参考サイト http://www.incatrailperu.com/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

幾何学模様が美しい・モライ遺跡

幾何学模様が美しい・モライ遺跡
クスコ近郊、ウルバンバ川流域にある「聖なる谷」に残された遺跡。
円形に深く掘られた緑の幾何学模様は農業試験場として使われた畑で、この模様は農作物の収穫量を増やすために編み出されたとされています。
遺跡内には大小4つのムユ(円形)があり、最も大きなものは円形と半円形が組み合わさって特に個性的な形をしています。
当時の人々の知恵、高い創造性を感じ取ることができるでしょう。

このモライ遺跡は下の段に行くほど、気温が少しあたたかくなる仕組みになっています。
逆に上に登っていくほど寒くなります。
そして、インカの人々はその段差を利用し、どの気候や環境がその農作物に1番適しているか研究していたそうです。
更にはより厳しい環境に耐えられるような品種改良も研究されていたと言うから驚きです。
絶対に知っておきたい中南米情報より

モライ遺跡の住所・アクセスや営業時間など

名称 モライ遺跡
住所 San Isidro G-15 | Plaza de Armas Maras, Cusco, Peru
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://s.ameblo.jp/tomaatlas21/entry-12078330201.html
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身を清める沐浴場・タンボマチャイ

身を清める沐浴場・タンボマチャイ
標高約3800mの位置にあるインカ帝国時代の遺跡で、ケチュア語の「tanpu(宿泊施設)」と「mach’ay(休息所)」を組み合わせて名付けられた沐浴場でした。
別名「聖なる泉」と呼ばれており、世界遺産「マチュピチュ」へ向かう人がここから湧き出る水で沐浴を行ったという説が残っています。
なお湧き出る水は季節にかかわらず流水量が一定とされており、水源がどこかはいまだに謎とのこと。

タンボマチャイは下段のプレインカの石組みの上に、3段目からのインカの石組みが乗せられています。
くぼみはインカ皇帝の脱衣所であったとか、像やミイラが置かれていたとか諸説あります。
また、3段目のインカの石組み部分には、皇帝がクスコを指差す腕の形が組み込まれているという説もあるようですが、皆さんの目にはどう見えるでしょうか?クスコに死すより

Tambomachayの住所・アクセスや営業時間など

名称 Tambomachay
住所 Cusco, Peru
営業時間・開場時間 施設による
利用料金や入場料 チケットの種類による
参考サイト https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%9E%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4
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街の中心広場・アルマス広場

街の中心広場・アルマス広場
インカ帝国時代から街の中心とされてきたアルマス広場。
スペイン統治化時代には広場を守る兵士がいたことで知られ、名前の「アルマス」は彼らが持っていた武器から名づけられました。
広場周辺には歴史的な教会、カフェやレストランが並び、観光客や地元の人々で賑わっているそうです。
夜になると街のライトアップもあり、立ち並ぶ建築物が幻想的雰囲気を醸し出しています。

アルマスはスペイン語で「兵器」という意味らしく、「アルマス広場」はすぐに避難できる広場ってことらしい。
クスコのアルマス広場は周りが大きなロータリーのようになっていて、さらに外周は荘厳な大聖堂、教会や観光客向けのレストラン、ショップに囲まれています。
レストランからは、広場や大聖堂などを眺めながらの食事ができます。
広場には高山植物なども咲いていて、とても心地いいところでした。
tripadvisorより

Plaza de Armasの住所・アクセスや営業時間など

名称 Plaza de Armas
住所 Plaza Mayor, Jirón Huallaga, Lima, Peru
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.cool-world.net/Peru/spot1/1/
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文化融合の裏にある物語にも注目してみよう

インカとスペインの融合した街並みは見るものを魅了する輝きを放っていますが、一部にはインカ帝国滅亡後、インカ時代の建築物を壊して出来たものもあるのです。
美しい2文化融合の裏には悲しい歴史も隠されている、遺跡観光の際にはそのようなことを思い出しながら観光してみてはいかがでしょうか。
photo by iStock
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