光の芸術…ステンドグラスが美しい2大スポット、フランス「サント・シャペル」とスペイン「サグラダ・ファミリア」

色とりどりのガラスが作り出す、幻想的な雰囲気が美しいステンドグラス。そんなステンドグラスの魅力が最大限引き出されたスポットである、フランスのサント・シャペル(Saintechapelle)と、スペインのサグラダ・ファミリア(SagradaFamilia)を紹介します。

聖なる礼拝堂・サント・シャペル

聖なる礼拝堂・サント・シャペル
フランス・パリの中心部、シテ島にあるサント・シャペルは、「聖なる礼拝堂」という意味を持ちます。
ゴシック建築の輝かしさが詰まった傑作と言われる教会のひとつです。
ルイ9世が聖遺物を集め保管しておくために建てられ、現在はパリのパレ・ド・ジュスティスの一部として残っています。
ユネスコ世界遺産に登録されていることもあり、世界中から100万人近い観光客が訪れる、パリでも人気の観光スポットです。

「パリの宝石箱」にふさわしい豪華さ

「パリの宝石箱」にふさわしい豪華さ
外観は、細部まで細かな装飾が施されているものの、ゴシック建築特有のグレー一色であるため、周りの観光スポットに比べると少々地味な印象があります。
ですが昼間は入場券を求める人々で長蛇の列ができているので、サント・シャペルであることはすぐ分かるでしょう。
内装は絢爛豪華の一言で、「パリの宝石箱」という別名にふさわしい佇まいです。

思わず釘付けになる美しいステンドグラス

思わず釘付けになる美しいステンドグラス
1階入口から中に入ると狭い階段が2階へ続いています。
階段を上がりきった先で目に入るのは、サント・シャペル一番の見どころである、巨大なステンドグラスです。
高さ15m、天井近くまで繊細に施されたステンドグラスは、多くの人々が釘付けとなり感嘆の声をあげるほどです。
壁一面がステンドグラスと言っても過言ではない巨大さで、差し込む光の色も角度や光の強さで色とりどりの変化を見せてくれます。
ステンドグラスには聖書の場面が再現されており、肉眼ではなかなか捉えられません。
ぜひオペラグラスを持参して、細部までじっくりと鑑賞してみてくださいね。

未完の傑作・サグラダ・ファミリア

未完の傑作・サグラダ・ファミリア
世界遺産に登録されているサグラダ・ファミリアは、アントニオ・ガウディの作品として有名です。
1882年に建設がスタートしたものの、現在も未完のまま工事が進められており、未完の最高傑作として広く知られています。
現代の建築家たちが日々工事を進めてきたおかげで、2026年には完成する予定だと言われています。

外観に施された繊細な彫刻にも注目

外観に施された繊細な彫刻にも注目
サグラダ・ファミリアはそのダイナミックな姿も魅力ですが、外観にも繊細な彫刻が数々施されています。
例えば入口そばの「生誕のファサード」は、サグラダ・ファミリアの中でも初期に建設された部分で、キリストの生誕を描いています。
一方西側、キリストの受難が描かれている「受難のファサード」は、いまだに建設途中です。
全てを見ることは難しいですが、このような彫刻に注目してみるのも面白いですよ。

アントニオ・ガウディのこだわりが詰まったステンドグラス

アントニオ・ガウディのこだわりが詰まったステンドグラス
サグラダ・ファミリア内部に一歩入ると、ステンドグラス越しに色とりどりの光が漏れ差し込んでいます。
ブルー、オレンジ、グリーンなど、面ごとに大まかな色がセッティングされているので、見る方向によって空間の雰囲気がそれぞれ異なり幻想的です。
光と柱の競演も美しく、天井のデザインにも注目。
芸術性と実用性を大切にし、自然採光の設計にこだわったアントニオ・ガウディの高いセンスが感じられますね。

光の芸術が作り出す幻想的な魅力を味わう

いかがでしたでしょうか。
サント・シャペル(Saintechapelle)もサグラダ・ファミリア(SagradaFamilia)も、誰もが知る有名観光スポットですが、ステンドグラスに注目するとまた新しい発見があるかもしれません。
幻想的な色の魔法を、ぜひ楽しんでみましょう!
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