一休さんとゆかりが深い大徳寺の魅力。大徳寺に佇む歴史ある建物を見に行こう

数々の歴史深い寺社仏閣が集まる京都で、大徳寺も外せないスポットのひとつとして人気があります。京都でも有数の規模を誇る大徳寺は、一休さんとのゆかりも。そんな大徳寺でぜひ見ておきたい魅力的な場所を5選紹介します。

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一休さんとゆかりが深い・大徳寺

 

一休さんとゆかりが深い・大徳寺
京都市内の北部にある大徳寺は、臨済宗大徳寺派の大本山です。
1325年の創建で、宗峰妙超により開基されました。
京都は数多くの戦乱が起こった場所でもあるため、応仁の乱の際にに大徳寺の建物も消失してしまいました。
しかし「一休さん」のモデルとして知られる千利休こと一休宗純が、豪商の協力を得て立て直した歴史があるとか。
豊臣秀吉など諸大名も多くの寄付を行い、江戸時代初期頃には現在の形になりました。

悲しい事件を背負う・山門(三門)

 

悲しい事件を背負う・山門(三門)
大徳寺の境内には20余りの建物がありますが、見学できるものは限られています。
まず大徳寺に入って見逃せないのが山門(三門)です。
桃山時代に造られた重要文化財建造物で、1526年に初層が、1589年に上層が完成しました。
本瓦葺きの唐様建築で、東福寺の三門に次ぐ古さとなっています。
しかしこの山門建設にあたり、それまで少しずつ溝ができていた豊臣秀吉と千利休の亀裂が決定的となり、秀吉は千利休に切腹を言い渡しました。
美しい山門に秘められた悲しい出来事を感じながら眺めると、さまざまな想いが込み上げてくるようですね。

天下一の鳴き龍が棲む・法堂

 

天下一の鳴き龍が棲む・法堂
法堂は江戸時代に造られた重要文化財で、仏殿の北にあります。
1636年に小田原城主だった稲葉正勝の遺言によって寄進されました。
普段拝観できるのは外観のみで、特別公開時には内部を拝観することができます。
法堂の天井には狩野探幽によって描かれた「雲龍図」があり、堂内で拍を打つとまるで龍が鳴いたかのような不思議な音が響きます。
「天下一の鳴き龍」と呼ばれる鳴き声をぜひ聞いてみましょう。

キリシタン大名の庭・瑞峰院

 

キリシタン大名の庭・瑞峰院
1535年に九州の戦国大名だった大友宗麟が建てた塔頭です。
宗麟はここを自分の菩提寺とし、法名を使って瑞峰院と名付けました。
宗麟はキリスト教の洗礼を受けた「キリシタン大名」だったため、瑞峯院の庭には7個の石で十字架が形作られています。
純和風の建物の中に上手に十字架が融合する姿は、不思議な趣が感じられますね。

枯山水の名園・大仙院

 

1509年に大徳寺の大聖国師古岳宗亘が開きました。
大徳寺にある塔頭の中で、真珠庵や龍泉庵、龍源院と併せて大徳寺4派の一つとして栄えたのが大仙院です。
大仙院の見どころと言えば枯山水。
昔から枯山水の名園として広く知られ、その美しさは現代にも引き継がれています。
この庭は国宝の方丈にも面していて、方丈と庭園の一体感ある風景は、建築当時の趣を残す貴重な資料です。

苔むす静かな庭園・高桐院

 

苔むす静かな庭園・高桐院
大徳寺の塔頭の内、常に公開されている人気の塔頭です。
竹林や木々が生い茂る静な佇まいの中、楓と緑の苔むす50mの参道は有名監督も絶賛し話題となりました。
もう一つ高桐院の中で必見なのが「楓の庭」です。
灯籠がひとつ置かれたシンプルな庭ですが、長い年月を感じさせる木々たちと美しい苔の競演がたまりません。
またここには千利休ゆかりの書院である「意北軒」もあり、質素なわびさびの心を大切にした千利休の人柄が垣間見れますよ。

特別拝観を狙って非公開寺院も見学しよう

 

千利休とゆかりの深い大徳寺は、数多くの建物が集まり魅力もさまざまです。
普段は入ることができない建物が多いので、せっかく訪れるなら特別拝観の時期がベスト。
貴重な機会にぜひ大徳寺を堪能してみてくださいね!
photo by iStock