正式名称は「ハリストス復活大聖堂」
建物名からしてとても興味をそそられる「血の上の救世主教会」は1907年に完成したサンクトペテルブルクの教会であり、正式名称は「ハリストス復活大聖堂」と名付けられています。
Спас-на-Кровиの住所・アクセスや営業時間など
名称 | Спас-на-Крови |
住所 | St. Petersburg, Griboedov emb, 2, Russia |
営業時間・開場時間 | 5月1日-9月15日10:00-18:00、18:15-23:00、9月16日-4月30日11:00-19:00 休業日水曜日 |
利用料金や入場料 | 大人250ルーブル 7歳-15歳50ルーブル |
参考サイト |
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全ては皇帝の悲劇から
では何故「血の上の救世主教会」という別名が付けられたのでしょうか。
それは、1881年に皇帝であったアレクサンドル2世がテロリストが投げた手榴弾によって爆殺されるという悲劇が起き、次の皇帝が2世を追悼する意味を込めて事件現場に教会を立てたからです。
ロシアらしいカラフルな外観
ロシアといった東欧の教会はフランスやスペインといった西欧の教会と比べて、形が個性的でカラフルな外観となっています。
理由としてはキリスト教における派閥が異なっているためであり、写真のような外壁の絵画も貴重に保護されています。
天井に広がる宗教画
内部に入ると、天井や壁にぎっしりと新約と旧約の聖書における話の宗教画が描かれています。
キリスト教について知らない人であっても、圧巻の内部は言葉で言い合わすことができないでしょう。
豪華絢爛な祭壇
内部をさらに進むと、豪華絢爛な輝く祭壇を見ることができます。
天井と同じガラスを埋め込んで描くモザイク画や祭壇中法の細かな装飾や彫刻は目を見張る芸術の高さがうかがえます。
非常に多いサンクトペテルブルクの世界遺産
血の上の救世主教会はサンクトペテルブルク歴史地区の1つとして世界遺産に認定されています。
元々サンクトペテルブルク歴史地区の世界遺産は非常に多く、是非周辺の教会も回って比較してみるのもおすすめです。
船に乗って眺めるのもおすすめ
教会の横には川が流れており、この教会も含めたサンクトペテルブルクの名所を観光するクルーズツアーは多くの観光客に大人気です。
足で訪れるのもいいですが、船に乗って眺めるのも新たな発見があって楽しめるでしょう。
落ち着いて見るなら夜を狙え
もちろんこの教会は毎日多くの観光客で賑わっていますが、夜6時から7時の間は営業時間の終了間近ということあって昼間と比べても少なく、季節に寄っては営業時間が長くなる場合もあります。
ゆっくり見たい方は夜の時間帯を狙いましょう。
倉庫としての教会
今では大切に守られていますが、第二次世界大戦中はこの教会は野菜倉庫として使われおり、そのため「ジャガイモの上の教会」と馬鹿にした名称もつけられました。
また、戦後も近くの劇場の倉庫として利用されたこともあります。
血の上の救世主教会のアクセス
最寄り駅は地下鉄のネフスキー・プロスペクト駅であり、ここから10分ほど歩くと教会に着きます。
また、近年国内で注目を浴びるバレエ団が専属しているミハイロフスキー劇場やロシアが誇るエルミタージュ美術館からも歩いて行くことが出来ます。
感動を与えてくれる教会
いかがでしたでしょうか。
血の上の救世主教会は、どのキリスト教の教会の中でも内部の美しさは群を抜くものです。
大人250ルーブル、子供50ルーブルで入ることが出来ますので、是非サンクトペテルブルクへ旅行したい方はは必ず忘れないように計画の中に入れておきましょう。