軍事施設から英雄の墓へ。フランス「アンヴァリッド」で見る博物館、礼拝堂、ナポレオン!

フランスの旅行先として誰もが一度は訪れるパリには、多くの世界遺産や美術館が点在しています。代表されるものとしてはエッフェル塔やルーブル美術館などがありますが、アンヴァリッドという場所はあまり聞き慣れないのではないでしょうか。今回はあの有名な偉人の墓でもあるアンヴァリッドについてご紹介します。

変化してきたアンヴァリッド

今現在ではアンヴァリッドは軍事博物館として営業されていますが、元々は別の役目がありました。
役目については下で述べますが、一見すると豪華な宮殿に見えてしまうほどの立派な造りとなっています。

オテル・デ・ザンヴァリッドの住所・アクセスや営業時間など

名称 オテル・デ・ザンヴァリッド
住所 Musée de l\’Armée, 129 Rue de Grenelle, 75007 Paris, France
営業時間・開場時間 10:00-18:00 ※季節によります
利用料金や入場料 11ユーロ ※一般
参考サイト http://www.musee-armee.fr/jp/home.html
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

最初は太陽王による兵士の福祉から

アンヴァリッドは1671年に太陽王でお馴染みのルイ14世によって、負傷した兵士に対する福祉活動の施設(廃兵院)として建設されました。
廃兵院という施設を初めて聴く方もいるかもしれませんが、過去には日本にも存在していました。

礼拝堂の下に眠る英雄

アンヴァリッドの中でも一番目立つ礼拝堂の下には、日本人が1番知っている外国の偉人といっても過言ではないナポレオンの墓があります。
元々彼はセントヘレナ島というアフリカの島で亡くなりましたが、1840年に改めて国葬としてこの場所に移動されました。

ナポレオンは果たして英雄なのか

日本では英雄の代表としてナポレオンは挙げられますが、彼の行った行動に触れて、独裁者なのではないかという声もあります。
しかし、初めて私有財産の保障を取り入れたナポレオン法典や数々の名言など今でも語り継がれることがあるのも事実です。

眠る人物はナポレオンだけではない

英雄ナポレオンの他に、彼の兄弟や子供といった血縁関係にある人物も眠っています。
また、フランス国歌であるラ・マルセイエーズを作った作曲家の墓もあります。
ちなみにラ・マルセイエーズはフランス革命時に制作されたこともあって、歌詞は非常に血なまぐさい内容です。

今なお残る軍事施設の面影

最初は廃兵院として建設されたということは述べましたが、現在でもその役目は残り続けています。
軍事博物館の一部で負傷した兵士や戦闘によって障害を持った兵士がケアをされながら生活をしています。

見逃すのはもったいない博物館

アンヴァリッドの軍事博物館は、ナポレオンの墓お目当ての方にとっては無関心な施設かもしれません。
しかし、この博物館はもちろんナポレオンが活躍した頃の武器から近現代の戦車や銃といったバリエーション豊富な品々が展示されています。

博物館から礼拝堂の北側コース

アンヴァリッドの入り口は二つあり、まずは大通りに面した北側コースを紹介します。
このコースの場合は、軍事博物館で歴史を学び、広々とした中庭を通って礼拝堂を訪れるといった流れが一般的です。

歴史ある橋を渡る南側コース

南側コースの場合は、北側とは反対の礼拝堂から中庭、そして軍事博物館という流れになります。
しかし、南側コースの見所としては歴史を感じさせるアレキサンドル3世橋です。
特に夜は映画の世界のようなロマンチックな雰囲気を醸し出します。

学生には嬉しい料金システム

入場料は大人11ユーロ、期間限定として9ユーロになるときもあります。
また、18歳以下は無料で入れるという学生には嬉しい料金システムとなっています。
また、中庭と礼拝堂に備え付けられたサン・ルイ教会は大人でも無料で入ることが出来ます。

フランスの栄光を見に行こう

いかがでしたでしょうか。
アンヴァリッドはパリのエッフェル塔と同じである7区にあります。
敷地自体非常に大きいため、気軽に行くよりは是非じっくりとフランスの歴史を学んで欲しい場所です。
もちろん時間が無い方でもナポレオンの墓を見る価値は十分にあるので、旅行を計画している方はチェックしておきましょう。
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