天空の城ラピュタの舞台になった”ウェールズ地方”

スタジオジブリ  宮崎駿監督が製作した『天空の城ラピュタ』映画の内容はもちろんですが、描かれている“青い海”“荒涼な大地”に“石造りの街並み”が実際に存在するということなので、ご紹介いたします。

ウェールズ地方はこんなところ

ウェールズ地方はイギリスの首都ロンドンから西に約200km、ウェールズの大きな都市 カーディフまでは電車で2時間程の場所にあります。
この地方は、国土の大部分が山地で、海に囲まれています。
のどかで癒されますね。
牛を飼っていたシータの家らしき風景が広がり、主人公たちが走っている姿が目に浮かびます。
この地域にはケルト人によって伝えられた“ウェールズ語”という言語があり、英語と並んで公用語として、現在でも使われているようです。
シータの家に伝わる言葉も、このようなところからインスピレーションされたのでしょうか?

ラピュタを彷彿とさせるお城

ラピュタに出てきたお城はポウィス・カッスル&ガーデンをモデルにしているそうです。

緑、石造り、色合い…目の前にロボット兵が出てきても おかしくないラピュタの世界が目の前に広がります。
この庭園は、イタリアン・ガーデン・テラスのスタイルでウェールズで最も美しいとされています。
しかも、なんと東京ドーム2個以上の広さがあります!ガーデニングの本場としても有名なイギリスですので、花を愛でるイギリス人たちの文化も見ることが出来ますね。
雨が多い地域ですので、晴れの日を狙って行きましょう。

世界遺産にも登録されているブレナヴォン

素敵な庭園を見学した後は、南東部に位置するブレナヴォンへ向かいましょう。
この街は鉄産業で繁栄し、世界遺産にも登録されています。
パズーが働いていたような鉱山に似ている“ビッグピット国立石炭博物館”では、実際にこの鉱山で働いていた鉱夫さんのガイドがあり、地下90mまで降りて歩くアンダーグラウンドツアーがあるそうです。
ラピュタでも、鉱山の中に入り、石の声を聴くことが出来るポムじいさんと出会いましたね。
この場所に行けば、石の声を聴けるかもしれません。
この街は炭鉱閉山後の衰退と高齢化が進んでいるそうなので観光で街を活気づけ、かつての賑わいを取り戻してほしいです。

世界遺産 カーナーヴォン城

写真を見て、すぐに気付く方も多いのではないでしょうか?
シータが軍隊に監獄されて、パズーが助けにいくシーンのモデルとなったお城“カーナーヴォン城”です。
飛行石を落としてしまった塔も存在しています。
さらに、お城の中を見学することも出来、ロボット兵が目覚めた場所もあるそうです。
しかも、チャールズ皇太子が戴冠式を行った場所として知られる由緒正しいお城です。
毎週末、お城の前でマーケットが開かれているのでお買い物スポットとしてもおすすめです。

シータとパズーが生まれ育った街

パズーとシータは生まれ育った南ウェールズも忘れずに見ましょう。

自然豊かな場所で、パズーが襲われたシーンにあるような風景、地平線も見ることが出来ます。
「あの地平線~」という主題歌を思い出さずにはいられません。
パズーとシータがラピュタを滅ぼし、街に帰っていくシーンは、ウェールズで宮崎監督が見た景色なのかもしれません。
のんびりと景色を眺めて、ラピュタの世界に思いをはせる…憧れますね。

イギリスと言えばロンドンが有名ですが、少し足を延ばせば違った景色を見ることが出来ます。

世界中に広がるラピュタの世界

ウェールズ地方に広がるラピュタの世界はいかがでしたか?スタジオジブリは「ここがモデル」です、とは断言しておらず、宮崎駿監督がロケ地巡りを行った場所として公表しています。
ラピュタという作品にインスピレーションは与えていると思いますが、あくまでも作者の主観でまとめたものです。
ジブリに出てくる風景は世界中にありますので、ここかな?あそこかな?と考えるのも楽しみたいですね。
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