【ブラジル】なにこの建築物!?教会とは思えない「カテドラル・メトロポリターナ」

2016年夏季オリンピックが開催されるブラジル南東部の都市、リオデジャネイロ。カーニバルで有名なこの地には、ひと際目を引くピラミッド型のカテドラル(大聖堂)があります。今回はリオデジャネイロのカテドラル、メトロポリターナをご紹介します。

教会とは思えない、上空からの眺め

メトロポリターナはセントロ(旧市街)の地下鉄カリオカ駅から歩いて5分の場所にあります。
建てられたのは1976年、リオデジャネイロの守護聖人サン・セバスチャンに捧げられたものです。
見たところ教会には見えないのですがそれもそのはず、設計者のEdgar Fonsecaはモダン建築にマヤ文明のピラミッドを取り入れて設計したのです。

都会の街に溶け込む、夜のライトアップ

夜になるとカテドラルはさまざまなカラーバリエーションでライトアップされます。
昼間の無機質なイメージから幻想的なイメージへと変わり美しいですね。
ピラミッドをライトアップしたらこのような外観になりそうです。

まずはカテドラルの入り口へ

カテドラルの入り口は東西南北4カ所設置されています。
建物の高さは80m、直径は106mとなっています。
先端部は切り取られた形になっていて、外の敷地には十字架の塔が別に建てられています。

それではいよいよカテドラルの中へ入ってみましょう。

 

 

ステンドグラスの存在感に目を見張る

入り口から入って目に飛び込んでくるのがこの色鮮やかなステンドグラスです。
足下から天井まで伸びて光線のようです。
まるでステンドグラスのためにカテドラルが用意されたかのようなインパクトを感じます。

シンプルな祭壇と宙に浮かびあがる十字架

カテドラルの中央は吹き抜けになっており、祭壇の周りを座席が円形にとりかこんでいます。
座席数は5000席ですがスタンディングの状態では2万人を収容できます。
天井からぶら下がっているのは十字架です。
離れた所から見ると宙に浮いているように見えますね。

ではステンドグラスの下へ近づいてみましょう。

 

天井の正十字で交わるステンドグラス

真下から天井を見上げてみるとその迫力に圧倒されます。
64mもの長さを持つステンドグラスが四方に飾られて正十字に結びついている姿は言葉も出ないほどです。
太陽の光とガラスのみで、こんなに素晴らしい芸術が産まれるのですね。

見る角度で光の印象が変化する

次は少し斜め下から天井を見上げてみましょう。
骨材のゴツゴツとした空間にステンドグラスを通した自然の光が差し込んで温かみを感じます。
真下からみるのと比べると柔らかな印象です。
光の印象は季節や時間帯によっても変化してゆくので、しばらく佇んで変化を待ってみたいですね。

カテドラルから寄り道して水道橋へ

カテドラルより南東側に見える2階建てのアーチはカリオカ水道橋です。
現在は路面電車の陸橋として使われていますが、元々はカリオカ川の水を都市の住民に運ぶために作られました。
たもとの地区はラパと呼ばれていることから、地元では水道橋をラパアーチと親しみをこめて呼んでいます。

カテドラルを訪れるついでにこちらの水道橋にも寄って行くことをおすすめします。

現代のカテドラルを見に行こう!

モダン建築とステンドグラスが見事に融合したカテドラル・メトロポリターナ。
宗教とアートの密接な関係に心を打たれます。
リオデジャネイロに行く際には、ぜひその目で実物を見て来てください。
photo by iStock