トルコ・パムッカレで見るべき観光スポット

中東とヨーロッパの間にあるアナトリア半島の国、トルコ。トルコ南西部にはここでしか見られない独特な景観を持った遺跡、パムッカレがあります。今回はトルコの魅力をパムッカレを中心に紹介してまいります。

ヨーロッパとアジアのボーダー

トルコはヨーロッパとアジアの間に位置するという地理上の理由から、ヨーロッパとアジアの両方から大きな影響を受けつつその文化を築きあげてきました。
古代にはペルシア・ギリシア・ローマの支配に入り、中世以降はイスラームの影響を受けてきました。
その為アジア・ヨーロッパ、キリスト教・イスラーム教の対照的な文化を融合した独特な文化を持っています。

 

写真はギリシア正教の教会として建てられ、イスラームのモスクとして使われているハギア・ソフィア

国際都市イスタンブル

このトルコの文化の多様性を表しているのが、ヨーロッパとアジアにまたがる国際都市イスタンブルです。
トルコで最も大きいこの町は世界遺産ハギア・ソフィアなど多くの観光資源を抱える歴史ある町。
ギリシア人の町に起源を持ち、1000年以上ビザンツ帝国の首都として繁栄しました。

ビザンツ帝国がオスマントルコによって滅ぼされた後はオスマン帝国の首都となりましたが、この時ビザンツを滅ぼしたオスマン帝国の皇帝メフメト2世はイスラーム教徒から見れば敵であるキリストの教会ハギア・ソフィアの美しさを認め、この町をできる限り破壊せずキリスト教徒の権利も認めました。
国際都市イスタンブールの起源はここにあるのかもしれません。

メフメト二世が建造したトプカプ宮殿の門

古代ローマの遺跡ヒエラポリス

ローマ帝国と言うと、イタリアを中心とするヨーロッパを支配下としていたように思えますが実は地中海全体を支配した大帝国。
もちろん地中海に面したトルコもローマ帝国の支配下にあり、ローマ時代の遺跡が遺されています。

例えばトルコ南西部・パムッカレにあるヒエラポリス。

巨大な劇場や神殿の跡を見ることができます。

ヒエラポリス遺跡の住所・アクセスや営業時間など

名称 ヒエラポリス遺跡
住所 20280 Denizli
営業時間・開場時間 現地時間7:00-21:00
利用料金や入場料 20トルコリラ
参考サイト http://www.muze.gov.tr/tr/muzeler/pamukkale-hierapolis-orenyeri
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ヒエラポリスとパムッカレ

実はヒエラポリスは面白い丘の頂上に立っているんです。
トルコ語で「綿の宮殿」を意味すパムッカレと呼ばれる丘で、真っ白い棚田、あるいは氷の階段のようにも見えますね。
劇場や浴場、町の遺跡が今も遺されており古代ローマ人の生活が想像できるようです。

パムッカレはどうしてできた?

パムッカレの白い丘の白さは、炭酸カルシウムに由来しています。
もともとパムッカレの台地は石灰岩からなっているのですが、石灰岩は理科の実験で使うことからもわかるようにように、酸性の液がかかると二酸化炭素を発生させやすいのです。

弱酸性の雨が降ることによって石灰岩から二酸化炭素とカルシウムが生じ、これが地下に一度沈んだ後温泉として湧き出ることによりまた地表に出てくるのです。

温泉好きの古代ローマ人も勿論パムッカレの温泉は見逃しませんでした。
ヒエラポリスには「テルマエ・ロマエ」の遺跡が遺されています。
ちなみに現在も温泉があります。
周囲のホテルにも供給されているというのですから驚きですね。

アジア・ヨーロッパツアー

トルコを観光する強みは、何と言ってもこれまで説明してきた「ヨーロッパとアジアの間」にあるという強みでしょう。
中東旅行にも、あるいはギリシア、ブルガリアといったバルカン半島旅行にも、あるいはさらに離れたドイツやフランスにも陸路で行けます。
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