歴史を感じる絶景ばかり!モンゴル世界遺産4選

ユーラシア大陸の内陸部にあり日本との関係も深いモンゴル。この砂漠と大草原に囲まれた国には4つの地域が世界遺産に認定されています。今に至る歴史上、世界最大の帝国(その時代の人口の半分以上!)を築いたモンゴル帝国が産まれたこの地の、スケールの大きな世界遺産を見ていきましょう。

オルホン渓谷文化的景観 2004年 世界文化遺産登録

オルホン渓谷は、モンゴルの首都ウランバートルから西に約360 km、モンゴル中央部のオルホン川両岸に広がっている渓谷です。
先史よりこの地は遊牧民が集まる牧草地帯であり、歴史に名を刻む数々の遊牧民族国家を生み出してきました。

8世紀、突厥のビルゲ・カガンによって建てられた「オルホン碑文」や同時期ウイグル可汗国のオルド・バリクの遺構であるカルバルカス遺跡、モンゴル初の仏教僧院エルデネ・ゾー僧院などの遺跡が有名ですが、チンギス・カンが築いたモンゴル帝国の首都カラコルムの遺跡が最も名が知られていると思います。
200年以上続いている遊牧民の伝統を守るため2004年、世界文化遺産に登録されました。

Orkhon Valleyの住所・アクセスや営業時間など

名称 Orkhon Valley
住所 MN, Mongolei?
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト https://en.wikipedia.org/wiki/Orkhon_Valley
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

アルタイ山脈の岩絵地群 2011年世界文化遺産登録

アルタイ山脈の岩絵地群は、バヤン・ウルギー県にある3箇所の遺跡が対象となっています。
最も古い壁画は紀元前1万1千年から紀元前6千年頃とされており、青銅器時代初期の気候変動やその後の遊牧生活の様子、森林があったことなどこの地周辺を今に伝える歴史的に貴重な岩絵が多数残されています。

この岩絵の中にはマンモスやヘラジカ、ダチョウなど大型動物、そしてそれらの狩りの様子なども描かれており生態系の変化だけでなくこの地が昔から動物にも好まれた場所でもあったことが分かります。
モンゴルに強大な都市国家が生まれることとなった地理的優位性を感じることが出来るでしょう。

アルタイ山脈の岩絵地群の住所・アクセスや営業時間など

名称 アルタイ山脈の岩絵地群
住所 アルタイ山脈,モンゴル
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://whc.unesco.org/en/list/1382/
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ウヴス・ヌール盆地 2003年 世界自然遺産登録

モンゴルで最大のウヴス湖、世界最北の砂漠、世界最南のツンドラを有するウヴス・ヌール盆地はモンゴルとロシアにまたがり、ロシアの8つの自然保護区とモンゴルの4つの保護区、合わせて12の保護区が対象となっています。

この盆地は夏には47度、冬はマイナス58度まで下がるなど気温差が極端なため人的被害が少なく、また数千年前までこの地一帯が海であったことを示すウヴス湖の塩分濃度などにより手付かずの厳しい環境であるものの絶滅危惧種のユキヒョウやアルガリを含めた41種の哺乳類や173種の鳥類が棲息しているそうです。
小さな湖も点在しており渡り鳥のサンクチュアリとも呼ばれているそうです。

ウヴス・ヌール盆地の住所・アクセスや営業時間など

名称 ウヴス・ヌール盆地
住所 モンゴル、ウヴス/ザウハン/フヴスグル県 ロシア、トゥヴァ共和国
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://whc.unesco.org/en/list/769/
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大山ブルカン・カルドゥンとその周辺の神聖な景観 2015年 世界文化遺産登録

モンゴルでは最も新しく2015年に世界文化遺産に登録されました。
ブルカンとは「仏陀」を語源に持ち、様々な民族言語を経由しモンゴル語では神や仏を意味します。
またカルドゥンはモンゴル語で孤嶺を意味し、総じて神の山/丘の意味になっているそうです。

この地はモンゴル族発祥の地であるとともに、チンギス・カンの故郷とも言われています。
そんなチンギス・カンはその死後、自身を含めた一族の埋葬地としてこの場所を指示したとも言われています。
そのため各国が調査を進めてきましたが、地元民の「民族の英雄の眠りを妨げるべきではない」との意見を尊重し、考古学的調査は慎重に進められているそうです。

ブルカン・カルドゥンの住所・アクセスや営業時間など

名称 ブルカン・カルドゥン
住所 モンゴル,ヘンティー県,ヘンティー山脈
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://whc.unesco.org/en/list/1440/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

モンゴル帝国の礎を見に行こう

豊かさと厳しさを合わせもつモンゴルの大自然。
かつての遊牧民族達もこの恩恵により一大帝国を築くことになったことでしょう。
他に類を見ない圧倒的なスケールの世界遺産を巡る旅に出かけてみませんか?
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