知っているようで知らない「南京」という街

日本から気軽に旅行できる中国は、その都市によって様々な個性を持っています。特に北京や上海、西安は中国の中でもよく知られている都市ですが、南京という都市も一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。今回は知っているようで知らない南京の魅力について紹介します。

上海からも行ける世界最大の都市

南京とは上海から高速鉄道で行ける内陸部の大都市であり、一時期は世界最大の都市とも評されました。
歴史においても非常に重要な場所であり、度々首都になった過去もあります

街のそばを流れる大河

街のそばを流れる大河

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南京市は、中国の大河として有名な長江のそばにあり、自然に溢れた遊歩道も完備されています。
日本の川とは大きく異なるスケールの大きさには驚かされることでしょう。

軍人も詩人も愛した湖

そのような長江が流れる湖がある場所として、玄武湖公園があります。
中国史において、様々な軍が訓練の場所として用いたり、詩人がこの湖をテーマにして詠んだりなど文武双方の面から愛されてきました。

激動の南京を支えた場所

1840年に起きたイギリスとのアヘン戦争以降、激動の時代になった近代の中国。
この頃特に注目された場所が南京であり、混乱する国内の中で生まれた宗教団体「太平天国」や民主化を進めた孫文による「中華民国」の中心地として、写真の総統府は使われました。

中国を変えようとした男の最後

上記の総統府とセットで見ておきたい場所が、中山稜です。
ここには、近代の中国において「中華民国」という新たな国造りを行おうとした孫文の祀る陵墓があり、南京の中でも一番人気のスポットです。

静かに眠る帝の墓

中山稜のすぐ近くには、日本の豊臣秀吉のような農民から帝へ成り上がった洪武帝とその后を祀る明考陵があります。
中山稜と比べると、人も少ないため、のんびりと南京の自然や厳かな陵墓の雰囲気を堪能することが出来ます。

街中はまるで香港?

南京の街を散策してみると、まるで香港を思わせるようなネオンの巨大な看板が至る所にあります。
夜になると、美しく輝き、多くの地元市民で賑わいます。

グルメを食べながら中国を学ぶ

中国で生まれた儒教という宗教の創始者である孔子を祀る夫子廟では、中国の歴史やその宗教について学ぶことができます。
また、この廟周辺は南京のグルメ激戦区でもあり、多くの屋台がひしめき合っています。

街中が煌めく南京の夜

昼の南京もいいですが、やはり南京の魅力が最大限発揮される夜も外せません。
街中がネオンで輝き、観光スポットもライトアップされます。
写真の施設は先程も紹介した夫子廟であり、昼とは全く違った一面となっています。

いわく付きの巨大な橋

おまけとしての情報ですが、南京には巨大な長江大橋が掛けられており、完成当時は中国一と評されていました。
ここから長江の景色を眺められますが、完成当初からこれまで国内数千人が自殺を行った場所として、世界的にも知られています。
現在では地元警備によって数は減っている模様です。

中国史好きなら訪れるべき都市

南京には巨大な権力を持った皇帝の時代から急速に変化した近代の中国を物語る建物が数多く残る歴史ある都市です。
是非、中国史に興味がある方は一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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