ノスタルジックな台湾がそこに。平溪線ぶらり旅

日本から飛行機で最短3時間と近く、手軽に行けることからも人気な台湾。美味しい台湾料理に、遅くまで賑わう夜市、ショッピングが楽しい台北・新儀など老若男女問わず楽しめるのが台湾の魅力でもあります。色々と便利な都市部の観光も良いですが、ローカル線に乗ってのんびりした時間を過ごしてみませんか。今回は、新北市を走る平渓線沿いの町をご紹介いたします。

のどかな車窓の旅 平渓線

のどかな車窓の旅 平渓線

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平渓線は台湾の北東部、菁桐駅~瑞芳駅を結ぶ基隆川に沿って走るノスタルジックな雰囲気を味わえる路線です。
炭鉱の専用路線「石底線」として開通したのが1922年、1929年に台湾総督府鉄道が買収をし、平渓線となりました。
昔懐かしい町が好きな人には、ゆるりと各駅停車の旅をおすすめします。
 神奈川県の「江ノ島電鉄」と交流を図っており、どちらかの使用済み1日券を持っていると、もう一方の1日券の無償サービスが行われています。

歴史ある木造駅 菁桐

日本統治下時代から80年の歴史を持つ木造建築による菁桐駅舎。
いかにもローカル線の駅舎といった佇まいではありますが、今では平渓線を利用する観光客で賑わいを見せています。
現地の人々はホームに腰を掛けて時間を潰したり、電車が来ない時間帯は線路に降りたって撮影する人がいたりという自由さ(本当は禁止されているようですが)もローカル線ならではの光景ですね。
駅舎を出ると土産店や屋台が並んでいるので、待ち時間に立ち寄ってみるのも良いかもしれません。

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菁桐駅で目に入るのは、大量に吊り下げられた竹の札。
よく見ると何やら文字が書かれているようです。
これは、「許願筒」というもので、願い事を書いて吊るすのだそうで、日本で例えるならば絵馬のようなものでしょうか。
子宝祈願で有名な場所だそうですが、どんな願い事を書いてもOKだそうです。
信仰や風水を大切にする台湾なら、より願い事が叶いやすそうだと思えるのは気のせいでしょうか。

菁桐駅の住所・アクセスや営業時間など

名称 菁桐駅
住所 新北市平渓区菁桐里菁桐街52号
営業時間・開場時間 5:30-23:30
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.railway.gov.tw/jp/cp.aspx?sn=17507&n=20066
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

何ともノスタルジック 平渓駅

石畳の細い路地が十字に伸びる老街です。
全体的にこじんまりとしていて、訪れたのが平日だったせいか閑散としていました。
特に名物の食べ物などはありませんが、香腸や豆花、乾麺など食事処は何軒かあります。
老街の端には、台湾で現存する最も古い鉄製直立式の郵筒(ポスト)があることで有名な郵便局もありました。
街並みは古びた感じですが、駅舎は最近リニューアルされたのかキレイでした。
 4travelより

平渓駅の住所・アクセスや営業時間など

名称 平渓駅
住所 新北市平渓区平渓里中華街12号
営業時間・開場時間 5:30-21:30
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.railway.gov.tw/jp/cp.aspx?sn=17507&n=20066
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ランタンに願いを込めて 元気に飛んで行け!

ランタンに願いを込めて 元気に飛んで行け!

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平渓駅を降りると、ランタンの売り子さん達が元気に声を掛けてきます。
ここ平渓は、同じ平渓線上の十分と並ぶランタン飛ばしで有名な場所です。
ランタンの色にはそれぞれ意味があり、青は仕事運、赤は健康運、黄色は金運といった具合に8色程から好きな物を選べます。
4面全てに願い事を書きこんだら線路へGO! 電車が通過しないタイミングを見計らってランタンを飛ばします。
旅の思い出にぜひやってみてはいかがでしょうか。

台湾のナイアガラ 十分瀑布

台湾のナイアガラ 十分瀑布

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十分の駅から歩いて15分くらい。
緑豊かな中に台湾のナイアガラの滝と言われている大瀑布はマイナスイオンを全身に浴びれる癒しスポットです。
公園内に吊り橋もありますし、かなり楽しめそう。
私たちは時間配分を間違え、閉園が迫ってしまって渡れませんでしたが。
公園内にはスナックスタンドみたいなものや、カフェもありゆっくりできます。
公園は鉄道脇にあるので、タイミングが合えば間近で列車の通過が見れます! 4travel

十分瀑布の住所・アクセスや営業時間など

名称 十分瀑布
住所 台湾 新北市 平渓区南山村乾坑路10號
営業時間・開場時間 7:30~17:30
利用料金や入場料 80元
参考サイト http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

猫好きにはたまらない! リアルねこあつめな猴硐駅

もともとは炭鉱が盛んであった猴硐。
駅から橋を渡り、川の反対側に行くとトロッコに乗車し、日本統治時代の炭鉱の様子が見学できます。
この駅付近にいる猫たちは、その炭鉱時代の人々が飼っていたものが繁殖し、自然とここの地域猫となっていきました。
猴硐駅を降り、改札へ続く階段を上がっていくとすでに猫たちが出迎えていてくれます。
みんなとても人慣れしていて、カメラを向けても可愛らしく写真に収まってくれます。

 

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炭鉱と反対側のエリアには、「猴硐猫村」となっていて、今ではこちらの方が有名となっています。
少し歩けば猫に遭遇し、かなりの数がいると見られます。
丘の上には猫グッズを扱うショップやカフェなどが並び、ゆっくり一休みできるスペースもあります。
せっかくの可愛い猫たちなのですが、餌の持ち込みはしないこととむやみに猫に触れないというのがこの村のルールとなっています。

台湾の名所九份の入り口瑞芳駅

台湾の名所九份の入り口瑞芳駅

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本来、平渓線は菁桐駅から三貂嶺駅までの運行ですが、宜蘭線の瑞芳まで乗り入れを行っています。
瑞芳は、「千と千尋の神隠し」のモデルとなった町としても知られる九份への入り口の駅となります。
ここでバスに乗り換え15分ほどで九份老街に到着します。
雨の日や夜の方が提灯がぼんやりと灯り、より風情を感じることができます。
階段の上り下りでかなり歩きますが、屋台やお茶屋さんが並んでいるのであまり苦痛に感じることはありません。

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夕暮れどきに陽が落ちて明かりが灯るころ、とても幻想的でステキでした。
行き帰りは少し時間がかかりますが、台北にきたらぜひ行ってみてください! 階段の上には小さなお寺もあり、雰囲気がありました。
食べ歩きも楽しく、お土産屋さんもたくさんありました。
ハンコを作ってくれるお店があり、本格的なものもありました。
平日でも人が多いので帰りはかなり混雑します。
 TripAdvisorより

のどかな雰囲気を車窓から感じて

いかがでしたでしょうか。
古い町というのはなぜか人を惹きつけますよね。
どこか懐かしさを感じる平渓線沿いの町も、魅力が詰まったスポットが多く存在します。
今回は逆の順序でご紹介をしましたが、台北から向かう場合は瑞芳から周る方がアクセスがスムーズかと思います。
台北や高雄には行き慣れている方で平渓線はまだ未経験という方は、ぜひ行かれてみてください! きっともっと台湾が大好きになりますよ。

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