たった900人しか訪れたことがない!?ようやく写真に収めたベトナム「ソンドン洞窟」

スイス出身のUrs Zihlmann氏は、5日間に及ぶ世界最大の洞窟への旅行で、ベトナムのフォンニャ・ケバン国立公園のソンドン洞窟を探検しました。これがとてもレアな体験であるらしく、投稿された写真も数少ない貴重な史料となっています。

2014年、ひとたびこのソンドン洞窟の徹底調査がなされると、ベトナム政府は旅行業者に洞窟内の探検を主催する許可を与えました。それ以来、およそ900の許可が与えられ、彼はそのうちの一つを手にしたのです。実にラッキーなことなんだとか!

洞窟の中心部は長さが5km以上、高さが200m、幅が150mあります。この規模なら、半ブロックほどの広さを持つ40階建ての建物が、この明るく照らされた奥行きのあるソンドン洞窟にすっぽり入るかもしれません。

この洞窟の特徴は2つの崩れたドリーネと陥没穴で、ともに洞窟内に日光を取り込む役割を果たしています。その結果、洞窟に活力が生まれ、独立した2つの森が成長できるんだとか!普通は、洞窟という地下の奥まった場所とは結び付かない特徴と言えます。洞窟の中心部は非常に広く、そこには特有の気候があり、雲が内部でできることさえ知られています。洞窟の内部には、高さ約80mもある最も高いことで知られる石筍(鍾乳洞の床にできた石灰質の石)もいくつかあります。ソンドン洞窟は多くの点で素晴らしい自然の驚異と言えるのです。

ぜひこの絶景をご覧ください。

参照: cave.photography

Reference : boredpanda.com

インドシナ半島の東部に位置するベトナム社会主義共和国。
都市部の急速な発展とは対照的に、国内にはまだまだ多くの秘境が残されています。
「ソンドン洞」も2009年にイギリスの調査隊によって大規模な調査がなされるまでは、地元の住民しか知らない未開の地でした。
全長9km、最大高は240m、洞窟内には新種の生物も生息すると考えられていますが、まだまだその全容は神秘のベールに包まれています。

洞窟の高さが最も高くなっている部分は、40階建てのビルがすっぽりそのまま入るほど。

全長7kmにも及ぶ洞窟はところどころで天井が崩れ落ちており、そこから差し込む太陽の光が洞窟内に神秘的なジャングルを創り出しています。

洞窟内には地下水脈が流れ、断崖部分ではそれが滝となって流れ落ちています。

ソンドン洞では数多くの新種の植物や、古代の苔などが発見されています。
この洞窟真珠(ケイブパール)も希少価値の高い天然物のひとつ。
砂粒の上に水滴がしたたり落ちては乾燥することで、砂粒の周りに幾重にも層が作られていくことで、数百年をかけて形成されたものです。

調査は現在も続けられており、一般公開されていない部分も残されているソンドン洞。
一般観光客向けの内部探検ツアーは2014年に開始されたばかりで、欧米からの観光客を中心にかなりの注目を集めています。

ベトナムといえば安くて美味しい屋台料理、キッチュな雑貨、そしてあの街の喧噪やバイクの洪水が注目されがちですが、まだまだこんな秘境が至る所に眠っています。
世界一の神秘の洞窟、是非実際に自分の目で確かめてみてください!

ソンドン洞(Hang Son Doong)への行き方

ソンドン洞(Hang Son Doong)への行き方
ソンドン洞を含むフォンニャ・ケバン国立公園へのツアーはベトナム中部の古都フエが発着点。
成田空港からダナン空港へ移動し(直行便の場合5時間半)、バスまたはタクシーでフエへ(約2時間)。
もしくはハノイかホーチミンから国内線でフエ空港へ(約1時間)。
フエからはツアーバスで現地まで向かいます。

フォンニャ・ケバン国立公園自体、このソンドン洞以外にも多くの洞窟を持つ巨大な公園で、その95%は原生林という環境。
個人で立ち入るのは非常に困難なため、ツアーを利用するのが一般的です。

Reference : boredpanda.com

まだまだ未開の地が地球上にあることの現れ

未開の地であったソンドン洞窟が多くの人に知られるようになったのが、2014年以降。
つい最近です。
国や政府は国土を詳細に把握していて、地球上はあらかた主要なスポットは発見されつくされている…とばかり思っていましたが、そうでもないんじゃないか、というワクワクする事例です。
他にも同様に未開の地が発見されるのが楽しみですね。