古代、中世の名所残る・キプロス有数のリゾート地「ラルナカ」で見たい観光スポット4選

東地中海シリア・アナトリア半島沿岸の島・キプロス共和国の第2都市である街ラルナカ。ラルナカ国際空港を構える「空の玄関口」であり、夏場はリゾートを楽しむ観光客が降り立つ街ですが、そのラルナカは古代から中世の遺跡が多く残る街でもあります。そこで今回はキプロス有数のリゾート地・ラルナカで見ておきたい歴史的名所4選を紹介します。

島の港を守った守護神「ラルナカ城」

街のメインストリート・フィニコウデス・プロムナードの南端、地中海に面して建てられている石造りの城跡。
建設されたのはビザンティン時代(395年~1453年)の12世紀後半とされており、島の重要港であったラルナカ港を守る役割を担っていたとされています。
18世紀以降は城としての役割を失い、第1次大戦時はドイツ軍の軍事施設やイギリス軍管轄の牢獄、独立戦争(1955年~1964年)時はギリシャ系キプロス軍の収容所として使用されました。
現在は博物館となっておりビザンティン時代の壁画写真や中世以降の食器、大砲などを見ることができます。

image by iStockphoto

image by iStockphoto

この地に城が初めて造られた時代は諸説があるが、ビザンティン時代の12世紀後半と言われている[1]。
ジェノヴァ共和国が島で最も重要な港であったファマグスタを奪取した後、ラルナカの港はそれに代わる新たな主要港として注目されていた。
キプロスがフランス系のキプロス王国の支配下になった後、1382年から1398年に掛けてビザンティン時代の城を改築[2][1]して増強し、街と港を守る機能を向上させた。
オスマン帝国下の18世紀には、城の重要性が下がり廃城に近い状態であったという。
wikipediaより

ラルナカ城の住所・アクセスや営業時間など

名称 ラルナカ城
住所 Leoforos Athinon ギリシャ
営業時間・開場時間 9月16日から4月15日まで、月曜日 – 金曜日:8:00-17:00 4月16日から9月15日まで、月曜?金曜:8:00-19:30 土曜日と日曜日:9:30-17:00
利用料金や入場料 2,50
参考サイト http://larnakaregion.com/directory/product/larnaka-medieval-castle
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

イエスの祈りで生き返った「聖ラザロ教会」

ビサンティン時代の皇帝レオン6世により、9世紀後半から10世紀前半にかけて建設された教会。
教会名についている「ラザロ」はイエス・キリストの友人であり、イエスの祈りで生き返ったのちラルナカ主教を30年間務めたという言い伝えがあります。
外観は華美な装飾がなく質素ですが、内部は黄金に輝くきらびやかな造り。
ラザロ蘇生の瞬間を描いた絵画、ラザロが収められていた地下室奥の石棺(実際の遺体は石棺のさらに下にあるとされる)など、ラザロにまつわる展示品が無料で鑑賞可能です。

image by iStockphoto

image by iStockphoto

ラザロは30歳で病に掛かり命を落としたが、4日後にキリストによって蘇生した。
その後パリサイ人から逃れるようにラルナカへ辿りついた。
その後30年間主教としてこの町で過し再び死を迎えた。
そして埋葬されたのがこの教会となります。
教会の地下にはラザロの頭部が入っている銀色の聖遺物があります。
教会の左壁にある17世紀に描かれたラザロのイコンも見逃せない。
オスマン帝国のパシャ(総督)が天井ドームを3か所も壊したそうです。
(2014年1月3日)せっかく行く海外旅行のためにより

聖ラザロ教会の住所・アクセスや営業時間など

名称 聖ラザロ教会
住所 Plateia Agios Lazarou, Larnaka Cypus
営業時間・開場時間 現地時間8:00~18:30
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.cyprus-info.jp/places.html
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

先史時代で最高価値の遺跡「ヒロキティア」

先史時代で最高価値の遺跡「ヒロキティア」

image by iStockphoto

1934年にキプロスの古物課責任者・ポルフィリオス・ディカイオスがラルナカ近郊・南西32キロで発見した世界遺産遺跡。
紀元前7000年頃の住居跡、防衛用の壁が最高の保存状態で残されており、先史時代の遺跡の中でも特に歴史的価値の高い遺跡とされています。
住居跡には生活用の長椅子や段をとるための炉があり、当時の人々が送った生活を窺い知れる展示も。
紀元前6000年頃に一時無人島化し、その1500年ほど後からはソティラ人と呼ばれる民族が住んでいたとされています。

image by iStockphoto

ヒロキティアは、地中海のキプロス島に残る新石器時代の遺跡です。
この遺跡は地中海東部に残る先史時代の遺跡としては、保存状態の良好さと価値の面で特に重要な部類に属しています。
1998年に世界遺産に登録されています。
ヒロキティアの重要性の多くは、この遺跡が集落を形成していたということだけではなく、その共同体を守るための城壁を張り巡らせていることで、組織化された機能的社会が存在していたことを窺わせる点に関わっています。
墓地からは、偶像や祭礼用の什器(じゅうき)などの副葬品が出土しています。
この遺跡は1934年にキプロスの古物課責任者のポルフィリオス・ディカイオスによって発見されました。
世界遺産オンラインガイドより

ヒロキティアの住所・アクセスや営業時間など

名称 ヒロキティア
住所 Choirokoitia Cyprus
営業時間・開場時間 現地時間 9/16~4/15 8:30?17:00、 4/16~9/15 8:30?19:30
利用料金や入場料 2.50ユーロ
参考サイト https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒロキティア
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

地域のイスラム信者の重要地「ハラ・スルタン・モスク」

地域のイスラム信者の重要地「ハラ・スルタン・モスク」

image by iStockphoto

ラルナカ市街中心部から南西約4km、ソルト湖の湖畔に建っているモスク。
建設されたのは1816年ですがその起源は7世紀ごろで、預言者ムハンマドがこの地で亡くなった乳母を祀るための霊廟を建設したのが始まりとされています。
現在の姿になったのはモスクミナレットも建設された18世紀前半ごろで、広々とした室内にはお祈りを捧げる人イスラム信者が訪れるとされています。
ちなみに室内に入る際肌の露出は厳禁とされているため、観光の際はお忘れなく。

image by iStockphoto

アラビア語で表記されたアルスルタン(Al Sultan)のレストランが海岸通りにあった.ちょうどお店の背後にはモスクが見えるので,ほんの僅かだというイスラム教徒の人達が,安心してハラルフードを食べることができるのでしょう.もちろん異教徒でも問題ないが.なお同モスクはハラスルタンモスク(Hala Sultan Mosque)と呼ばれ,預言者ムハンマドの乳母がこの地で亡くなり,7世紀に霊廟が建てられたのが起源だそうだ.後に,霊廟に加えモスクミナレットなどが建てられ,18世紀前半に現在の姿になったそうだ.カナジーの物見遊山より

テケ・ハラ・スルタン モスクの住所・アクセスや営業時間など

名称 テケ・ハラ・スルタン モスク
住所 キプロス共和国 ラルナカ
営業時間・開場時間 施設による
利用料金や入場料 無料
参考サイト https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%A0%E6%95%99
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

リゾートを楽しみに行ったらぜひ訪れたい

最高の保存状態を誇る遺跡に死から蘇った聖人の教会。
マイナーな旅行地とされるラルナカですが、その歴史名所は一度見る価値あり。
リゾートを楽しみに訪れた際には、歴史名所もぜひ訪れてみては。
photo by iStock