数千年間守り抜かれる中国の聖域「泰山」

古代から長く文化と伝統を育んできた大国である中国。この国には多くの世界遺産がありますが、その中には聖なる場所として扱われる遺産もあります。今回はそのような扱いを長年受けてきた世界遺産「泰山」の魅了について紹介します。

泰山の基本情報

泰山の基本情報

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泰山とは中国東部に位置する標高1,545mもある大きな山のことです。
首都である北京から泰山のふもとの街へは高速鉄道で約3~4時間ほどかけて訪れることが出来ます。

泰山の住所・アクセスや営業時間など

名称 泰山
住所 山東省泰安市泰山区
営業時間・開場時間 中天門―南天門のロープウェイ:営業時間7:00-17:30
利用料金や入場料 入山料127元
参考サイト http://www.mount-tai.com.cn/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

聖なる五岳のトップ

聖なる五岳のトップ

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中国には道教という独自の宗教が生まれており、その聖地である衝山、華山、恒山、嵩山、泰山はまとめて五岳として国民に知られています。
特に泰山は他の山の中で最も神聖なる場所とされており、いくつもの寺院が残っています。

古代の皇帝に受け継がれてきた儀式

古代の皇帝に受け継がれてきた儀式

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道教の聖地として長年守られてきた歴史とは別に、皇帝の儀式会場として利用された歴史もあります。
中国最初の皇帝である始皇帝が大地への祈りとして始めた儀式は、「封禅」と呼ばれており、今でも伝統的な衣装を着た祭りとして行われています。

泰山へ登る前にチェックしておこう

現地に到着したら、早速登りたいかもしれませんが、その前に訪れていて欲しい場所があります。
それは岱廟という泰山を祀る廟であり、中には巨大な廟や当時の廟の作成や修繕について書かれた巨大な石碑などがあります。

この階段は天国?それとも地獄?

この階段は天国?それとも地獄?

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泰山への登山は非常に大変な道のりであり、特に写真の階段は急勾配でありながら長いため、多くの登山客を苦しめています。
しかし、遠くから見るとまるで天へと登っているかのように見えるため、天国への階段だと言う人もいます。

疲れを吹き飛ばす自然のパノラマ

疲れを吹き飛ばす自然のパノラマ

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苦しい登山道を抜けた先には、中国の大自然が広がる美しい絶景が待っています。
天気さえ良ければふもとの街や美しい夕焼けや朝日を望むこともできることでしょう。

登山できなくても頂上に行く方法

登山できなくても頂上に行く方法

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やはり観光客の方には体力に自信がない人や足を怪我している人もいます。
そのような方でもロープウェーが運行しているので、気楽に頂上へ行くことが出来ます。

頂上で誓う永遠の愛

頂上で誓う永遠の愛

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カップルで訪れた方は、観音像が祀られている建物の目の前にある香炉に南京錠をかけておきましょう。
南京錠は世界中で永遠の愛を誓うシンボル的な存在となっていますが、一部の国では大量の南京錠が景観を損なうとして撤去しています。

泰山とお札の関係性

最後にちょっとした豆知識をお伝えします。
中国旅行の際に何気なく使う5元札の裏には、今回紹介した泰山が描かれています。
ただ登るのではなく、お札の風景を探して泰山を散策してみるというのも面白いかもしれませんね。

長きに渡る中国の聖域

いかがでしたでしょうか。
泰山は長い歴史と広大な自然に囲まれた静かな世界遺産です。
是非、絶景を観たい方や中国紙に興味がある方、またはカップルの方は一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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