アート好きを刺激する博物館の街「アメリカ・ミネアポリス」で見ておきたい美術・芸術スポット5選

アメリカ中西部・ミネソタ州に位置するミネアポリスは、州都セントポールと合わせて「ツインシティ」と呼ばれる州の最大都市。活発な経済状況と豊かな自然を併せ持つ「全米で住みたい街」とされるこの街は、芸術や歴史、科学といった博物館が多く集う「芸術の街」としての顔も持っています。今回はそんなアメリカ中部の経済都市であり博物館の街・ミネアポリスの美術・芸術スポット5選を紹介します。

近代作品が揃う「ウォーカー・アート・センター」

近代作品が揃う「ウォーカー・アート・センター」

image by iStockphoto

ミネアポリスのダウンタウン南西にある美術館です。
アメリカのビジネスマンであったトーマス・バーロウ・ウォーカー氏の自邸「ウォーカー・ギャラリー」が始まりで、1927年に正式な美術館として開館しました。
コレクションは20~21世紀の近代作品がメインで、アルベルト・ジャコメッティ、アンディ・ウォーホルのポップアートなどバラエティ豊かな作品が多数。
ガラス張りのモダンな外観はスイスの設計事務所「ヘルツォーク&ド・ムーロン」デザインで2005年に完成。
館内作品と並びこの美術館の注目ポイントとなっています。

image by iStockphoto

材木業で財をなしたトマス・B・ウォーカーによって、1927年にウォーカー・アート・ギャラリーが設立され、40年にアート・センターとして再編された。
近現代美術のコレクションが充実しており、90年代以降は現代美術コレクションの質と量を飛躍的に拡充させた。
特に50年代〜60年代に主だった活動期を形成した具体、ウィーン・アクショニズム、アルテ・ポーヴェラ、フルクサスの作品を「オルタナティヴ・モダニズム」という観点から再評価し、積極的な収集を行なっている。
artscapeより

Walker Art Centerの住所・アクセスや営業時間など

名称 Walker Art Center
住所 1750 Hennepin Avenue, Minneapolis, Minnesota
営業時間・開場時間 現地時間 11:00-17:00
利用料金や入場料 毎週第一土曜日は無料、18 歳未満は常時無料
参考サイト http://www.walkerart.org/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

江戸時代の浮世絵に注目「ミネアポリス美術館」

江戸時代の浮世絵に注目「ミネアポリス美術館」

image by iStockphoto

1915年に開館したアメリカ中西部・北部では最大の総合美術館。
館内はモネやピカソ、宗教画、ギリシャ・ローマ彫刻など約10万点のコレクションが揃っていますが、ぜひ見ておきたいのは日本の浮世絵作品。
江戸時代の墨摺絵(すみずりえ)、錦絵(木版多色刷りの浮世絵)の揺籃期(ようらんき、ものごとの発展初期時代)以降のコレクションが3000点以上揃っています。
入館料は特別展をのぞき無料、館内の写真撮影が自由ということもあり、地元民や観光客からの評判も良い美術館の一つとされています。

image by iStockphoto

image by iStockphoto

ミネアポリス美術館には3000点以上にもわたる浮世絵が所蔵されています。
そのコレクションは初期の墨摺絵から錦絵の揺籃期そして最盛期と浮世絵の歴史を網羅するとともに、ジャンルも美人画・役者絵・名所絵・花鳥画・歴史絵・物語絵などほぼ全てをカバーし多様性に富んでいます。
また特筆すべきはその保存状態の良さにあります。
本書ではコレクションの内から選りすぐりの名品300点を収録しています。
鮮やかなカラー図版と詳細な作品解説を通じて浮世絵版画の魅力をご堪能いただくとともに研究に寄与することを望んでいます。
藝華書院より

ミネアポリス美術館の住所・アクセスや営業時間など

名称 ミネアポリス美術館
住所 2400 3rd Ave S, Minneapolis, MN 55404 アメリカ合衆国
営業時間・開場時間 Monday-Closed  Tuesday-10 a.m. ? 5 p.m.  Wednesday-10 a.m. ? 5 p.m.  Thursday-10 a.m. ? 9 p.m.  Friday-10 a.m. ? 9 p.m.  Saturday-10 a.m. ? 5 p.m.  Sunday-11 a.m. ? 5 p.m.
利用料金や入場料 イベント・施設による
参考サイト http://new.artsmia.org/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

建物自体が名作品「ワイズマン美術館」

建物自体が名作品「ワイズマン美術館」

image by iStockphoto

複雑な図形がいくつも交わるこの建物は、ミネソタ大学内のミシシッピ川沿いに建つ「ワイズマン美術館」。
もとは1934年に建設された美術館で、現在の個性的外観は1993 年に建築家フランク・ゲイリーが設計したもの。
おすすめの来館時間はは夜明けや日没の時間帯で、変化する空の様子がスチールに映し出される光景は幻想的。
館内には現代美術品から先住民族が残したセラミック(陶磁器)など約1 万 7000 点のコレクションが揃っており、幅広い時代の作品を無料鑑賞できます。

image by iStockphoto

image by iStockphoto

ワイズマン美術館(Weisman Art Museum)はミネアポリスの北東に位置するミネソタ大学のミネアポリス・キャンパス内にある美術館です。
1993年に完成した現在の美術館の建物は世界的に有名な建築家、フランク・ゲーリー氏によって設計され、現在は2万点以上の美術品を収蔵しています。
展示スペースはそれほど広くはありませんが、入館料は基本的に無料です。
ミネアポリスより

ワイズマン美術館の住所・アクセスや営業時間など

名称 ワイズマン美術館
住所 333 E River Pkwy, Minneapolis, MN 55455
営業時間・開場時間 営業時間10:00-17:00
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.weisman.umn.edu
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

緑と彫刻の楽園「ミネアポリス彫刻庭園」

緑と彫刻の楽園「ミネアポリス彫刻庭園」

image by iStockphoto

ウォーカー・アート・センターの北側に設けられたのは、1988年にランドスケープ・アーキテクト(景観設計の専門家)のミシェル・デヴィーニュが設計した緑豊かな彫刻庭園。
園内にはイサム・ノグチやヘンリー・ムーアなど世界的彫刻家の作品が展示されていますが、特に注目すべきは「スプーンブリッジとチェリー」。
巨大な白スプーンに真っ赤なチェリーが乗った重さ15トンの巨大彫刻であり、この庭園のシンボルとして人々に親しまれています。

image by iStockphoto

市内の美しい芝生と木々に囲まれた公園にカルダーやイサム・ノグチ、ヘンリー・ムーアといった世界的に著名な彫刻家の作品を展示した、全米最大規模の都市型彫刻庭園、ミネアポリス彫刻庭園。
その彫刻庭園の人気はなんといっても、巨大な白いスプーンの上にのった赤いチェリーの彫刻。
『スプーンブリッジとチェリー』と呼ばれるこの彫刻は、15トンを越す重さ。
広々とした空のもと、ダウンタウンのスカイラインを背景にこの彫刻の前の記念写真はおすすめです。
ミネアポリスの公式ホームページより

ミネアポリス彫刻庭園 Minneapolis Sculpture Garden の住所・アクセスや営業時間など

名称 ミネアポリス彫刻庭園 Minneapolis Sculpture Garden
住所 726 Vineland Place Minneapolis, MN 55403
営業時間・開場時間 6:00~24:00(2017年夏まで改装中)
利用料金や入場料 無料
参考サイト https://www.walkerart.org/garden/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

季節で表情を変える「ミネハハの滝」

季節で表情を変える「ミネハハの滝」

image by iStockphoto

ミネアポリスのダウンタウンから車で10分程、ミシシッピ川近くにある滝。
名前にある「ミネハハ」は原住民族ダコタ族の言葉で「滝」を意味するもので、注目は変化して見える滝の色。
青く見えたり緑に燃えたり、透き通る滝は最高の絶景と言える美しさ。
来たものの心と体を癒してくれることでしょう。
また寒さが厳しい冬季になると滝全体が凍り、違った景色を見せてくれます。
自然が作り出した芸術に身をゆだねてみては。

image by iStockphoto

image by iStockphoto

ここにはミネアポリス最大の無料ドッグパークがあります。
Minnehaha(ミネハハ)は”Laughing Water(笑う水)”と誤訳されていることが多いのですが、正しくはアメリカインディアンのダコタ族(この辺りをテリトリーにしていた)の言語で、MniがWater(水)、hahaが waterfall(滝)、よってMinnehahaで滝もしくは瀑布ということになります。
そう、ここにはミネアポリスの人が愛する滝があります。
さすが郊外、雪がまだ残っている。
十兵衛 ミネソタでの和犬の生活より

ミネハハの滝 Minnehaha Regional Parkの住所・アクセスや営業時間など

名称 ミネハハの滝 Minnehaha Regional Park
住所 4801 S Minnehaha Drive Minneapolis, MN 55417
営業時間・開場時間 6 am-10 pm
利用料金や入場料 無料
参考サイト https://www.minneapolisparks.org/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

足を延ばせば全米最大のショッピングモールも

博物館の街・ミネアポリスには時間で景色を変える美術館、彫刻の楽園や自然の滝など、多くの刺激を受けるであろう美術スポットが揃っています。
また国際空港発のライトレールに乗れば全米最大のショッピングモール「モールオブアメリカ」もあり、鑑賞して時間がある際はそちらへのショッピングも出かけてみては。
photo by iStock