毘沙門天に守られた堅固な山城・春日山城

日本の城・城跡まとめ、今回は新潟市にある春日山城跡についてまとめてみました。上杉謙信の名前は、歴史に詳しくない人でも一度は聞いたことがあると思います。上杉謙信の居城としても知られる、春日山城の歴史や見どころをご紹介します!

春日山城って?

春日山城って?

image by PIXTA / 23501238

春日山城はその名の通り、新潟県上越市の春日山の頂上に建てられていた山城です。
始まりは南北朝時代といわれ、代々上杉家の本拠地として活躍しました。
周囲の地形を巧みに利用した作りで堅い守りを誇り、難攻不落の名城と恐れられていたとか。

謙信の跡を継いだ上杉景勝の時代に、豊臣秀吉の命により領地が会津・米沢に移され、その役目を終えることとなりました。
日本百名城に数えられ、訪れる人が絶えないスポットとなっています。

春日山城の住所・アクセスや営業時間など

名称 春日山城
住所 新潟県上越市
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%A5%E6%97%A5%E5%B1%B1%E5%9F%8E
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

見どころいろいろ

見どころいろいろ

image by PIXTA / 5253699

残念ながら建物は現存していない春日山城跡ですが、跡地に行くことはできます。
堀のなどの遺構を見ると、当時要塞のような造りだったことがわかるそうですよ。
石垣はなく、土塁や空堀で城の防御を固めていた「山城」でした。

山の中腹では上杉謙信の銅像が、上越市街を見守っています。
昭和44年、上杉謙信障害を描いた大河ドラマ「天と地と」の放映を記念して作られたものだとか。

image by PIXTA / 5255874

先述の通り、建物は残念ながらほとんど残っていません。
発掘調査や文献から城の全体像はわかっており、各々の建物の場所には碑が建てられています。

主に城主が生活空間として使っていた上杉屋敷は、本丸や天守の裏にあったようです。
城の表玄関である大手門からは、見えないような造りになっていました。
天守を挟んで反対側には、右腕であった直江兼続の屋敷も建てられていました。

image by PIXTA / 12617481

城跡の見どころの一つとしてあげられるのは、天守跡のすぐそばにある大井戸。
想像を超える巨大なもので、見た人は一様に驚きます。
山城は、籠城戦に備えてたくさんの兵糧や水を蓄える設備が城内にあるものだそう。

廃城から400年以上経ちますが、びっくりすることに現在も水をたたえているのです。
大井戸がある山城は他にもたくさんありますが、ほとんどが雨水などを貯めておいたものだそうです。
大井戸にいっぱいにするほどの水がわき出る春日山城は、やはり自然に恵まれた城だったのです。

image by PIXTA / 23528114

上杉謙信の戦場での旗印を知っていますか?「毘」の一文字を書いた旗をドラマや映画で見たことがあるではないでしょうか。
「毘」は戦いの神、毘沙門天から取った字です。
謙信は自身を毘沙門天の生まれ変わりだと信じていたといわれています。

城内には毘沙門天を祀った毘沙門堂があります。
現在のものは昭和6年に復元されました。
戦いの前、謙信はこの毘沙門堂にこもって戦術を立てたり勝利を祈願したそう。

頂上では景色を楽しめますよ

頂上では景色を楽しめますよ

image by PIXTA / 21670098

春日山城跡を見るには、山裾から大手道を通り山頂を目指すのがポピュラーなコースです。
ふもとの「春日山城跡ものがたり館」でわかりやすいルートマップを配布されていますので、見学前にゲットしておきましょう。

頂上からは上越市が一望できます。
晴れた日には日本海が見えることも。
急な坂はありませんが、頂上まではちょっとしたハイキングです。
きれいな景色を見ながら一休みするのも良いでしょう。

城跡の他にも外せないポイントが!

城跡の他にも外せないポイントが!

image by PIXTA / 5639661

春日山の中腹、上杉謙信の銅像のすぐそばにあるのが春日山神社です。
上杉謙信を神として祀る米沢市の上杉神社から分霊され、明治時代に建てられました。

長い階段を登ると、直線的でがっしりとした本殿が見えます。
宝物殿やお土産屋さんなどもあり、初詣や七五三の時期にはたくさんの人でにぎわいます。
駐車場もあり、春日山城跡散策の起点とする観光客も多いスポットです。

image by PIXTA / 22992865

春日山のふもとには、500年もの昔に建てられたといわる林泉寺があります。
子供のころ、謙信はこの寺で育ちました。
7才から14才までの多感な時期を、家臣の直江兼続らと過ごしたと伝えられています。
上杉家の義を重んじる家風は、この寺からの教えといっても過言ではありません。

本堂の屋根、金色の5つの丸は、歴代の城主・藩主の家紋があしらわれています。
目を凝らして良く見てください。
訪れた際には必見です。

image by PIXTA / 21670474

林泉寺の入口にある惣門は、春日山城の搦手門が移築されたものだといわれています。
春日山城跡にはかつての建物が残っていないので、大変貴重な物。
苔むした屋根がその歴史を物語っています。

惣門をくぐった先にある山門も見ごたえがあります。
焼失により、現在のものは大正時代の建造ですが、大額に書かれた文字は上杉謙信直筆ものもとか。
美しい桜が有名なスポットでもありますので、春に訪れるのもいいですね。

最後はお参りとお守りを

最後はお参りとお守りを

image by PIXTA / 18235076

林泉寺の本堂の脇には墓所があります。
上杉家以外にも歴代の城主の方が眠る場所です。
謙信の祖父や父のお墓の先には、川中島の合戦で亡くなった兵士のものも。

林泉寺のお守りは、「最強のお守り」と呼び声が高く、人気があります。
謙信の旗印と同じく「毘」と「龍」が刺繍されたお守りは、ある村で太平洋戦争時に出兵する人に持たせたところ全員が無事帰還したという逸話が。
ぜひ手に入れておきたいところです。

歴史をしのぶ春日山城

新潟県の上越市の春日山城跡についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?ふもとの「春日山城跡ものがたり館」では、復元された城を体験できますよ。
散策前にはぜひ寄ってみてくださいね。
春日山城跡、歴史をしのびに行ってみませんか。
photo by PIXTA