歴史を知ったら行きたくなる!スペイン南部・ジブラルタルは歴史の要所

スペイン南部、イベリア半島の南東部に鋭く突き出したような地形をしているジブラルタルは目前に広がるジブラルタル海峡を挟みアフリカ大陸とつながり、そして大西洋から地中海へ進む要所として紀元前からの長い歴史を持っています。現在はイギリスの海外領土として統治され奇岩が印象的な観光地となっているジブラルタルはその歴史を知ったら行きたくなりますよ。

人類の往来を見守り続けた要所

人類の往来を見守り続けた要所

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ジブラルタルは昔から目的は違えど多くの人々が往来する場所でした。
紀元前950年頃には地中海一帯に領土を広げていったフェニキア人が定住するようになり、その後ムーア人の支配下に入りイスラム化しました。
1462年、スペイン王家により奪還されたもののヨーロッパ各国がこの沿岸地域で激しい戦いを繰り広げイギリスが領土とした18世紀以降も軍事的拠点として要所となってきました。

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ジブラルタルの象徴

ジブラルタルの象徴

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ジブラルタル半島の半分は大きな岩山が占めています。
ザロックと呼ばれる岩山は最高地点426mとなっておりジブラルタルを象徴する観光ポイントとなっています。
中腹までは階段状に市街地が広がり、頂上へはトレッキングコースが整備されているのと同時に市街地からロープウェーで上がることもできます。
この岩山は古代からヘラクレスの柱の一つと言われている神話性も持ち合わせています。

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動植物も集まる自然多き岩山

動植物も集まる自然多き岩山

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ザロックを登ると野生の猿を多く目にすることでしょう。
ここはヨーロッパで唯一野生の猿が自生することで有名でニホンザルにも近いバーバリーマカクという種類の猿が生活しています。
イギリス軍はこの猿がいなくなったらジブラルタルから撤退するという噂もあるそうです。
また渡り鳥たちの中継地点になっておりバードウォッチングも楽しめます。
ザロックの頂上付近ではパイナップルやオリーブが自生するなど植物の宝庫でもあります。

ザロックの内部

ザロックの内部

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ジブラルタルの大きな岩山には約150箇所の鍾乳洞が存在しています。
最も有名な鍾乳洞が西側斜面にある聖マイケル洞窟です。
見学コースが設けられており、そのコースの途中には世界的にも珍しいコンサートホールがあり今も利用されています。
他の鍾乳洞も戦時中には軍事目的で掘り進めて使用されてきたそうです。

船乗り達の希望の光

船乗り達の希望の光

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エウロパ岬灯台はイギリスの領地になった後1838年建設されました。
それまでは隣接する聖マリア教会の灯りが船乗り達の頼りだったそうです。
ヴィクトリア・タワーとも呼ばれ伝統的なイギリス風のデザインが採用されています。
イングランドの灯台業者が管理しており、都度改修が行われ最新システムによってこの地を往来する船の安全を見守っています。

イスラム支配の名残

イスラム支配の名残

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ムーア人(北西アフリカのイスラム教徒)の支配期間が長かったジブラルタル。
合わせて約700年間に及ぶイスラム支配の歴史を感じさせるムーア城はこの街の観光地となっています。
様々な建物が城壁に囲まれており数々の戦いの舞台となったジブラルタルを象徴するように砲台などが点在しています。
タワーオブハミッジと呼ばれる塔には英国旗が掲げられ、平和な時代を感じさせてくれます。

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特異な歴史を持つ小半島

イベリア半島内の小さなエリアにも関わらず、特殊な歴史を持ったジブラルタル。
今なおイギリス軍が駐屯し軍事のイメージが強いかもしれませんが、イギリス・スペイン・イスラムなどの要素が交じり合う異国情緒あふれる街として観光に力を入れています。
ジョンレノンとオノヨーコが挙式を挙げたことでも有名なジブラルタルへ訪れてみませんか?
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