国の文化を色濃く残す「モンテネグロ・ツェティニェ」で見ておきたい観光スポット5選

モンテネグロの首都ポドゴリツァの西約 30km,標高 630mの高原に位置するツェティニェ。オスマン侵攻から逃れた中世ゼータ王国の支配者イヴァン・ツルノイェヴィッチが1475年に新首都を置き、修道院や庁舎などが次々完成。ここからできた文化はセルビア文化、正教会にも大きな影響を与えてきました。今回はそんな国内文化の中心地である街・ツェティニエの観光スポット5選を紹介します。

君主の遺品・著書が残る博物館「ペトロヴィッチ博物館」

1830年に18歳の若さでモンテネグロ主教・君主に就任したペタル二世ペトロビッチ=ニェゴシュ(1813~1851)の政庁舎・居館「ビリヤルダ」として建設されました。
現在はニェゴシュ博物館として一般公開されており、館の名前の由来となったトリエステから運ばれたビリヤード台、ニェゴシュが使用した机や椅子があり、作家でもあった彼の代表作『山の花環』などの著書も見ることができます。
また館の裏手にはツェティニェ修道院が建っており、こちらも注目の観光名所。

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街にはつい最近まで使われていたかのような各国の公館や専門機関が集積しており、その他にも修道院、教育機関、博物館といった歴史的建造物も多く、まるで街全体がひとつの美術館のような雰囲気をかもし出している
今回立ち寄ったニコラ・ペトロビッチ博物館では、キング・ニコラが所蔵していた調度品の数々が展示されており、中には日本から贈られたものも多く見受けられ、外交の歴史の一幕を楽しむことができた。
マゼラン・リゾーツ・アンド・トラスト株式会社より

Petar Petrovic Njego? Museumの住所・アクセスや営業時間など

名称 Petar Petrovic Njego? Museum
住所 Trg kralja Nikole, Cetinje, Cetinje Municipality 81250, Montenegro
営業時間・開場時間 火曜日~日曜日9:00-16:00
利用料金や入場料 大人3ユーロ 学生1.5ユーロ 
参考サイト http://www.mnmuseum.org/bld_e.htm
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巡礼者を引き付けるキリスト教の宝「ツェティニエ修道院」

巡礼者を引き付けるキリスト教の宝「ツェティニエ修道院」

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15世紀にオスマン帝国の侵攻を逃れた「ゼータ公国」 の領主イヴァン・ツルノイェヴィッチにより建設されました。
その後オスマン帝国との戦争で破壊され、18世紀初頭に当時のダニロ1世により現在の建物が完成。
修道院内の宝物館に展示された3つの宝はキリスト教に関係したもので(聖母マリアのイコン、洗礼者ヨハネの右手、キリスト磔刑用十字架の一部)、この宝を目にしようと世界中の巡礼者がここを訪れています。

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ツェティニェ修道院は、モンテネグロ史において非常に重要な意味をもつ所だ。
王国の基礎となる 「ゼータ公国」 の領主イヴァン・ツルノイェヴィッチが、トルコの侵攻を逃れて1482年シュカダルスコ湖近くのジャブリャクから移ってきたのが、古都ツェティニェの起源。
3年後、チプルの教会跡 (後述) に修道院を建設し、これをゼータ公国の主教座と定めた。
1516年には統治権が主教に譲られ、公国は神政国家となる。
以来、主教公の邸宅 「ビリャルダ」 が建てられる1838年まで、修道院は宗教はもとより、政治、文化、教育の中心でもあったのだ。
ぐるっとモンテネグロより

ツェティニエ修道院の住所・アクセスや営業時間など

名称 ツェティニエ修道院
住所 Cetinjski Manastir
営業時間・開場時間 事前確認要
利用料金や入場料 不明
参考サイト http://tabisuke.arukikata.co.jp/os/r/104/r/10499/r/0ME/9/OverseaSpot/263/p/1/
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セルビア正教会の教会「宮廷教会」

 セルビア正教会の教会「宮廷教会」

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1450年に建設されたセルビア正教会の教会。
バルカン半島で信仰されたボゴミル派のネクロポリス(巨大な墓地、埋葬所)に建設されたもので、当時は150個のステチュツィ(セルビア、モンテネグロ付近に散在する巨大な中世の墓碑、現在は2つのみ残っている)が設けられていました。
セルビア人作家リュボミル・ネナドヴィツの記録により存在が明らかとなったとされ、そこにはオスマン帝国支配との戦いで戦士を率いたバヨ・ピヴリャニンとその妻が教会の下に埋葬されたと記されています。

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Old Royal Capital即ちかつてのモンテネグロの首都。
ツェティニエ修道院やヴラシュカ教会(Vlaska church,1450年建立)、解放期の19世紀に建てられた庁舎、博物館、旧王立劇場、かつての美しい各国の大使館群などを見ることが出来る。
博物館は歴史部門と美術部門の国立博物館、ニコラ王博物館、民族学博物館、ビリャルダが町の中心にある。
草津よいとーこ・・・湯畑からの便りより

宮廷教会 (Hofkirche)の住所・アクセスや営業時間など

名称 宮廷教会 (Hofkirche)
住所 Universitaetsstrasse 2, 6020 Innsbruck, Austria
営業時間・開場時間 9~17時(日曜と祝日は12時30分~)
利用料金や入場料 大人:7ユーロ・子供(19歳以下):無料
参考サイト http://www.hofkirche.at/
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山々とコトル湾の絶景が広がる「ロブチェン山」

山々とコトル湾の絶景が広がる「ロブチェン山」

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ツェティニェの町から入り組んだ道を40分程走った先にある「ロブチェン国立公園」の標高1749mにあります。
ここで見ておきたいのは緑が生い茂る山々、山の下に広がるコトル湾の姿。
山の頂上からこの姿を一望できるため、ハイキングでトレッキングコースを回る際にぜひチェック。
またこの山頂にはモンテネグロの教会主教、文学者であったペタル二世ペトロビッチ=ニェゴシュ(1813~1851)の霊廟が建っており、訪れた際はお祈りをしておいては。

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さて、ロブチェン山(1749m)がなぜ聖なる山かというと、それは山頂にペタル2世、ペトロビッチ=ニェゴシュ(1813~1851)の霊廟があるからです。
彼は正教会の主教、当時モンテネグロの偉大なる統治者でありながら、ニェゴシュという名の詩人としても有名な人であります。
セルビア語文学最高傑作と言われる『栄光の山並み』や日本でも和訳されている『山の花環』など、数多くの作品を世に出しております。
また1834年、最初の小学校を作った人でもあります。
彼は「民族の精神的象徴」として、今なお国民から愛されているのです。
コトールびよりより

ロブチェン山の住所・アクセスや営業時間など

名称 ロブチェン山
住所 Lovcen Near Boka Bay, Cetinje, Montenegro
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://montenegro-consulate.or.jp/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%8D%E3%82%B0%E3%83%AD%E6%A1%88%E5%86%85
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モンテネグロ最初のフランス大使館「旧フランス大使館」

モンテネグロ最初のフランス大使館「旧フランス大使館」

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1910 年に建てられたモンテネグロで最初のフランス大使館。
1878年に完全独立を決めたモンテネグロにヨーロッパ各国の大使館が完成していきましたが、このフランス大使館もその流れの中で完成しました。
アールヌーボー様式の外観は20世紀に活躍した建築家オーギュスト・ペレとポール・ガデによって設計されたもので、大使館としては1915年まで使用されました。
現在は国立図書館が建物を管理しており、国立図書館の珍しい本を格納するために使用されています。

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19世紀に入るとオスマン帝国との朝貢関係を脱却し、完全な独立を勝ち取るための戦争が始まり、1878年のベルリン会議でモンテネグロの完全独立が承認されると、フランス、ロシア、イタリア、オーストリア=ハンガリー帝国など多くの国々がツェティニェに大使館を設置した
ニコラ1世(Prince Nikola I Petrovic)の統治下でツェティニェは大きく発展を遂げ、宮殿、女学校、病院などが建設された。
1910年に王制に移行するとさらに開発が進み、政府庁舎などが建設された。
wikipediaより

ツェティニェの住所・アクセスや営業時間など

名称 ツェティニェ
住所 Cetinje, Montenegro
営業時間・開場時間 施設による
利用料金や入場料 施設による
参考サイト https://ja.wikipedia.org/wiki/ツェティニェ
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文化の中心地で歴史をたどる旅に

今回紹介したツェティニェは建設された15世紀の歴史的遺産が多く残り、古い文化を守り続けられてきたことがよくわかるでしょう。
次回の旅はモンテネグロ文化の中心地・ツェティニェで歴史をたどる旅に行ってみてはいかがでしょうか。
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