地球を感じる絶景!インド洋に浮かぶ奇跡の島、イエメン・ソコトラ島の景色5選

アラビア半島から南に約300km、インド洋から紅海へつながるアデン湾に浮かぶソコトラ島。古代より海上貿易の拠点として多くの人々が来島し栄えてきました。大陸移動によりアフリカ大陸から分離したこの島は特有の生態系と固有種の多さから「インド洋のガラパゴス」とも称されており独特な景観が広がっています。そんなソコトラ島で見られる絶景をご紹介いたします。

手付かずの大自然

手付かずの大自然

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ソコトラ島は1999年に空港が整備されるまで外国人の入島が禁じられていました。
そして2008年に世界自然遺産に登録され近年になってようやく脚光を浴びるようになったためその大自然のほとんどは手付かずのまま残されています。
東西約100km・南北約40kmのこの島のほとんどが山地で占められており、平地は海岸線にわずかにある程度になっています。
降雨量が少なく緑の少ない山間部の荒涼とした景観と青が美しい海との対比は、この島ならではの奇抜な絶景の一つと言えるでしょう。

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青い海と白い砂

青い海と白い砂

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潮の満ち引きによって作り出されるラグーン。
ソコトラ島・デトワラグーンの景観はまだまだ多くの人に知られていませんが、その美しさは他のラグーンに引けを取らない美しさを誇っています。
きっと近い将来、多くの方が憧れる人気の観光地となることでしょう。
またスナガニの巣が印象的なディレシアビーチやシュノーケリングポイントとしてオススメのディハムリなど、マリンリゾートの要素が強いソコトラ島ですが、まだまだ観光施設は開発途上。
今はまだ簡易的なキャンプ場がある程度らしいのでご注意ください。

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固有種の溢れる山々

固有種の溢れる山々

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ソコトラ島はその面積のほとんどが山間部に占められています。
そしてその山々には独自に進化を遂げた数多くの固有種が存在しています。
島内で最も大きな街ハディボの南側に位置するハギール山脈やディクサム高地では、奇妙な形状をしたソコトラ固有種の木々が溢れ、絶滅危惧種に指定されているエジプトハゲワシも多く観察することができるそうです。
小さな植物からハゲワシなどの肉食動物に至るまで数多くの固有種が確認されており、その割合は非常に高いと言われています。

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赤い金を産みだす木

赤い金を産みだす木

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アニメやゲームに出てくる異世界の植物を思わせるこの島の固有種、竜血樹はソコトラ島のシンボルと言っても過言ではないでしょう。
この木の樹液は竜血(シナバル)と呼ばれ、古代ローマや中世ヨーロッパ、そして中国など各地で貴重品として取引され、この島の大きな収入源となっていました。
この竜血は止血・鎮痛作用を持つ薬品として、またその赤さから着色剤としても使用されていたそうです。
幹に大きく傷をつけて搾取するためこの木は遠目ではインパクトがありますが、近くで見るとなんとも痛々しい状態になっているそうです。

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ヘンテコな木々達

ヘンテコな木々達

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ソコトラ島では竜血樹の他にも独自に進化を遂げて独特な形状となった木々が多く見られます。
「きゅうりの木」とも呼ばれるDendrosicyos socotranusは、世界でこの種のみが木となっているウリ科の植物でソコトラ島の固有種となっています。
またDorstenia gigasはボトルツリーとも呼ばれその大きく膨らんだ幹に多くの水分を貯めておくことができるそうです。
そのため通常木が育つことができない枯れた大地でも、空気中の水分を取り込み僅かな隙間に根を生やして大きく成長することが出来るそうです。
この木の花はその見た目と違い華麗なピンク色となることから、デザート・ローズの愛称でも呼ばれているそうです。

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未だ見ぬ地球の不思議を体験しよう

古代より交易で栄えた場所でありながら近年まで外国人の入島が許されていなかったソコトラ島。
この世界の物とは思えない奇妙な絶景が広がるこの島が、多くの観光客で賑わう日もそう遠くないことでしょう。
そうなる前に多小の苦労と引き換えに味わえる息を飲む絶景を、いち早く体験してみませんか。
ソマリアなど危険地帯に近いため出来るだけ多くの情報収集を行ってから渡航することをオススメします。
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