モスクワから日帰りで行ける黄金の環・・・現在に生きる聖地セルギエフ・ポサード

セルギエフ・ポサードは、ロシア北東70kmあたりに位置する都市。この地帯は、あまり知られてはいないかもしれませんが、かつての公国の首都だった中世の都市が連なり、歴史的建造物もたくさん残されいます。これらの都市郡は、「黄金の環」と呼ばれています。セルギエフ・ポサードは、その都市の中でもモスクワからもっとも近く、電車やバス約1時間半で行くことができ、日帰りで行ける黄金の環の都市として人気です。ここには世界遺産に登録された大修道院があり、現在も信者の巡礼が絶えない美しい宗教都市でもあります。ただの観光地ではない、セルギエフ・ポサードの魅力を紹介します!

町の中心、城壁に囲まれた大修道院

町の中心、城壁に囲まれた大修道院

image by iStockphoto / 87219519

町の中心に、城壁で囲まれた大修道院があります。
13世紀の半ば、修道士の聖セルギエフが森の中に小さな教会を開いたのがはじまりと言われています。
その後、彼を慕ってたくさんの弟子が集まり、修道院となりました。
聖セルギイは、ロシアをモンゴルの支配から守ったとされることから、その死後、聖者として扱われるようになりました。
そして、ここはロシア正教の中でも、もっとも重要な教会として位置付けられる宗教都市として発展し、現在も巡礼する信者の参拝が絶えません。

image by iStockphoto / 84466155

中に入っていくと、14~18世紀に建てられた数々の教会の建築物が。
目にも鮮やかな色合いの世界が広がっています。
世界遺産にも登録されている、壮麗な建築郡です。
見ごたえはたっぷりです。

image by iStockphoto / 75983879

至聖三者聖セルギイ大修道院の住所・アクセスや営業時間など

名称 至聖三者聖セルギイ大修道院
名称(英語) Trinity Lavra of St. Sergius
住所 The Holy Trinity-St. Sergius Lavra, Sergiev Posad, Moscow Oblast
営業時間・開場時間 5:00 – 21:00
利用料金や入場料 無料, 写真撮影100ルーブル
参考サイト http://www.stsl.ru/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

大修道院のシンボル、ウスペンスキー大聖堂

大修道院のシンボル、ウスペンスキー大聖堂

image by iStockphoto / 101305751

イワン雷帝の命令で16世紀に完成した大聖堂です。
ウスペンスキーとは、「聖母マリアの死を記憶する祭」という意味。
有名なモスクワのクレムリンにもウスペンスキー大聖堂がありますが、ここはその大聖堂を模したものだと言われています。
青いドーム型の屋根の中央に金色の大きなドームが美しいです。

image by iStockphoto / 64295291

image by iStockphoto / 101304869

内部には、巨大なイコノスタスと呼ばれる聖人や天使を描いた絵を集めた「聖障」が。
壁や天井は、17世紀のフレスコ画で覆われており、荘厳な雰囲気が漂います。

ウスペンスキー大聖堂の住所・アクセスや営業時間など

名称 ウスペンスキー大聖堂
名称(英語) Dormition Cathedral
住所 The Holy Trinity-St. Sergius Lavra, Sergiev Posad, Moscow Oblast
営業時間・開場時間 5:00 – 21:00
利用料金や入場料 無料, 写真撮影100ルーブル, ガイドツアーあり
参考サイト http://stsl.ru/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ロシア一高かった鐘楼

内部にひときわ高くそびえたつ美しい鐘楼は、88mもあり、建てられた当時は、ロシア一高かったとか。
鐘楼の横には、泉があって、聖なる泉として、水を汲み帰る人も多くいるそうです。

聖セルギウスの墓所の上に建てられた、トロイツキー聖堂

聖セルギウスの墓所の上に建てられた、トロイツキー聖堂

image by iStockphoto / 101320325

黄金の屋根が美しい聖堂です。
15世紀に完成した聖堂で、この修道院をつくったと言われる聖セルギウスのお墓の上に建っています。
教会内には、彼の棺も納められています。
この聖柩は、この聖地の巡礼者の大きな目的の一つになっています。

また、ここではロシアのイコン画家、アンドレイ・ルブリョフのイコンも見ることができます。
ルブリョフは、天才イコン画家として伝説的存在ですが、ここセルギエフ大修道院で青年時代を過ごしたと言われています。

トロイツキー聖堂の住所・アクセスや営業時間など

名称 トロイツキー聖堂
名称(英語) Trinity Lavra
住所 The Holy Trinity-St. Sergius Lavra, Sergiev Posad, Moscow Oblast
営業時間・開場時間 5:00 – 21:00
利用料金や入場料 無料, 写真撮影100ルーブル
参考サイト http://stsl.ru/about_lavra/all/troitskiy-sobor/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

信仰の場所としての・・・

信仰の場所としての・・・

image by iStockphoto / 85457817

敷地内には神学校も置かれています。
見学中には、黒い服に身を包んだ神学生にも出会うことができるでしょう。
観光地としてだけでなく、現在も生きる信仰の場所としての雰囲気は、他では味わえないものかもしれません。

カフェやお土産物屋さんも

修道院内には、カフェや可愛い雑貨のお土産物屋さんもたくさん並んでいます。
そんなお店を眺め、お買い物をするのも楽しみの一つかもしれません。
イコン画などを買うのも良い記念になるかも。
また実はここ、セルギエフサポードは、民芸品の産地としても知られています。
有名なロシアのおもちゃ、マトリョーシカもたくさん売られていますよ。
可愛い、お気に入りのお土産を見つけてみてくださいね!

美しい教会郡と信仰の都市へ

ロシアの黄金の環の一つ、セルギエフサポードは、いかがでしたでしょうか。
あまり知られていないとは思いますが、独特のロシアの信仰と、美しい教会郡を見ることができる素敵な場所です。
モスクワからのアクセスも良いので、ぜひロシアの文化を感じに、足を運んでみてはいかがでしょうか。
photo by iStock