ロンドンデリーは、北アイルランドで首都ベルファストに次ぐ第2の都市。546年に守護聖人コルムキルが修道院を建設し「デリー・コルムキル」という名前になりますが、17世紀にイギリス支配下になると「ロンドンデリー」に名を変え城壁が完成。現在は国で唯一城壁が残る地となり、そこから「歴史的な城郭都市」として人気となっています。今回はそんなアイルランド唯一の城郭都市・ロンドンデリーの観光スポットを見てみましょう。
街の城壁で戦いの歴史を知る

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アイルランドで唯一城壁が残る街ということで、まずはその城壁を見てみましょう。
城壁はイングランド、スコットランドから移った人々を守るために築かれたもので、最終的な門の数は7つにもなりました。
105日間包囲(1689年)など幾度も砲撃を跳ね返し、城壁を破られたことは一度もないというヨーロッパでも珍しい城壁でもあります。
この街の力強い一面を城壁の姿から感じ取ってみては。
また近くの聖コラムズ大聖堂では城壁についていた鍵が残されており、そちらも見てみましょう。
城壁はイングランド、スコットランドから移った人々を守るために築かれたもので、最終的な門の数は7つにもなりました。
105日間包囲(1689年)など幾度も砲撃を跳ね返し、城壁を破られたことは一度もないというヨーロッパでも珍しい城壁でもあります。
この街の力強い一面を城壁の姿から感じ取ってみては。
また近くの聖コラムズ大聖堂では城壁についていた鍵が残されており、そちらも見てみましょう。
城壁の住所・アクセスや営業時間など
名称 | 城壁 |
名称(英語) | Derry City walls |
住所 | Londonderry, UK |
営業時間・開場時間 | 24時間 |
利用料金や入場料 | 無料 |
参考サイト |
http://www.discovernorthernireland.com/ 最新情報は必ずリンク先をご確認ください。 |
ギルドホール

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1887年に建立されたゴシック様式の建物で、この街のシンボルとされる存在。
現在は市役所として使用されており1階の市議会議場、その上にあるコンサート並みの大ホールという構成で入場は自由。
大ホール全体に飾られたステンドグラスは街の歴史をテーマに描かれており、ステージには豪華なパイプオルガン。
1908年の火事と1972年のIRA(アイルランド共和軍)爆破テロで破壊されますが復活。
2013年に終了した改修工事によって現在の形になりました。
現在は市役所として使用されており1階の市議会議場、その上にあるコンサート並みの大ホールという構成で入場は自由。
大ホール全体に飾られたステンドグラスは街の歴史をテーマに描かれており、ステージには豪華なパイプオルガン。
1908年の火事と1972年のIRA(アイルランド共和軍)爆破テロで破壊されますが復活。
2013年に終了した改修工事によって現在の形になりました。
ギルドホール の住所・アクセスや営業時間など
名称 | ギルドホール |
名称(英語) | The Guildhall |
住所 | Guildhall St, Londonderry BT48 6DQ UK |
営業時間・開場時間 | 24時間 |
利用料金や入場料 | 無料 |
参考サイト |
http://www.derrystrabane.com/ 最新情報は必ずリンク先をご確認ください。 |
ピースブリッジ

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ロンドンデリーを流れるフォイル川にかけられた橋は、2011年6月15日にオープンしたピースブリッジ。
この街は長く「プロテスタント」派のウォーターサイドと「カトリック」派のシティサイド(旧市街側)で対立してきましたが、この橋はその両者を結ぶシンボルとして期待されています。
2013年4月18日にここを舞台に平和行進が行われ、ダライ・ラマ14世が参加したことで話題となりました。
船の形をイメージした白く美しいデザインもぜひチェックしてみましょう。
この街は長く「プロテスタント」派のウォーターサイドと「カトリック」派のシティサイド(旧市街側)で対立してきましたが、この橋はその両者を結ぶシンボルとして期待されています。
2013年4月18日にここを舞台に平和行進が行われ、ダライ・ラマ14世が参加したことで話題となりました。
船の形をイメージした白く美しいデザインもぜひチェックしてみましょう。
ピースブリッジの住所・アクセスや営業時間など
名称 | ピースブリッジ |
名称(英語) | The Peace Bridge |
住所 | Derry BT48 7NN UK |
営業時間・開場時間 | 24時間 |
利用料金や入場料 | 無料 |
参考サイト |
http://www.visitderry.com/ 最新情報は必ずリンク先をご確認ください。 |
聖コラムズ大聖堂

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光り輝く模様にイングランドの紋章が混じった門。
ここをくぐると見えるのが17世紀前半に建てられたゴシック様式の教会で、城壁の「ビショップゲート」北側にあります。
16世紀の宗教改革以降にできたアイルランド初のプロテスタント教会で、17世紀のロンドンデリー包囲戦を描いたステンドグラス、包囲戦にちなんだ資料も残っています。
かつて街の7つの城壁に残っていた扉の鍵はここにすべて展示されています。
激しい戦いの爪痕が感じられる内容と言えるでしょう。
ここをくぐると見えるのが17世紀前半に建てられたゴシック様式の教会で、城壁の「ビショップゲート」北側にあります。
16世紀の宗教改革以降にできたアイルランド初のプロテスタント教会で、17世紀のロンドンデリー包囲戦を描いたステンドグラス、包囲戦にちなんだ資料も残っています。
かつて街の7つの城壁に残っていた扉の鍵はここにすべて展示されています。
激しい戦いの爪痕が感じられる内容と言えるでしょう。
セント・コロンブズ大聖堂の住所・アクセスや営業時間など
名称 | セント・コロンブズ大聖堂 |
住所 | 17 London St, Londonderry BT48 6RQ UK |
営業時間・開場時間 | 24時間 |
利用料金や入場料 | 無料 |
参考サイト |
http://www.stcolumbscathedral.org/ 最新情報は必ずリンク先をご確認ください。 |
地名の呼び方については気を付けた方がよい
現在の街の名前になっている「ロンドンデリー」は植民地時代についたこともあり、ここに住んでいる人の中にはこの呼び名を嫌う人もいるとのこと。
呼び名に気を付けて行った方が良いでしょう。
現地に行った際は、そうした歴史も頭に入れながら回ってみては。
呼び名に気を付けて行った方が良いでしょう。
現地に行った際は、そうした歴史も頭に入れながら回ってみては。
photo by iStock