映画「世界の中心で、愛をさけぶ」のロケ地にもなった愛媛県宇和島の「天赦園」

日本の四国にある愛媛県。その愛媛県の南予地方にある宇和島市には、昔から地元の人に愛されている日本庭園があります。四季折々の草花や、季節によって表情を変える木々を眺めながらのお散歩を楽しむ人が多くいます。

自然と歴史に触れる町

自然と歴史に触れる町

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愛媛県宇和島市。
宇和島市は愛媛県の南予地方にあります。
愛媛県の中心である松山市からは特急電車だと1時間半ほどでしょうか。
運が良ければ、アンパンマン列車という車体にアンパンマンがデザインされた電車に乗ることができます。
社内の天井にもアンパンマンのキャラクターがいたり、発車メロディーなどもアンパンマンのテーマが流れたりと、乗る人を目と耳でたのしませてくれます。

車だと高速道路を使用すれば2時間足らずで到着しますが、下道でも3時間ほど。
山や川、海など自然に囲まれた場所なのでのんびりドライブもオススメ。
車道の横に線路が現れることもあり、海をバックに走り抜ける電車は風情があって素敵な景色です。
途中、道の駅などもあるので立ち寄って休憩がてら、ご当地グルメなどを味わってみてはいかがでしょうか。

なんだかほっとする町、宇和島

なんだかほっとする町、宇和島

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宇和島市は山に囲まれ、海に面しており、自然に囲まれた場所。
空気もおいしく、人の雰囲気も柔らかいのでどこか安心させてくれる雰囲気の町です。
駅を出てすぐそこには、ヤシの木が植えられているので、よく晴れた日に訪れると青い空とヤシの木が風に揺れるすがたが、海外へ来たかのような錯覚を起こさせてくれるかも?

駅からほど近くにある商店街は「きさいやロード」といいます。
きさいやとは、宇和島市の方言で「来て下さい」といったような意味でつかわれます。
海の方へ向かうと、道の駅「きさいや広場」もありますよ。
きさいやという方言は地元ではよく使われるなじみの深い言葉なのが分かりますね。

宇和島城を治めていたのはあの有名な武将の…

宇和島城を治めていたのはあの有名な武将の…

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伊予宇和島藩の初代藩主は伊達秀宗という方。
伊達という苗字、聞き覚えがありませんか?歴史上の人物でとても有名なあの伊達政宗ですね。
秀宗は、正宗と側室との間に生まれた子供でした。
当時、正宗と正室の間に男の子は生まれておらず、秀宗が正宗の長男であったにもかかわらず、側室との子であったことでいろいろと複雑な歴史があるようです。

そんな伊達の名がつけられた「伊達博物館」が天赦園から歩いてすぐそばに建てられています。
秀宗の歴史を知って、宇和島城や伊達博物館を訪れればより深く宇和島の魅力を知ることができるかと思います。

季節と歴史を感じる、日本庭園

季節と歴史を感じる、日本庭園

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天赦園があった場所はもとは海でした。
2代目の藩主である伊達宗利が御殿を建てるために埋め立てたとされており、その後、7代目藩主である伊達宗紀が隠居所をつくるためさらに工事を着工。
翌年に庭造りを着工し、3年ほどで天赦園が完成しました。
天赦園という名の由来は、秀宗の父である、伊達政宗が詠った詩からとられたとされています。

伊達家にとても関わりの深い場所です。
なので、歴史に興味のある方にはたまらない場所ですね。
もちろん歴史に興味がなくても、純粋に庭園の雰囲気を楽しむことができます。

天赦園の住所・アクセスや営業時間など

名称 天赦園
名称(英語) Tensha-en Garden
住所 愛媛県宇和島市天赦公園1
営業時間・開場時間 8:30-16:30
利用料金や入場料 300円
参考サイト http://www.uwajima.org/spot/index2.html
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

庭園だけでなく、公園でもよく目にする藤棚

庭園だけでなく、公園でもよく目にする藤棚

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藤の花が垂れ下がるように作られた棚で、花の咲く時期に訪れればとても綺麗で心が癒されること間違いなしです。
藤棚の下へ入り、頭の上に広がる藤のつたや花が目の前いっぱいに広がる景色は、目に焼き付くほどの美しい光景です。
藤棚が設置してある公園が多く、その下にはベンチが置かれていることも多く、公園ではしゃぐ子供たちに癒されながらのんびり過ごすことができます。
藤が陽の光をさえぎってくれるので長時間でも苦になりません。
たまに蜂が藤の花の匂いにつられてやってくるので要注意ですが…。

冬には少し寂しい印象になってしまう藤棚ですが、その姿もまた風情があって、宇和島の田舎ならではの温かみのある背景と藤棚の下で温かい飲み物を飲みながらほっと一息。
冬でも十分に楽しめ、癒し効果があります。

趣のある建物と竹林

趣のある建物と竹林

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天赦園の特徴のひとつとして、竹林があげられます。
庭の外周からでも竹が生い茂っているようすがうかがえ、外からはこの竹のおかげで視界が遮られているので、中の様子を見ることはできません。
中には茶室があり、日にちによってはイベントが開催され本格的なお茶をいただくことができるのだとか。
お庭のきれいな景色をみながらお茶をいただけるなんて贅沢ですね。
昔の伊達さん達もこんなふうに戦の疲れを癒していたのでしょうか。

天赦園は「池泉回遊式庭園」といわれ、池を中心に回りながら周りの景色をたのしむといった形状になっています。
池に移った景色もまた見る人を楽しませてくれることでしょう。

心もお腹も満たされる

天赦園さがの。
お庭からすぐそこの場所にあります。
夜と昼の営業で、お昼にはランチメニューもあり比較的リーズナブルなお値段で食事を楽しむことができるので人気のお食事処です。
また昼夜問わず、焼肉やお鍋、懐石料理なども楽しむことができます。
お子様ずれの方でも、お子様プレートもメニューにあるので安心です。
席はほぼ全席個室で、宴会などの大人数に対応できる広いお部屋もあります。
周りの目をきにせずくつろぎながら食事ができますね。
そして、何より嬉しいのは足が疲れない掘りごたつ。
長時間でも座っていられるのでついつい長居してしまいそうです。

店内のロビーには珍しい大きな水出しコーヒーの装置があったと思います。
かなり大きくてインパクトがあるのですが、インパクトだけではなく、水出しコーヒーはゆっくりと抽出するので、苦みや渋みが少なくすっきりとしたコーヒーになるので美味しくて飲みやすいコーヒーになるんだとか。

実は映画の舞台になったことがある!

実は映画の舞台になったことがある!

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実は、かなり有名な映画の舞台になったことがありあります。
それは「世界の中心で、愛をさけぶ」です。
原作が大ヒットし、映画化され、ドラマ化され…私が生きている中で最も宇和島が注目を浴びた瞬間かもしれません。

作中に出てくる、「城下町」という喫茶店があるのですが、この喫茶店は実在する店舗なんです。
それも天赦園のすぐ目の前に!ぜひ、お庭の散策をして一息つきたいときには訪れてみて下さいね。
ほかにも作中ででてくるキーワードには名前がそのまま使用されていたり、特徴もそのままなので作中で出てくる場所へ実際に足を運んで、自分が抱いていたイメージと実際の景色との違いを確かめてみてはいかがでしょうか?

山の上にそびえたつ天守閣

山の上にそびえたつ天守閣

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宇和島城は山の上に建っていて、宇和島のほぼどこからでも見ることができます。
夜にはライトアップされ、暗闇に浮かび上がった天守閣はより厳格な雰囲気を醸し出します。
地元の人の間では「城山」と呼ばれ、お城までの道のりは良い運動になるのでハイキングなどで訪れる方が多く、夕方には部活動のランニングコースにもなっていて、野球部の子たちが元気よく挨拶をしながら駆け抜けていってくれることも。

城山のオススメの季節は春。
桜の名所でもあるので、桜が満開のころにはお花見客が多く訪れます。
風が吹いた時の桜吹雪は圧巻でいくつになってもその景色を目にするとつい、はしゃいでしまうほどです。
お城の中も見学できるので、ぜひ中にも入ってみてくださいね。
城のなかの階段がすこし階段が急なので、上るときはいいのですが降りるときは少し怖いかも…転ばないように気をつけましょう。

旅先で欠かせないご当地グルメ

旅先で欠かせないご当地グルメ

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港町なので、海をいたるところから眺めることができます。
海の景色を楽しむのもいいのですが、忘れてはいけないのが海の幸。
宇和島へ来たら新鮮なお魚料理をぜひ味わっていただきたいです。
お土産にも海産物が多く、道の駅へ訪れるとたくさんの種類のものが販売されています。

居酒屋さんや料亭にはいけすがあるところが多く、道の駅には大きな水槽が設置されていて、生きた魚を見る機会も多くあるかと思いますよ。
水族館で観賞用の魚を見ることはありますが、食べておいしい魚たちが悠々と泳いでいる姿は少しめずらしいかも。
ぜひ、見てみて下さい!

いかがでしたでしょうか?

どこか、安心できてほっとする町「宇和島」これといった大きな名所があるわけではないですが、穴場的な素敵なスポットがたくさんあり、地元の方の温かな人柄にも触れ、おいしいグルメも堪能できて…記憶に残る良い旅ができるスポットだと思います。
松山市まで訪れたら、そのまま南へぜひ!松山と宇和島の間にも歴史のある町や建物、その土地ならではの見どころがたくさんあるので寄り道しすぎて時間が足りないかもしれませんよ!できればゆったりとした旅行プランで訪れてみてくださいね。
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