アムステルダムにある「ゴッホ美術館」に行こう!入場料や営業時間は?

レンブラントにフェルメール、そしてゴッホと今や世界に名の知れている有名な芸術家を輩出してきたオランダ。アムステルダムの町には、彼らの作品を鑑賞できる美術館や生活をしていた家があります。今回は、オランダ絵画の三大巨匠の一人であるゴッホにまつわる「ゴッホ美術館」についてご紹介いたします。

ゴッホってどんな人?

ゴッホってどんな人?

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フィンセント・ファン・ゴッホ(以下ゴッホ)は、1853年オランダ南部のズンデルトで6人兄弟の長男として生まれました。
ゴッホは、幼いころから癇癪持ちで両親や家政婦から兄弟の中でも扱いにくい子供と見られ、少年時代は低湿地を歩きまわり鳥や花などを観察して1日を過ごしていたようです。
ゴッホが11歳の時、父親に贈った「農場の家と納屋」と題された絵の素描が残っており、この頃から絵の才能が開花していたのではといわれています。

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その後すぐに画家としての人生をスタートさせたわけではなく、画商勤めをしたり、その時に読み込んだ聖書の影響でキリスト教の伝道師を志したこともあるのです。
結局は、金銭面や学力の面でその道に進むことはありませんでした。
ゴッホが27歳の時に住んでいたベルギーのクウェムという町で、風景や周りの人々をスケッチしているうちに本格的に絵を描いていこうと決意したのがこの頃だったといわれています。

ゴッホ美術館てどんなところ?

ゴッホ美術館てどんなところ?

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アムステルダムの数ある観光施設の中で、最も人気を博しているのがこの「国立ゴッホ美術館」です。
ゴッホの作品が分散することなくひとつの美術館で公開されることを望んだ遺族の希望によって、1973年にオープンしました。
ゴッホの作品だけでも700点を越え、さらにはゴッホと同時代のゴーギャンやロートレックといった画家の作品も展示されています。
絵画以外にも、ゴッホ自身が興味を持ったコレクションしていた浮世絵や、ゴッホ直筆の手紙などの展示も興味深いものがあります。

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この美術館の設計にあたったのは、1900年代の美術運動デ・スタイル派の代表格であったリートフェルト氏。
後に世界遺産登録となるシュレーダー邸で有名な建築家です。
浮世絵の展示や特別展示をしている別館は、日本が誇る建築家である黒川紀章氏によるもので、1999年6月にオープンしました。
前者が直線的な建築であるのに対し、後者は曲線が多用された非対称な美が表現されています。

美術館へのアクセスは?

アムステルダム市内の交通はトラムの利用が便利です。
小銭での支払いが面倒な人は、予めトラム、バス、メトロが乗り放題になるICカードの種類OVチップカールト(7.5ユーロ~/24H)を購入しておきましょう。
アムステルダム中央駅を始発に、シンゲルの花市、ライツェ広場を通ってくるのが2番トラム。
中央駅より西側の方面からは、3、12番トラムの利用も可能です。
Van Baerlestraatで下車し、徒歩1分ほどで美術館に到着します。

開園時間や入場料は?

開園時間:10:00-18:00 金曜日のみ~22:00

入場料:14ユーロ 日本語オーディオガイド利用の場合は+5ユーロ。
 人気の美術館のため、時間帯によっては入場するだけで長蛇の列になることも。
事前にオンラインチケットの手配をしておいたり、I amsterdam card(1日券49ユーロ~)を用意しておくことで別の入り口から入場することができます。
I amsterdam cardは、トラム、バス、メトロの利用に美術館など3ヶ所以上見学する場合はこちらの方がお得です。

暗い作風だったオランダ時代

暗い作風だったオランダ時代

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1階では、印象派をはじめとするゴッホより以前の19世紀のヨーロッパ絵画のコレクションが見られます。
2階に上がれば、そこはゴッホワールド! 階段を上がって右回りに年代別に作品が並べられています。
「馬鈴薯を食べる人々」を代表する1885年頃からのオランダ時代の作品。
この頃は、暗い雰囲気の作品が目立ちます。
次にパリ時代。
1887年頃のゴッホは自画像を多く描くようになり、色使いも明るい作風になってきています。
ここでは、ゴッホ自身が影響を受けた浮世絵を油絵で描いた展示も見られます。

ゴッホ芸術の最良期へ

ゴッホ芸術の最良期へ

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フランスのアルルに住み始めた1888年頃は、南仏の明るい太陽を思わせるような明るい作品が目立ちます。
「ひまわり」や「アルルの寝室」など鮮やかな黄色を多用し、生命力を感じる作風が印象的な時代です。
また、同じ画家であるゴーギャンと共同生活をしていた時期でもありますが、2人の間にいざこざが起こり自ら耳たぶを切り落とした「耳切り事件」によって、2人の生活を解消したのもこの時代です。

そして再び闇の時代へ

そして再び闇の時代へ

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サン・レミ、オーヴェル時代のゴッホは、てんかん発作や精神的疾患など諸説ありますが、入院や医師に診てもらいながも精力的に絵画には没頭していたようです。
「アイリス」や「オリーブ畑」、「星月夜」などが描かれた時代です。
1890年になるとゴッホの作品は少しずつ評価されるようになりましたが、彼が亡くなったのもこの年のことです。
わずか37年の生涯でした。
胸には銃弾が達していたものの、ゴッホ自身がその理由を語らないことやその拳銃が見つからなかったことから依然死についての謎が残されています。

3階には、スケッチや版画の展示。
4階はゴッホ以降の19世紀の絵画などの展示です。

ゴッホ美術館の住所・アクセスや営業時間など

名称 ゴッホ美術館
名称(英語) Van Gogh Museum
住所 Van Gogh Museum, Museumplein 6, 1071 DJ Amsterdam
営業時間・開場時間 10:00 – 18:00, 金曜日は22:00まで
利用料金や入場料 17ユーロ, オーディオガイド5ユーロ, 17歳以下無料
参考サイト https://www.vangoghmuseum.nl/ja/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ミュージアムショップで旅の記念品を探そう

館内では基本的に写真撮影はNG。
しっかりと心に焼き付けて美術館を後にしましょう。
ゴッホ作品が大好きな人は、自分へのお土産にミュージアムショップで書籍やポストカードなどを買って帰るのもいいですね。
また、本館ではミュージアムカフェ「Le Tombourin」が併設されています。
ドリンク類だけではなく、サラダやペストリー、温かい食事も用意されているので、アートの世界に浸りながらのんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか。

人生も絵画も試行錯誤だったゴッホ

年代によってどんどん作風の変わっていったゴッホは、いつも試行錯誤しながら絵を描いていたように感じられます。
館内に展示されている作品数がかなりの数なので、館内図や作品について予習してから訪れるとより楽しめるかもしれません。
ホームページから一部の作品を見ることができたり、チケットの購入もこちらから進めることも出来ます。
また、スマートフォンアプリは、オフラインで読むことができるので、旅行前にダウンロードをお忘れなく!
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