ツアーも人気!キエフ観光で楽しむウクライナの魅力。治安は?絶景スポットは?

キリスト教聖地の一つであり、東ヨーロッパで最も古い都市であるウクライナ・キエフ。10世紀に始めてキリスト教の聖堂が建設され12世紀半ば頃には東ローマ帝国の協力もあり教会数は400を超えるようになっていました。その後数々の政治闘争や戦争により聖堂や教会を含めた都市の多くが破壊されてしまいましたが様々な援助により現在の姿まで復興を遂げてきました。そんな中世ビザンツ文化を色濃く残したキエフの街で出会える絶景をご紹介していきます。

キエフの象徴

キエフの象徴

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ウクライナを含めた東ヨーロッパ諸国にとって最も重要なキリスト教聖堂の一つである聖ソフィア大聖堂は11世紀始め頃建設されたと言われています。
13世紀半ばまでこの地の支配者の儀式や結婚式、諸外国要人の迎賓としても使用され、キリスト教と権力の象徴とされてきました。
また聖堂内には大学もあり歴史編纂事業も行われていたそうです。

13世紀に入ると戦災により大きな損害を受けたものの15世紀後半から始まった大規模な修復工事により今の姿となりました。
元々ビザンツ様式で建設されていましたが補修工事の際外装のみウクライナ・バロック様式となっています。

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聖ソフィア大聖堂の住所・アクセスや営業時間など

名称 聖ソフィア大聖堂
名称(英語) Saint Sophia\’s Cathedral, Kiev
住所 Volodymyrska St, 24, Kyiv
営業時間・開場時間 9:00 – 19:00
利用料金や入場料 60ウクライナ・フリヴニャ
参考サイト http://n.sophiakievska.org/en/home/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

悲運の大聖堂

悲運の大聖堂

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1990年、聖ソフィア大聖堂とともに世界遺産リストに選出されたキエフ・ペチェールシク大修道院は1051年に建設されました。
この修道院内で最も大きい聖堂であるウスペンシキイ大聖堂は第二時大戦時、爆破されてしまいます。
ソビエト連邦崩壊後、現在の姿に修復されましたがこの事件の真相は長い間伏せられてきました。
爆破はソ連のスパイによって行われましたが当時この地を制圧していたナチスドイツによるものと報じられ、ソ連のドイツに対するプロパガンダに利用されました。

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ペチェールシク大修道院の住所・アクセスや営業時間など

名称 ペチェールシク大修道院
名称(英語) Pechersk Lavra Monestry
住所 Lavrska St, 15, Kyiv
営業時間・開場時間 8:00 – 19:00(Apr-Oct), 9:00 – 18:00(Nov-Mar)
利用料金や入場料 60ウクライナ・フリヴニャ
参考サイト http://www.lavra.ua/
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破壊と復元の歴史

破壊と復元の歴史

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黄金のドームを持つ建築物が多いキエフにおいて聖ミハイール修道院はそのシンボルとなっています。
12世紀初頭にビザンツ様式の聖堂として建設され中世のキエフの中で最も大きい教会の一つでした。
14世紀に至るまで幾度となく損害を受けましたが17世紀に入るとキエフ主教庁の中心として拡大していくことになります。
ロシア革命後の1934年以降、ボリシェビキの政策により内部の文化財はロシアに移り、建物も共産党施設建設のため破壊されてしまいました。
70年の時を経て、2004年までには修道院の再建とロシアに持ち出されていた文化財の返還が終わり現在では教会と合わせて博物館としても利用されています。

聖ミハイール修道院の住所・アクセスや営業時間など

名称 聖ミハイール修道院
名称(英語) St. Michael\’s Golden-Domed Monastery
住所 Triokhsviatytelska St, 8, Kyiv
営業時間・開場時間 10:00 – 18:00, 月曜休館
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.archangel.kiev.ua/
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ウクライナ・キリスト教伝来を称えた教会

ウクライナ・キリスト教伝来を称えた教会

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キエフの丘陵地帯上部に位置する聖アンドリーイ教会は1754年、イタリア人建築家の設計により建設されました。
この場所はキエフ大公国時代、キリスト教を国教としたウラジーミル1世の街があった場所であり、その名も初めてウクライナにキリスト教を伝えたと言われている使徒アンドリーイから取られています。
20世紀初頭、ソ連支配下時には宗教弾圧により閉鎖され無神論博物館として使用されていました。
ウクライナの独立後は徐々に教会としての機能が復活し2008年には正式にウクライナ独立正教会の所有となりました。

聖アンドリーイ教会の住所・アクセスや営業時間など

名称 聖アンドリーイ教会
名称(英語) St. Andrew\’s Church
住所 Andriivs\’kyi descent, 23, Kyiv
営業時間・開場時間 10:00 – 18:00
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://andriyivska-tserkva.kiev.ua/
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キエフの礎

キエフの礎

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988年、キエフ大公国の王ウラジーミル1世はキリスト教を国教に定め、東ローマ帝国との協力関係の下ビザンツ文化を取り入れるなど自国の繁栄に大きく貢献しました。
この地にキリスト教が伝来して900年後、1896年に記念として完成した大聖堂にはその功績を称え聖ヴォロディーミル大聖堂(ウラジーミルのウクライナ語読み)と名付けられました。
一流の建築家が集められ新ビザンツ様式で建設され内部は豪華な壁画やモザイク画で彩られています。
聖アンドリーイ教会同様、一時的には無神論博物館となった時期がありましたが今ではウクライナ正教会の中心的な役割を担っています。

キエフの入口

キエフの入口

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11世紀初頭、キエフの街が作られた際その境界線には土が盛られた上に城壁が並んでいました。
そしてその城壁には大きな門を設け、入口として使われていました。
その門はビザンツ帝国の首都コンスタンティノープルに倣い「黄金の門」と呼ばれていました。
キリスト教国を示すため門の上には受胎告知教会が作られていたそうです。
モンゴル帝国によって1240年に破壊されてしまい門の跡はその後完全に土に覆われてしまうことになります。
19世紀以降の発掘作業によりその姿が掘り起こされ1982年、遺産を守る形で門が復元されました。

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黄金の門の住所・アクセスや営業時間など

名称 黄金の門
名称(英語) Golden Gate
住所 Volodymyrska St, 40А, Kyiv
営業時間・開場時間 10:00 – 18:00, 月曜休館
利用料金や入場料 10ウクライナ・フリヴニャ
参考サイト http://guoks.gov.ua/monuments/monuments/zoloti-vorota-u-kyyevi
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奇抜な大統領公邸

奇抜な大統領公邸

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キエフ市内、大統領府の隣りにある建物は大統領公邸の一つとなっているもののその見た目から怪物屋敷と呼ばれる奇妙な装飾が特徴の建築物があります。
キエフのガウディと呼ばれていた建築家レシェク・ホロデツキの設計を元に1902年、高級マンションとして完成しました。
建築家の名前からホロデツキ邸宅とも呼ばれているこの建物の屋根や壁面にはイタリア人の彫刻家エリオ・サシャによる蛙や蛇、鹿、象などの動物や人魚などのモチーフで装飾されています。
重要文化財に指定されており2005年から大統領公邸の一つとして使用されています。

怪物屋敷の住所・アクセスや営業時間など

名称 怪物屋敷
名称(英語) House with Chimaeras
住所 Bankova St, 10, Kyiv,
営業時間・開場時間 土10:00 – 14:00
利用料金や入場料 ツアーによる
参考サイト http://primetour.ua/en/excursions/kiev/Osobnyaki-Pecherska-.html
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キエフ・オペラの中心

キエフ・オペラの中心

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1867年に設立され、1901年に現在の建物として作られたウクライナ国立歌劇場。
この歌劇場を本拠地としている楽団やバレエ団は海外公演が多く、日本でも開催されるなど世界的に有名です。
海外公演以外はこの歌劇場で上演されており、驚くべきはその料金。
最も安い席だと日本円で約80円ほどで鑑賞することができます。
古くから多くの名演奏家を輩出してきたウクライナを代表する歌劇場となっており、音楽が市民の娯楽として今も昔も変わらず愛されていることを肌身に感じられることでしょう。

ウクライナ国立歌劇場の住所・アクセスや営業時間など

名称 ウクライナ国立歌劇場
名称(英語) Ukrainian National Opera and Ballet Theater Kiev
住所 Volodymyrska St, 50, Kyiv
営業時間・開場時間 公演による
利用料金や入場料 公演による
参考サイト http://www.opera.com.ua/
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国賓を迎える宮殿

国賓を迎える宮殿

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ウクライナ国会議事堂に隣接するマリア宮殿は1752年、ロシア帝国の女帝エリザヴィータの命により建設されました。
今では重要文化時に指定されており、大統領の公邸としてだけでなく、諸外国の要人を饗す迎賓館としても使われています。
ウクライナとロシアのバロック建築が調和したこの宮殿は1819年には火災により、一部崩壊してしまいます。
その後ロシア皇帝アレクサンドル2世がこの地に訪問し再建を指示し、1870年には皇帝妃マリアの名を取りマリア宮殿と名前を変え今の姿となりました。

マリア宮殿の住所・アクセスや営業時間など

名称 マリア宮殿
名称(英語) Mariyinsky Palace
住所 Mykhaila Hrushevskoho St, 5A, Kyiv
営業時間・開場時間 非公開
利用料金や入場料 非公開
参考サイト https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%AE%AE%E6%AE%BF_(%E3%82%AD%E3%82%A8%E3%83%95)
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ウクライナ建築民俗博物館

ウクライナ建築民俗博物館

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キエフの市街地から車で約30分、ピロホヴォ村に位置するウクライナ建築民族博物館では16世紀以降のウクライナの原風景が再現されています。
120ヘクタールを超える広大な敷地内には屋外に中世ウクライナの伝統的な木造建築が移築されており、地域毎に異なる一般家屋の歴史を見ることができます。
合わせて生活道具や農耕具など文化的資料も数多く展示されており当時の生活を垣間見ることができます。
施設内では伝統工芸品の実演もされており華やかな都市部とは異なる庶民の生活を知る貴重な博物館となっています。

ウクライナ建築民族博物館の住所・アクセスや営業時間など

名称 ウクライナ建築民族博物館
名称(英語) Museum of Folk Architecture and Life of Ukraine
住所 03026, м. Київ, с. Пирогів, Національний музей народної архітектури та побуту України
営業時間・開場時間 10:00 – 17:00
利用料金や入場料 40ウクライナ・フリヴニャ
参考サイト http://www.pyrogiv.kiev.ua/
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東欧におけるキリスト教文化の中心地

ビザンツ帝国最盛期、その領土は大きく拡大していきました。
領地拡大は支配という側面の一方、最先端の文化・技術の拡大による国力増強にもつながることとなります。
ウクライナの基盤となったキエフ大公国はまさにビザンツ文化によって大成した国家となり、ウクライナだけでなくロシア含めた東方諸国に多大な影響を与える存在となりました。
紆余曲折によりその遺産の多くは消失してしまったもののその功績から再建・復元され、今のキエフは美しい景観となっています。
歴史を紐解きながら巡るキエフの街歩きを体験してみてはいかがでしょうか。
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