フランスの歴史でこれだけは知っておくべき9つのこと

公開日:2019/3/22 更新日:2020/3/6

9.フランスから見た2つの世界戦争

 

9.フランスから見た2つの世界戦争

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 時代は進み1914年、第一次世界大戦が勃発します。
連合国側のフランスはドイツと戦いました。
その戦争の中で、フランス軍は長い塹壕戦を強いられます。
大戦中に戦場となったフランスの地は荒廃してしまいました。
兵士たちは、いつ終わるかも分からない戦争に嫌気が差し、士気は低下していくようになり、ニヴェル攻勢の集団抗命に繋がります。
しかし、最終的には、ドイツ革命によるドイツ崩壊までフランスの国土持ちこたえさせました。

1939年、二度目の世界大戦が勃発します。
ナチス・ドイツがポーランドに侵攻すると、フランスはイギリスと共にドイツに宣戦布告しました。
しかし、翌年にドイツはフランスに侵攻し、フランス軍はこれに打ち破られ、その年の6月22日には、休戦協定が締結されます。
これによって、フランスドイツとイタリアに占領されることとなりました。

フランスでは、戦争に敗れたことで共和政への非難の声、反イギリス的な感情が高まり、フィリップ・ペタンに対する崇拝的な権威主義が隆盛します。
そして1940年7月10日にはペタン政権が成立しました。
当時、ヴィシーにその首都が置かれたため、ヴィシー政権と呼ばれます。
しかし、実質的にはドイツによって支配されているため、実際のところはドイツの傀儡政権だったのです。
その一方で、フランス領であったインドシナは南進してきた日本軍によって支配されることになります。

ドイツによる占領は苛酷で、1942年以降にはレジスタンス運動が高まるようになりました。
そして、ノルマンディー作戦によって、フランスはその国土の大半を取り戻します。
また、1945年のドイツの降伏によって全土は再びフランス手に戻りました。

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