トルコの「地下宮殿」が幻想的すぎる!行き方、入場料や営業時間は?

イスタンブールでは、地下に造られた貯水池が数か所発見されています。ここイエレバタン・サルヌジュは地下貯水場ですが、まるで宮殿のような造りなので地下宮殿と呼ばれています。内部にはほどよい照明がつけられ神秘的な雰囲気がただよっています。

静寂な雰囲気の地下宮殿

静寂な雰囲気の地下宮殿

image by iStockphoto

イエレバタン・サルヌジュ(イエレYereとは地に、バタンbatanとは沈んだという意味のトルコ語)の貯水池は、4世紀から6世紀の間に造られました。
この貯水池はイスタンブールにあるビザンティン時代の貯水池の中でも最も大規模で立派なもので、3年間の修復作業を終えた1987年から一般公開が始まりました。

イスタンブールの地下宮殿の住所・アクセスや営業時間など

名称 イスタンブールの地下宮殿
名称(英語) Basilica Cistern
住所 Alemdar Mh., Yerebatan Cd. 1/3, 34410 Fatih/İstanbul, Turkey
営業時間・開場時間 現地時間9:00-17:30
利用料金や入場料 20トルコリラ
参考サイト http://yerebatansarnici.com/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ひんやりとした空気が流れている空間

ひんやりとした空気が流れている空間

image by iStockphoto

この貯水池はアウグストゥス大広場の西にあったストア・バシリカの地下に掘られ、ビザンティン時代には大聖堂の貯水池と呼ばれていました。
ストア・バシリカは裁判所などの施設があった場所で、コンスタンティヌス1世の時代に建てられ475年頃に焼失しましたが、ユスティニアヌス1世により再建されました。

ぼんやりとライトアップされた地下の無数の柱

ぼんやりとライトアップされた地下の無数の柱

image by iStockphoto

ビザンティン時代からオスマン朝時代にかけ、イエレバタン・サルヌジュは周辺地域の主要な水がめとなっていました。
水はアタテュルク大通りにかかるヴァレンス水道橋からここへ引かれ、全体は縦140m、横70m、高さ8mほどで、内部はコリント様式(列柱の上部に装飾が施されているのが特徴)の柱で支えられています。

水面に浮かぶ何本もの大理石の柱

水面に浮かぶ何本もの大理石の柱

image by iStockphoto

当初は4mおきに28本の円柱が12列、合計336本ありましたが、19世紀末に南西の角の壁を塗りつぶしため90本の柱が失われました。
宮殿の一番奥にはメドゥーサの顔が2体横たわっています。
この巨大なメドゥーサの頭部像は、1984年の大改修で底に残された2mに及ぶ泥が取り除かれたときに初めて発見されました。
今でも地面には水がたまり魚が泳いでいます。

薄暗い灯りが神秘的

薄暗い灯りが神秘的

image by iStockphoto

1960年代には、階段付近の柱のごく一部が水面に出ているだけでした。
その後、大部分の水が汲み上げられ、内部をくまなく歩けるよう足場板が渡され、1987年には一般に公開されるようになりました。
アーチとドームはレンガ造りで、貯水池の左角には、泉を囲むようにして造られた建物の名残を見ることができます。
この泉は、ヴァレンス水道橋とつながっていたものと思われます。

1本1本デザインが違う柱

1本1本デザインが違う柱

image by iStockphoto

柱の礎石としてメドゥーサの頭部像が置かれていますが、これと同じような頭部像が考古学博物館にも2つ展示されています。
ユスティニアヌス1世は、黒海沿いの町、カルケドンの城塞を取り壊し、その石材をコンスタンティノーブルに運び、ヴァレンス水道橋をはじめ貯水池の建築に用いました。
このイエレバタン・サルヌジュにあるメドゥーサの頭部像もこの町にあったのかもしれません。

洞窟の中を探検している気分

洞窟の中を探検している気分

image by iStockphoto

水質のあまり良くないイスタンブールでは、水、特に飲料水の確保が、古くから大問題でした。
このため、ローマ・ビザンツ時代から、水道橋や地下貯水池のような大規模な諸施設が造られてきました。
征服者メフメットもビザンツ以来の水道施設を受け継ぎ、大切に補修して利用するとともに、新たに市外に水源を求め、水道施設の建設に力を入れました。

アーチが並ぶほんのり明るい天井

アーチが並ぶほんのり明るい天井

image by iStockphoto

ビザンティン時代には、さらなる人口の急増に対応するため、金角湾を超えて、黒海に近いベオグラドの森の豊富な水源から貯水池に水を引き、そして排水管やいくつもの水道橋を使って町の貯水槽に貯めていました。
市内の各街区のためには、支水道網がつくられました。
この水を住民が利用するために、諸街区の各所に人口の泉が造られ、人々はその蛇口から水を汲み生活に用いました。

まるで薄暗い森の中

まるで薄暗い森の中

image by iStockphoto

このような水道や人口の泉の建設と維持は、モスクやバザールと同じく、宗教寄進財産制度(ワクフ)を通じて行われていました。
ワクフ制度(公共の施設を運営するために行われる寄付のこと)は、コンスタンティノーブル征服直後の都市再建の原動力となっただけでなく、その後の都市発展の支えともなりました。

現在も利用されている泉チェシメ

現在も利用されている泉チェシメ

image by iStockphoto

イスタンブールでは、現在でも水不足のため断水になることがあります。
断水といっても地区ごとの給水制限なので、一日中水が出ないわけではありませんが、断水で水が飲めない人のために、街角には水壺を背負った水売りがおり、背中に大きなツボを背負い腰をかがめて背中の壺から曲線を描くように水をコップに注ぐ風景が見られます。
また、オスマン時代に造られた泉チェシメは、公共の水飲み場として今でも人々の憩う姿も見られます。

他には見られないスポット

 

多くの観光客がいるにも関わらず、静寂で、神秘的な雰囲気が味わえます。
出口付近にはカフェもあり、地上にあがったところには、ポストカードやマンガ、貴金属が売られているショップもあります。
イスタンブールに行った際には是非訪れたいスポットです。
photo by iStock
海外航空券を今すぐ検索・購入する

出発地

目的地

大人 子供 幼児

大人:ご搭乗時の年齢が11歳以上、子供:11歳未満 幼児:2歳未満