愛媛と高知の県境「四国カルスト」で自然に癒されよう!

愛媛と高知の県境にある四国カルスト。東西におよそ25km、標高1000から1500mに連なっていて、日本の三大カルストの1つに数えられています。広大な土地、見晴らしのいい景色、のびのびと放牧されている牛たち…まるでここが日本であることを忘れてしまいそうです。そして、世界に比べると小さな日本の、さらに小さな四国にあるだなんて。季節によっていろんな表情を見せてくれますし、年間を通してオススメの観光スポットです。

カルストとは?

カルストとは?

image by iStockphoto

カルストとは、石灰岩などの水に溶ける岩石などからできた地形で、その岩石が雨などにより溶かされてできています。
その性質から木が育つことがないので、森や林になることがなく、何にもさえぎられることなく広大な草原や野原となります。
溶け残った石灰岩が遠目にみると、放牧されている動物に見えますよね。
近づいてみてびっくり!ふわふわな羊がのんびり過ごしているのかと思ったら、正体はごつごつの岩。

日本の三大カルストは四国カルストのほかに、山口県の秋吉台と福岡の平尾台がいわれています。
カルストの下には鍾乳洞があるとされていて、秋芳洞なども人気の観光スポットですね。
四国カルストには鍾乳洞はありませんが、乳牛が放牧されています。
小さな日本の、さらに小さな島国にある広大な土地にのびのびと暮らす牛たちの姿は、どこか日本離れしていてトリップ感満載で楽しいおでかけになること間違いなし!

四国カルストへのアクセス

四国カルストへのアクセス

image by iStockphoto

バスや電車などの公共の乗り物でのアクセスは難しいようです。
調べてみると、高知県からであればバスでのアクセスができるみたいなのですが、1日の便数が極端に少ないことや、四国カルストにあるいくつかの目玉の高原を行き来できません。
1番オススメなのは自由度の高い、車のようです。

車で行かれる際に四国カルストへのルートはいくつかあります。
どこからスタートするかによって最短ルートは変わってきますが、四国カルストへの道のりは長く険しいです。
比較的、舗装されて走りやすい道もありますが、ひとつ間違えば車一台が通るのがやっとな狭い山道なんかもあります。
運転に自信があれば自然を楽しみながらの山道ドライブもできますが、慣れない土地だったり、不安な方は遠まわりをしてでも安全なルートから行きましょうね。

四国カルストの最も高い標高にある天狗高原

天狗高原には「天空の爽回廊」と呼ばれる、セラピーロードがあります。
遊歩道には広きチップが敷き詰められていて、足への負担も軽減されるのでお子様でも安心して歩けるのだとか。

セラピーロードとは、森の自然のパワーを五感で感じることでストレスを解消するのだそう。
難しいことは考えずにただ感じるだけです。
事前に予約をしておけば、セラピー弁当というものが購入でき、遊歩道の中間地点にある丸太で作られた休憩所でお昼ご飯を食べることができます。
これで味覚からもばっちり癒されますね。
帰ったころにはストレスゼロ?別料金ではありますが、ストレスチェックもできるそうなので、効果を数値で確かめてみたいからはぜひ前後にやってみてください。

天空の宿、天狗荘で宿泊

天狗高原には、県境に建てられた天狗荘というお宿があります。
出されるお料理は地元の山菜や川魚をメインとした郷土料理や、季節によっても変わり、寒い時期にはボタン鍋やキジ鍋などの鍋料理や、春や夏にはバーベキューも楽しめるそうです。
お部屋のタイプも様々で、バンガローもあります。
それぞれの好みに合わせて選べるのが嬉しいですね。

それから、天狗荘の目玉はなんでも大浴場だそうで、ここは宿泊者した入ることができないんだそうです。
大浴場には大きな窓があり、その窓から四国カルストを見渡すことができます。
その景色に夢中になるあまり長湯してしまいそうですね。
のぼせて倒れてしまわないように注意しましょう。

満点の星空と、雲海

忙しくて慌ただしい毎日を過ごしていると、ゆっくり星を眺める時間なんてないですよね。
ふと空を見上げてみても、街中だと街の明かりに星の明かりもさすがに負けてしまいます。
星はよく目を凝らして見ていると瞬いていますよね。
星は生きているということを象徴してくれているようです。
星の瞬きから、呼吸をしているだとか、歌を歌っているようだとか…受け取り方は人それぞれ。
ぜひ、星を観賞する際には静かな場所で何にも邪魔されない場所で、星の瞬きからパワーをもらいましょう。

そして、運が良ければここでは雲海が見えることもあるそうです。
まさに天空の宿、空の上にいるようなふわふわとした気分で重力から解放されたようでストレスフリーな時間が過ごせちゃいそうですね。

冬はスキーが楽しめる

冬は雪で制限されてしまい、立ち入ることのできないエリアもありますが、天狗高原にはスキー場があるので冬でも楽しむことができます。
今では人工の降雪機などを使っているスキー場が多いですが、ここでは降雪機は使用されず天然の雪のみです。
人口の雪があれば、その年の降雪量や天候にあまり左右されにくくなるので、メリットも大きいですが…やはり天然の雪とは質が大きく変わります。

一面の銀世界で、頭の中を真っ白にして目一杯遊んで、疲れて夜はぐっすり休みましょう。
もちろん、星空観賞も忘れずに!冬の澄んだ空気だと、星はより綺麗に見えますしね。

四国カルストの中心、姫鶴平

四国カルストの中心にある姫鶴平。
姫鶴平にある「鶴姫荘」にはお土産屋さんやレストランがあるので、日帰りでも十分に楽しむことができます。
カルストの大地で悠々と育った牛たちのミルクを使った製品は絶品で、お土産にも喜ばれますよ。

もちろん、泊まることもできます。
ここではコテージやキャンプが人気のようで、キャンピングカーで来られている方も多く見えるそうです。
お宿に泊まるのもいいけれど、テントを張って寝袋で…なんていうのも、なんだかワクワクしますよね。
バーベキューも人気のようで、自然の中で美味しい空気と一緒においしいご飯が食べられるなんて、満足満腹間違いなし。

ハイキングにおすすめ、五段高原

五段高原にはカルスト特有の、羊の群れに見える石灰岩が並んでいるカレンフェルトや、窪地になっているドリーネなどが多く見られます。
傾斜も緩やかなので、のんびりハイキングを楽しむには絶好のスポットです。
天気の良いよく晴れた日には、石鎚山と土佐湾を見渡すことができ、眺望は抜群。
高知と愛媛の県境という立地ならではの見晴らしですね。

近くには巨人の足跡という、大きな窪地や小さな窪地のドリーネがあり、見どころとなっています。
おとぎ話の世界を思い浮かべながら、ここに大きな巨人が歩いているのを想像してお散歩するのも楽しそうですね。

ブナの原生林で森林浴「大野ヶ原」

大野ヶ原はの標高はおよそ1100mで、先ほど紹介した五段高原よりも低い位置にあります。
ですが、ここからの眺めも十分すぎるほど。
大野ヶ原ではブナの原生林があり、森林浴のスポットとして、とても人気があります。
ブナは森の母と呼ばれていて、保水力がとても強いそう。
この原生林が蓄えた水は、集落の人々の生活に欠かせない大切な水です。

人の手が加えられていない自然のままの姿を見ることができるスポットは限られてきていますので、ぜひ四国カルストへ訪れた際には、一度ここで車を止めてお散歩したいですね。

歴史を見て、感じる「太郎川公園」

愛媛観光から、四国カルストへ行った後は逆方向に降りてそのまま高知へ行くのもおすすめです。
四国2県制覇!この太郎川公園にもキャンプ場がありますし、すぐ近くには雲の上ホテルもあり、レストランやお風呂も楽しめるので、さらにここで1泊なんてのも素敵。
昔ながらの草ぶきのお家や水車小屋なども見られ、昔の生活を垣間見ることができますね。
まるでタイムトリップしたみたいです。

草ぶきのお家は飲食店となっていて、地そば粉を使ったそば定食や、坂本龍馬にちなんで脱藩定食などが提供されています。
坂本龍馬が脱藩の際に通ったとされている道があるので、歴史好きさんも必見のスポットです。

自然のありのままの姿に癒される

四国カルストでは、自然の自然のままの姿を楽しめるスポットが多くなっています、天気の良い日の絶景も、少し天気が悪くても霧がかった山々は何とも言い難いオーラを放ち、それはそれで見る人を楽しませてくれるでしょう。

四国カルストは標高が高いので、年間を通して気温が低くなっていますので、夏でも軽く羽織れるものを一応持っておくといいかと思います。
そして、天狗高原は冬でもスキー場がありますので入ることができますが、姫鶴平は冬の間は立ち入ることができず、お店などの営業ももちろんやってませんので、訪れる際には気を付けましょう。

photo by iStock