ルーベンスを生んだ芸術の街、ベルギー「アントワープ」で見ておきたいスポット7選

ブリュッセルからiCで約50分、オランダ国境まで約30㎞のベルギー北部・アントワープ。15世紀から商業などで発展したこの街はバロック期最大の画家ピーテル・パウル・ルーベンスなど「フランドル派」の画家が多く活躍、現在も芸術家を目指す人や観光客、商人などが行き交うベルギー屈指の芸術の街として栄えています。そんなベルギー・アントワープにはどのようなスポットがあるのか見ていきましょう。

重厚な鉄道の大聖堂「アントワープ中央駅」

重厚な鉄道の大聖堂「アントワープ中央駅」

image by iStockphoto

鉄道で街を移動する際は、ターミナル駅である「アントワープ中央駅」を見ていきましょう。
駅舎は1895年から10年をかけて建設されたもので、国の重要文化財にも指定された貴重な建築物。
正面部分にある巨大なドームはフランス・ヴェルサイユ宮殿でも使用されたベルギー特産の重厚な大理石、ホーム部分には産業革命時代を思い起こさせる鉄とガラスを使用した造り。
その重厚な雰囲気は抜群の存在感で、親しみを込めて「鉄道の大聖堂」と呼ぶ人もいるほど。
観光プランにこのおしゃれな駅舎も入れてみては。
住所: Koningin Astridplein 27, Antwerp 2018, Belgium

image by iStockphoto / 66343827

image by iStockphoto

アントワープ中央駅の住所・アクセスや営業時間など

名称 アントワープ中央駅
名称(英語) Station Antwerpen-Centraal
住所 Koningin Astridplein 27, Antwerp 2018, Belgium
営業時間・開場時間 5:45 – 22:00
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.belgianrail.be/nl/stations-en-trein/zoek-een-station/6/antwerpen-centraal.aspx
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

古きヨーロッパを思い出す「ズーレンボルグ・ベルヘム地区」

古きヨーロッパを思い出す「ズーレンボルグ・ベルヘム地区」

image by iStockphoto

中央駅からトラムで15分ほど行った場所にあるのが「ズーレンボルグ・ベルヘム」と呼ばれる地区。
地区内は地元民が住む閑静な住宅街で、ここに残る建物の多くはアール・ヌーヴォー様式(19世紀末から20世紀初頭のヨーロッパで流行した様式)のもの。
ほとんどの建物は人が住んでいるため内部見学はできませんが、美しい外観を眺めるだけでも見る価値はあり。
建築デザイン好きな方にはたまらない場所と言えるでしょう。
外観にうっとりしたり色々なアイデアを膨らませたりして、古いヨーロッパに入り込んだ感覚を味わえるこの場所、ぜひ歩いてみては。
住所:Zurenborg-Berchem, Antwerpen

image by iStockphoto

ズーレンボルグ・ベルヘム地区の住所・アクセスや営業時間など

名称 ズーレンボルグ・ベルヘム地区
名称(英語) Zurenborg-Berchem
住所 Zurenborg-Berchem, Antwerpen
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.visitantwerpen.be/detail/wandeling-zurenborg
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

中世ヨーロッパが詰まっている小道「フラーイケンスガング」

中世ヨーロッパが詰まっている小道「フラーイケンスガング」

image by iStockphoto

ホーフ通りの近く、ひっそりとした細道にあるこの場所は1951年に建設されたもの。
当時は貧しい人たちが住んでいた住居でした。
非常に小さいため見逃してしまうこともある通りですが、石畳が敷き詰められた細い路地は「古き良きヨーロッパ」を思い起こさせる雰囲気。
またこの場所にはレストランやカフェもあり、建物の窓辺にはかわいらしい雰囲気の花や飾りが飾られています。
見つけられた人のみが味わえる中世ヨーロッパの雰囲気、ぜひ体感してみては。
住所:oude Koornmarkt Nr 16 Antwerp

image by iStockphoto

image by iStockphoto

フラーイケンスガングの住所・アクセスや営業時間など

名称 フラーイケンスガング
名称(英語) Vlaeykensgang
住所 oude Koornmarkt Nr 16 Antwerp
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.visitantwerpen.be/detail/vlaeykensgang-171277
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

3000個の「手」が埋め込まれているMAS

3000個の「手」が埋め込まれているMAS

image by iStockphoto

かつてハンザ同盟で栄えたアントワープ港があった旧市街の北、再開発地区のエイランチェに2011年に完成した博物館。
外壁には街のシンボルであるアルミ製の「手」が3000個も埋め込まれており、来た際にぜひ見ておきたいところ。
内部は中世から現代に至るまでの芸術や民族、歴史に関する展示が中心で、ミュージアムショップやレストラン、カフェも。
エスカレーターに乗って最上階の9階に行けば、360度の街のパノラマが楽しめるスペースも。
最上階スペースは無料で行けるのもうれしいところでしょう。
住所:Hanzestedenplaats 1, 2000 Antwerpen

MASの住所・アクセスや営業時間など

名称 MAS
名称(英語) Museum aan de Stroom
住所 Hanzestedenplaats 1, 2000 Antwerpen
営業時間・開場時間 火-金10:00 – 17:00, 日土10:00 – 18:00, 月曜休館
利用料金や入場料 大人10ユーロ, 学生8ユーロ, 12歳以下無料
参考サイト http://www.mas.be/en
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

街の名前の起源になった像がある「市庁舎」

街の名前の起源になった像がある「市庁舎」

image by iStockphoto

1561年から1565年にかけて建設されたイタリア&フランドル・ルネサンス様式の市庁舎で、中心広場のマルクト広場に建っています。
広場の前にある噴水に付いているのは古代ローマ時代の兵士「ブラボー」の像。
この「ブラボー」がシュヘルド川で猛威をふるった巨人の手「ant」を切り取って投げた「werpen」伝説が残っており、この街の名前はここからつけられたという話が残されています。
おみやげで「Antwerpse Handjes」という手の形をしたクッキーもあり、こちらも見てみては。
住所: Grote Markt, Antwerp 2000, Belgium

image by iStockphoto

市庁舎の住所・アクセスや営業時間など

名称 市庁舎
名称(英語) Stadhuis van Antwerpen
住所 Grote Markt, Antwerp 2000, Belgium
営業時間・開場時間 展覧会: 12:00 – 17:00(月・水・土・日,土曜は13:00から)
利用料金や入場料 無料, ガイドツアー7ユーロ
参考サイト https://www.antwerpen.be/nl/overzicht/het-stadhuis-van-antwerpen/weetjes-over-t-stadhuis
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

名アニメの世界を思い出す「聖母大聖堂」

 名アニメの世界を思い出す「聖母大聖堂」

image by iStockphoto / 60505662

アニメ「フランダースの犬」を見ていた方は思い出すかもしれないこの場所。
1352年から約170年をかけて建設されたベルギー最大のゴシック教会で、約123mある塔はアントワープの港に入ってくる船が目印にしていたこともある塔。
ルーベンスの最高傑作とされる「キリスト昇架」「キリスト降架」「聖母被昇天」の祭壇画3部作はネロが見ることを望んでいた絵として有名。
内部にはステンドグラスも多く残っており、日本語の絵の説明もあります。
昔アニメを見ていた人は世界観を思い出しながら見てみて。
住所:Groenplaats 21, 2000 Antwerpen,

image by iStockphoto

聖母大聖堂の住所・アクセスや営業時間など

名称 聖母大聖堂
名称(英語) Onze-Lieve-Vrouwekathedraal Antwerpen
住所 Groenplaats 21, 2000 Antwerpen
営業時間・開場時間 10:00 – 17:00, 土10:00 – 15:00, 日13:00 – 16:00
利用料金や入場料 6ユーロ, 学生・シニア4ユーロ, 12歳以下無料
参考サイト http://www.dekathedraal.be/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ルーベンスが住んだ住居兼アトリエ「ルーベンスの家」

ルーベンスが住んだ住居兼アトリエ「ルーベンスの家」

image by iStockphoto / 67359919

この地で活躍したピーテル・パウル・ルーベンスが住んだ家が残っています。
アントワープを代表する有名人であったルーベンスが1610年から5年をかけて建設したアトリエ兼住居で、ヨーロッパの貴族や芸術家が訪れたとされています。
1939年から8年かけて修復されたのち市立美術館として公開。
ダイニングルームに飾られたルーベンスの自画像や2番目の妻エレーヌ・フールマンの肖像画、庭の正面にある柱廊が見どころで、17世紀当時の暮らしぶりやルーベンスの世界観ががわかるでしょう。
住所:Wapper 9-11, 2000 Antwerpen

image by iStockphoto

ルーベンスの家の住所・アクセスや営業時間など

名称 ルーベンスの家
名称(英語) Rubenshuis
住所 Wapper 9-11, 2000 Antwerpen
営業時間・開場時間 10:00 – 17:00, 月曜休館
利用料金や入場料 大人8ユーロ, 学生・シニア6ユーロ, 12歳以下無料
参考サイト http://www.rubenshuis.be/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

かつては要塞や博物館であった「ステーン城」

かつては要塞や博物館であった「ステーン城」

image by iStockphoto

マルクト広場から徒歩約3分のスヘルデ川岸に建っているこじんまりとした城。
10世紀から16世紀まで使用された要塞の一部で、ヨーロッパ屈指の貿易港として栄えた時代は襲ってくる敵からの防御、その他には牢獄などとしても使用されました。
2011年にMASがオープンするまでは帆船や汽船の模型、アントワープ港の繁栄を紹介した博物館として公開されていましたが、展示が移転した現在は閉館。
イベントなどの時のみ開館し普段は入ることができませんが、外観を見るだけでも独特の雰囲気を感じることはできます。

image by iStockphoto

ステーン城の住所・アクセスや営業時間など

名称 ステーン城
名称(英語) Het Steen
住所 Steenplein 1, Antwerp 2000, Belgium
営業時間・開場時間 イベント時のみ
利用料金や入場料 イベントによる
参考サイト http://www.visitantwerpen.be/detail/steen-castle-171272
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

術の心を刺激される旅に

名作「フランダースの犬」に関する大聖堂やや古き良きヨーロッパを感じられる小道、アントワープの街には「芸術の街」らしい趣あるスポットが多数あります。
次回の旅行は「芸術の街」ベルギー・アントワープで芸術の心を刺激される旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
photo by iStock