歴史的美術館が見どころの芸術の街「ロシア・サンクトペテルブルク」で見ておきたいスポット10選

サンクトペテルブルクはロシア連邦の北西部、ネバ川の河口に位置する港湾都市。1703年に港と要塞を築いたところから創建、その後のロシア首都時代を経た現在は文化芸術の街として知られ、観光客の数では首都モスクワを上回っているとの声も。今回はそんなサンクトペテルブルクの中でも特に見どころが集中する旧海軍省エリア、目抜き通りとなるネフスキー大通りのスポットを見ていきましょう。

世界最大規模の教会建築「聖イアサク大聖堂」

世界最大規模の教会建築「聖イアサク大聖堂」

image by iStockphoto

1858年に帝政ロシアのシンボルとして建設された大聖堂で、高さ101.5m、収容人数1万4000人は世界の教会建築で最大規模。
48本の円柱が立てられた入り口を入ると、モザイクによって描かれた壁画や大理石、孔雀石が使われた装飾が見えてたいへん豪華。
描かれた絵の中で最も有名なものが「聖母マリアの栄誉」で「ポンペイ最後の日」を生み出したカルル・ブリュロフ作。
ステンドグラス「キリストの復活」も大きな見どころとなっています。
ドームの部分は展望台になっていてらせん階段を登って行くことが可能なため、街並みをぜひ眺めてみては。
住所:St Isaac’s Square, 4, Sankt-Peterburg,

image by iStockphoto

image by iStockphoto

聖イサアク大聖堂の住所・アクセスや営業時間など

名称 聖イサアク大聖堂
名称(英語) Saint Isaac’s Cathedral
住所 St Isaac’s Square, 4, Sankt-Peterburg
営業時間・開場時間 10:30 – 18:00, 水曜休館
利用料金や入場料 250ルーブル, 学生50ルーブル
参考サイト http://cathedral.ru/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

クリーム色の美しい建物「旧海軍省」

クリーム色の美しい建物「旧海軍省」

image by iStockphoto

アドミラルチェーイスカヤ駅・ネフスキー大通りからトロリーバスでネヴァ川沿いに向かった、エルミタージュ美術館とテカブリスト広場の間に建つクリーム色の建物。
1704年に造船所が建設されて以来の歴史を持つ海軍の本庁舎で、現在の建物は建築家アンドレヤン・ドミートリエヴィチ・ザハーロフ設計で1823年に完成。
建物となりに建っているピョートル大帝の「青銅の騎士」とともに観光名所・サンクトペテルブルクの象徴とされており、尖塔の頂上に風見鶏が特徴的。
内部に入ることはできませんが、外観からかつての海軍の姿を思い浮かべてみては。
住所:St.Admiralteiskaya, St.Peterburg

image by iStockphoto

旧海軍省の住所・アクセスや営業時間など

名称 旧海軍省
名称(英語) Admiralteyskaya
住所 Kirpichnyy per., 3, Sankt-Peterburg, Leningrad Oblast
営業時間・開場時間 入場不可
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.saint-petersburg.com/buildings/admiralty/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

サンクトペテルブルク随一の宮殿「エルミタージュ美術館」

サンクトペテルブルク随一の宮殿「エルミタージュ美術館」

image by iStockphoto

アドミラルチェーイスカヤ駅近くにある世界屈指の美術館であり、サンクトペテルブルク随一の宮殿でもあります。
1762年に完成したバロック様式の冬宮殿、小エルミタージュ、旧エルミタージュ、新エルミタージュの4つで構成されており、1764年にエカテリーナ2世がベルリンの商人から225点の美術品を購入したことから歴史が始まりました。
現在の収蔵数はティツィアーノやレンブラントの作品など約300万点で、すべての部屋を回った総距離は20km以上とされる大きさ。
全ての作品を見るのであれば2日は予定を取っておいた方が良いでしょう。
住所: Dvortsovaya Square, 2, St. Petersburg 190000, Russia

image by iStockphoto

エルミタージュ美術館の住所・アクセスや営業時間など

名称 エルミタージュ美術館
名称(英語) Hermitage Museum
住所 Dvortsovaya Square, 2, St. Petersburg 190000, Russia
営業時間・開場時間 10:30 – 18:00, 火・金曜は21:00まで
利用料金や入場料 600ルーブル
参考サイト http://www.hermitagemuseum.org/wps/portal/hermitage/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ロシア美術の歴史を一度に見られる「国立ロシア美術館」

ロシア美術の歴史を一度に見られる「国立ロシア美術館」

image by iStockphoto

芸術広場に面して建つミハイロフ宮殿を使用した美術館。
1825年に皇帝パーヴェル1世がミハイル王子のために建設した古典主義様式の宮殿で、イコン絵画ではアンドレイ・ルブリョフの「使徒テペロ」など12世紀から18世紀半ばまでの作品、近現代美術ではカルル・ブリュロフ作の大作「ポンペイ最後の日(1883年)」やレーピン作「ヴォルガの舟曳き(1873年)」など、幅広い世代のロシア美術を一度に見られる貴重な美術館。
建設当時からある「白の間(11室、2階)」は美術品が飾られておらず、建設当時そのままの雰囲気を感じられます。
住所: Inzhenernaya St., 4 | Metro: Gostiny Dvor, Nevskiy Prospekt, St. Petersburg 191011, Russia

image by iStockphoto

国立ロシア美術館の住所・アクセスや営業時間など

名称 国立ロシア美術館
名称(英語) State Russian Museum
住所 Inzhenernaya St, 4/1, St. Petersburg 191011, Russia
営業時間・開場時間 10:00 – 18:00, 13:00 – 21:00(木曜), 火曜休館
利用料金や入場料 450ルーブル, 学生200ルーブル
参考サイト http://www.rusmuseum.ru/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

モイカ宮殿

モイカ宮殿

image by iStockphoto

イサク広場から南西へ徒歩約10分、モイカ川の岸辺に立つ18世紀半ばのクラシック様式の邸宅。
1830年にユスポフ公の手に渡り大規模な改修工事が行われ、イスラム宮殿をイメージさせる「儀式の間」や大理石のプールなど豪華な装飾が特徴。
1916年12月17日にユスポフ公爵がグリゴーリ・ラスプーチン(帝政末期に活躍した怪僧)を暗殺した場所としても知られ、現場となった地下室はエクスカーションによる見学が可能。
レンブラント・ファン・レインのものを含む絵画、宝石、彫刻など四万点以上の芸術作品が宮殿を飾っていました。
所在地: nab. Reki Moyki, 94, Sankt-Peterburg, Ленинградская область, ロシア 190031

モイカ宮殿の住所・アクセスや営業時間など

名称 モイカ宮殿
名称(英語) Moika Palace
住所 nab. Reki Moyki, 94, Sankt-Peterburg
営業時間・開場時間 11:00 – 18:00
利用料金や入場料 700ルーブル, 学生500ルーブル
参考サイト http://www.yusupov-palace.ru/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

モザイクの美しさは世界一「血の上の救世主教会」

モザイクの美しさは世界一「血の上の救世主教会」

image by iStockphoto

サンクトペテルブルクでも一際目立つ純ロシア教会。
ここは1881年に皇帝アレクサンドル2世が暗殺された場所で、教会は死を惜しんだ息子アレクサンドル3世によって1907年に建設。
ソビエト時代に倉庫として扱われた時期もありましたが、修復期間を経た現在はもとの教会に。
外壁はロシアの街や宗教画、地域の紋章が描かれておりモザイクが豪華。
内壁にもミハイル・ネステロフやアンドレイ・リャーブシュキンなどが製作に関わったモザイクがあり、その美しさは世界一との声も。
こちらもサンクトペテルブルク屈指のスポットで、観光客で常に賑わいを見せています。
住所: Griboyedov Canal Embankment, 2Б, Sankt-Peterburg

image by iStockphoto

image by iStockphoto

血の上の救世主教会の住所・アクセスや営業時間など

名称 血の上の救世主教会
名称(英語) Savior on the Spilled Blood
住所 Griboyedov Canal Embankment, 2Б, Sankt-Peterburg
営業時間・開場時間 10:30 – 18:00, 水曜休館
利用料金や入場料 250ルーブル, 学生(7-18歳)50ルーブル
参考サイト http://cathedral.ru/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ロシア聖人勝利の地にできた「ネフスキー大修道院」

ロシア聖人勝利の地にできた「ネフスキー大修道院」

image by iStockphoto

ロシア聖人にもなったアレクサンドル・ネフスキーを祀るため、1710年にピョートル大帝によって建設。
建設地は1240年に「ネヴァ川の戦い」が勃発した場所で、ここでスウェーデンに勝利したアレクサンドルがネフスキー(ネヴァ川のという意味)の名を得たことから選ばれました。
中心にはアレクサンドルはじめ歴代公の遺体の一部が収められたトロイツキー聖堂、修道院最後の建築物であるブラゴヴェシチェンスカヤ教会があり、教会内にはピョートル大帝の妹ナターリヤなど貴族が葬られた廟もあります。
所在地: naberezhnaya reki Monastyrki, 1, Sankt-Peterburg, ロシア 191167

image by iStockphoto

ネフスキー大修道院の住所・アクセスや営業時間など

名称 ネフスキー大修道院
名称(英語) Alexander Nevsky Lavra
住所 naberezhnaya reki Monastyrki, 1, Sankt-Peterburg
営業時間・開場時間 10:00 – 18:00, 土曜・日曜休
利用料金や入場料 ガイドツアー1200ルーブル
参考サイト http://www.lavra.spb.ru
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ロシアの女子教育を代表する場所「スモーリヌイ」

ロシアの女子教育を代表する場所「スモーリヌイ」

image by iStockphoto

ネフスキー大通りからバスで約25分の場所にある、18世紀に女帝エリザヴェータが開いた修道院。
エカテリーナ2世が女学校を開き、その後ロシア革命の時代までこの国の女子教育を代表する場所とされてきました。
修道院の中心には1835年に完成したイタリア生まれの彫刻家バルトロメオ・フランチェスコ・ラストレッリ設計の青と白のスモーリヌイ聖堂があり、現在はコンサートホールや展望台として使用されています。
教育が行われた女学校「スモーリヌイ・インスチテゥート」は聖堂正面の南側に残っており、1917年にはソビエト政権樹立宣言も行われました。
住所:Rastrelli SQ., H1, St Petersburg

image by iStockphoto

image by iStockphoto

スモーリヌイ聖堂の住所・アクセスや営業時間など

名称 スモーリヌイ聖堂
名称(英語) Smolny Cathedral
住所 Rastrelli SQ., H1, St Petersburg
営業時間・開場時間 11:00 – 19:00, 水曜休館
利用料金や入場料 100ルーブル
参考サイト http://smolnyspb.ru/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

戦いの歴史を学べる貴重な博物館船「アヴローラ」

戦いの歴史を学べる貴重な博物館船「アヴローラ」

image by iStockphoto

ネヴァ川の河畔に残された巨大な巡洋艦。
ローマ神話に登場する「アウロラ」のロシア語名がつけられた船で、1897年にサンクト・ペテルブルクで起工。
日露戦争やロシア革命などに登場しますが、第2次世界大戦でのナチス軍の砲撃により沈没。
戦後に引き上げと改修工事が行われたのち博物館船としてこの地に展示されることに。
内部には司令塔室やボイラー室、ロシア海軍で初導入されたレントゲンを備えた医療室などが残っており、ロシアにおける戦いの歴史や船員の生活ぶりを知ることができます。
住所:Petrogradskaya embankment, Sankt-Peterburg, ロシア 197046

image by iStockphoto

アヴローラの住所・アクセスや営業時間など

名称 アヴローラ
名称(英語) Cruiser Aurora
住所 Petrogradskaya embankment, Sankt-Peterburg
営業時間・開場時間 10:30 – 18:00, 月・火休館
利用料金や入場料 500ルーブル
参考サイト http://www.navalmuseum.ru/filials/cruiser_aurora
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

伯爵の豪華な宮殿「ストロガノフ宮殿」

伯爵の豪華な宮殿「ストロガノフ宮殿」

image by iStockphoto

大通りとモイカ川の交差点に建つロシアバロック様式の建物で、イタリア生まれの彫刻家バルトロメオ・フランチェスコ・ラストレッリが18世紀に建設したストロガノフ伯爵の宮殿。
ロシア美術館の分館として公開されており、鏡ばりになった壁面と縦割り半分のシャンデリアが取り付けられたダイニングルーム、銅のシャンデリアが吊るされた鉱物標本室はいずれも18世紀終盤に建築家アンドレイ・ヴォロニーヒンによって改築されたもので、大きなダンスホールも豪華な造り。
入り口は大通りに面した建物北側にあるため入館時は注意を。
住所:Mickhailovsky Palace 4 Inzhenernaya Str

image by iStockphoto

ストロガノフ宮殿の住所・アクセスや営業時間など

名称 ストロガノフ宮殿
名称(英語) Stroganov Palace
住所 Mickhailovsky Palace 4 Inzhenernaya Str
営業時間・開場時間 10:00 – 18:00, 13:00 – 21:00(木曜), 火曜休館
利用料金や入場料 300ルーブル, 学生150ルーブル
参考サイト http://en.rusmuseum.ru/stroganov-palace/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

発祥の地となった要塞も残っている

今回はサンクトペテルブルクの一部エリアを紹介しましたが、その他にもヴァシリエフスキー島、サンクトペテルブルク発祥の地とされるペトロパヴロフスク要塞があるペトログラードエリアと見どころは多数。
こちらもぜひ合わせて訪れてみては。
photo by iStock