ここがアジアとヨーロッパの境目!トルコの「ボスフォラス海峡」

ボスフォラス海峡はトルコのアジア側とヨーロッパ側にある海峡です。狭いところでは約660mほどしか海幅がありませんが、アジアとヨーロッパを望みながらクルーズ観光ができること、ご存知でしたか?クルーズはトルコ・イスタンブールのヨーロッパ側の町「エミノニュ」からフェリーが出ており、アジア側の「アナドル・カヴァーウ」が終点に。今回はそんなイスタンブールのヨーロッパ側とアジア側を見ることができるボスフォラス海峡クルーズを紹介します。

言い伝えが残る塔 乙女の塔(クズ・クレシ)

言い伝えが残る塔 乙女の塔(クズ・クレシ)

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まずフェリーに乗って始めに見えてくるのが、ボスフォラス海峡入り口のアジア側にある小島に建つ城塞です。
かつては灯台として使われていました。
現在は1、2階がロカンタ(大衆食堂)で、最上階が展望カフェとして利用されています。

「乙女」なんてかわいらしい名前がついていますが、実はこの由来は悲しい伝説によります。
昔、この地方の太守が占い師から愛娘が16歳になる前に毒蛇にかまれて死ぬと告げられ、難を避けようと海上の塔に娘を住まわせました。
そうして月日が経ち、娘が16歳の誕生日を迎える前日、太守は娘に祝いの果物を届けさせます。
しかし、その果物籠には皮肉にも毒蛇が潜んでいたのです…。

クズは乙女を、クレシは塔を意味しています。

乙女の塔(クズ・クレシ)の住所・アクセスや営業時間など

名称 乙女の塔(クズ・クレシ)
名称(英語) Kız Kulesi
住所 Salacak, Üsküdar Salacak Mevkii, 34668 Üsküdar/İstanbul
営業時間・開場時間 平日9:00−19:00, 週末10:00−18:00
利用料金や入場料 入場料20リラ
参考サイト http://www.kizkulesi.com.tr/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

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スルタンの別荘 ドルマバフチェ宮殿

スルタンの別荘 ドルマバフチェ宮殿

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次にスルタンの別荘「ドルマバフチェ宮殿」が見えてきます。
現在の建物はヨーロッパ・バロック様式でスルタンのアブドゥル・メジト1世によって19世紀頃建てられ、スルタンの何人かはトプカプ宮殿からここに移り住みました。

ボスフォラス海峡沿いに両翼を張ったシンメトリーの建物で、端から端まで600mと広大!中央の大ホールの南側が公的な領域セラムルック、北側が私的な女性の領域ハレムになっています。
壁には名画が飾られ、各部屋の調度品も豪華なんです。

ドルマバフチェ宮殿の住所・アクセスや営業時間など

名称 ドルマバフチェ宮殿
名称(英語) Dolmabahce Palace
住所 Dolmabahçe Cd., 34357 Beşiktaş/İstanbul
営業時間・開場時間 9:00−16:00, 月・木曜休館
利用料金や入場料 30トルコリラ,ハレム20トルコリラ(ガイドツアーによる見学のみ)
参考サイト http://www.millisaraylar.gov.tr/portalmain-en/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

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オルタキョイ・ジャミイと第一ボスフォラス大橋

オルタキョイ・ジャミイと第一ボスフォラス大橋

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まだまだ見ておきたいスポットが登場しますよ。
「オルタキョイ・ジャミイ」は1855年に、アブドゥル・メジト1世によって建てられました。
オスマン帝国時代のモスク建築の性質を守りながらも、装飾はバロック様式の影響が見られる美しいモスクです。

また同じく視界に入ってくる橋は「第一ボスフォラス大橋」です。
第一ボスフォラス大橋は、1973年10月29日に開通しました。
橋脚の間隔が非常に広く、2本の巨大な橋脚は1kmも離れています。
いつか真ん中でぽっきり折れてしまいそうですが…まだまだ大丈夫?そうですね。

オルタキョイ・ジャミイの住所・アクセスや営業時間など

名称 オルタキョイ・ジャミイ
名称(英語) Ortaköy Camii
住所 Büyük Mecidiye Cami Mecidiye 34347 Beşiktaş/İstanbul
営業時間・開場時間 9:00−18:00(礼拝時間を除く)
利用料金や入場料 無料(寄付)
参考サイト http://www.ibb.gov.tr/sites/ks/en-US/1-Places-To-Go/mosques/Pages/ortakoy-mosque.aspx
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

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1452年につくられた要塞 ルーメリ・ヒサール

1452年につくられた要塞 ルーメリ・ヒサール

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海峡の最も狭い部分の入り口の両岸には、ルーメリ・ヒサールとアナドル・ヒサールがあります(海峡のヨーロッパ側はルーメリ、アジア側をアナドルといいます)。
ルーメリ・ヒサールは博物館として公開されており、夏に開かれるイスタンブール国際芸術文化祭では、数夜にわたってここで芝居が上映委されます。

ルーメリ・ヒサールの住所・アクセスや営業時間など

名称 ルーメリ・ヒサール
名称(英語) Rumeli Hisari
住所 Rumeli Hisarı, Yahya Kemal Cad., 34470 Sarıyer/İstanbul,
営業時間・開場時間 9:00−17:00(冬期), 10:00−19:00(夏期) 水曜休
利用料金や入場料 10トルコリラ
参考サイト http://www.muze.gov.tr/tr/muzeler/hisarlar-muzesi-rumeli-hisari
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ファティフ・スルタン・メフメット大橋(第二ボスフォラス大橋)

ファティフ・スルタン・メフメット大橋(第二ボスフォラス大橋)

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ひとしきり観光スポットを見た後、ヨーロッパ側の次の停泊場所はアルナヴットキョイ(アルバニア人の村)です。
この港はボスフォラス海峡の中で最も色鮮やかな港のひとつで、ベベッキ湾は湾の丘の斜面を緑の森が覆っています。

桟橋に着く前に旧エジプト大使館の前を通り、その横には小さなモスク。
次にボスフォラス大学の門の前を通ります。
第二ボスフォラス大橋は2つの要塞に架かり、第一ボスフォラス大橋よりも10m長く、1988年に完成しました。

ファティフ・スルタン・メフメット大橋の住所・アクセスや営業時間など

名称 ファティフ・スルタン・メフメット大橋
名称(英語) Fatih Sultan Mehmet Köprüsü
住所 Anadolu Hisarı Mh., Beykoz/İstanbul
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 通行料4.75トルコリラ
参考サイト https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%95%E3%83%A1%E3%83%88%E6%A9%8B
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チューリップが咲き乱れる エミルガン

チューリップが咲き乱れる エミルガン

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次に停泊する村はエミルガンで、この村は水質が良く紅茶がおいしいところが特徴です。
村の北側にはチューリップで有名な庭園があり、春にはぜひ訪れたいところ。
また、近くにはアブドゥル・ハミト1世ジャミイがあります。
港は絶えず活気にあふれ、漁師たちはとった魚を岸の市場に運んできます。

エミルガン公園の住所・アクセスや営業時間など

名称 エミルガン公園
名称(英語) Emirgan Korusu
住所 Emirgan Korusu, Sarıyer / İSTANBUL
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.beltur.istanbul/sari-kosk.asp
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聖堂が多い イェニキョイ

聖堂が多い イェニキョイ

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エミルガンの次はイスティニエに着きます。
イェニキョイには、ギリシア正教会が3つ、アルメニア教会が1つ、カトリック教会が1つあります。
村の北にある石造りの建物は、昔のオーストリア・ハンガリー帝国大使の別荘です。
今はオーストリア領事館が使っています。
さらに行くとカレンデル村があり、少し進んだところにはドイツ大使館の別荘があります。



イェニキョイの住所・アクセスや営業時間など

名称 イェニキョイ
名称(英語) Yeniköy
住所 Yeniköy, Sarıyer/İstanbul
営業時間・開場時間 施設による
利用料金や入場料 施設による
参考サイト https://en.wikipedia.org/wiki/Yenik%C3%B6y,_Istanbul
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三日月型の湾が美しい タラブヤ

三日月型の湾が美しい タラブヤ

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まだまだクルーズは続きます。
次に着くのはタラブヤ。
気候が健康に非常に良いところから、この村はギリシア正教総主教によってセラピア(癒し)と名付けられました。
現在の名称は、これがトルコ語化されたものです。
次はビュユクデレ(大きな谷)、サドベルク・ハヌム美術館、キヨルス、サルイェルと続きます。

サルイェルはヨーロッパ側では最も大きな村で、色彩豊かな市場があり、魚は港のレストランへと運ばれ岸辺のテーブルで食べることもできます。

タラブヤの住所・アクセスや営業時間など

名称 タラブヤ
名称(英語) Tarabya
住所 Tarabya Mahallesi, Sarıyer/İstanbul
営業時間・開場時間 施設による
利用料金や入場料 施設による
参考サイト https://en.wikipedia.org/wiki/Tarabya
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ルーメリ・カヴァーウ

ルーメリ・カヴァーウ

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やっとヨーロッパ側の最終停泊地「ルーメリ・カヴァーウ」に着きます!ヨーロッパのポプラを意味するこの村には、魚料理のレストランや評判のカフェがたくさん。
海峡北部ではアオサギやミズナギドリの群れ、ときにはイルカが姿を見せることもあります。

ルーメリ・カヴァーウから5kmほど進むと、高さ20mの大きな岩の塊がそびえるガリプチェの岬の前を通ります。

ルーメリ・カヴァーウの住所・アクセスや営業時間など

名称 ルーメリ・カヴァーウ
名称(英語) Rumeli Kavağı
住所 Rumeli Kavağı, Sarıyer/İstanbul, Türkiye
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト https://tr.wikipedia.org/wiki/Rumelikava%C4%9F%C4%B1,_Sar%C4%B1yer
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ヤウズ・スルタン・セリム橋(第三ボスフォラス大橋)

ヤウズ・スルタン・セリム橋(第三ボスフォラス大橋)

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長さ約1.4km、幅59mで世界最大級のつり橋です。
この橋はイスタンブール市内の交通渋滞を緩和するためにつくられ、16世紀のスルタンだったセリム1世にちなんで、ヤウズ・スルタン・セリム橋と名付けられました。
8車線の自動車道と鉄道2本が通っています。

ヤウズ・スルタン・セリム橋の住所・アクセスや営業時間など

名称 ヤウズ・スルタン・セリム橋
名称(英語) Yavuz Sultan Selim Köprüsü
住所 Liman Cd. No:36, 34450 Rumelifeneri/Sarıyer/İstanbul
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.3kopru.com/
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アナドル・カヴァーウ

アナドル・カヴァーウ

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対岸の丘には、海峡北部のアジア側で最も重要な建造物、アナドル・カヴァーウがあります。
ボスフォラス海峡の要塞では最大のもので、大きさはルーメリ・ヒサールの2倍。
アナドル・カヴァーウの要塞跡に登ると、モヤがかかっていなければ遠方まで見渡すことができます。

アナドル・カヴァーウの住所・アクセスや営業時間など

名称 アナドル・カヴァーウ
名称(英語) Anadolu KavagI
住所 Anadolu Kavağı Mahallesi, Beykoz/İstanbul
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.istanbul.com/en/explore/info/where-green-meets-with-blue-anadolu-kavagi
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アナドル・カヴァーウのスポットページ

美しい景色が連なるボスフォラス海峡

クルーズはアナドル・カヴァーウまで行くロング・クルーズと、ファティフ・スルタン・メフメット大橋を過ぎたあたりで折り返すショート・クルーズがあります。
予約なしで乗ることもでき、船内ではチャイやお菓子も売られています。
日程に合わせて、ヨーロッパとアジアの間をクルーズしてみてください。
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