映画「ラストサムライ」のロケ地・撮影場所はここ!渡辺謙が訪れた地

今回は、2003年公開のハリウッド映画「ラスト サムライ」のロケ地をご紹介します。戦闘シーンが撮影されたニュージーランド、勝元とネイサンの会話の場であった京都の寺など、誇り高きサムライたちが生きた舞台を見ていきましょう。

「ラストサムライ」とはどんな作品?

時代は明治初期、トム・クルーズさん演じる南北戦争の英雄・ネイサン・オールグレン大尉は、日本政府からの要請により、政府軍指導者としてアメリカから日本へとやってきます。
その目的は、反政府軍を率いるサムライ・勝元盛次を倒すことでした。
しかし、訓練半ばのまま挑むことになった戦いで、勝元軍に敗れたネイサンは、捕虜として連行されてしまいます。
心に傷を持ち、自暴自棄に生きてきたネイサンが、再び誇りを取り戻し、サムライとして戦うに至ったのはなぜだったのでしょう。
武士道とは何なのか?深く心に訴えかけてくる名作です。

冒頭シーンで使われた「九十九島」

冒頭シーンで使われた「九十九島」

image by PIXTA / 24310747

映画の冒頭、小島が浮かぶ静かな夕焼けの海が登場します。
直接物語と関係のないシーンですが、その風景はとても美しく印象的です。
この場所は、長崎県佐世保市の「九十九島(くじゅうくしま)」。
九十九島は佐世保市から平戸市にかけての湾に連なる島々のことで、島の数が非常に多いことからこの名前で呼ばれています。
実際には208の島があると言われており、海上からの景色を楽しめる遊覧船やヨットでのクルージングが人気です。
撮影が行われた「石岳展望台」には、記念のプレートが設置されているので、ぜひそこからの眺めも堪能しましょう。

石岳展望台の住所・アクセスや営業時間など

名称 石岳展望台
住所 長崎県佐世保市船越町2277
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト https://www.city.sasebo.lg.jp/benrimap/shisetsu/kanko/315.html
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

御所へ向かう階段として使われた 「知恩院の男坂」

日本に到着したネイサンとバグリー大佐は、案内役のグレアム と共に明治天皇に謁見します。
御所に向かう際に、急な階段を登っていましたが、こちらは京都市東山区にある「知恩院の男坂」が撮影地です。
知恩院は法然上人が開いた浄土宗の総本山で、三門と本堂は国宝に指定されています。
男坂は三門から続く急勾配の石段で、上がった先に本堂があります。
エドワード・ズウィック監督の解説によると、実写なのは階段のみで、上に見えていた寺院は後から加えたものとのこと。
現地へ行っても全く同じ画像は撮れないのでご承知おきください…。

知恩院の住所・アクセスや営業時間など

名称 知恩院
住所 京都府京都市東山区林下町400
営業時間・開場時間 9:00−16:30
利用料金や入場料 大人500円 小人250円
参考サイト http://www.chion-in.or.jp/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

メインのロケ地はニュージーランド 「タラナキ地方」

メインのロケ地はニュージーランド 「タラナキ地方」

image by PIXTA / 22437143

「ラスト サムライ」のロケは、日本とニュージーランドで行われていますが、メインとなるのはニュージーランドの「タラナキ地方」です。
ロケ地が日本でなくニュージーランドだと聞いて、意外に思われるかもしれませんが、ニュージーランドは「ロード・オブ・ザ・リング」と「ホビット」シリーズのロケ地としても有名で、素晴らしい自然環境の中で、数多くの名作が生まれています。
北島の西海岸にあるタラナキもまた、海と山に囲まれた自然豊かなエリアで、「ラスト サムライ」の中のほとんどのシーンはここで撮影されました。
では、シーンごとに場所をご紹介していきましょう。

タラナキ地方の住所・アクセスや営業時間など

名称 タラナキ地方
名称(英語) Taranaki
住所 Taranaki, New Zealand
営業時間・開場時間
利用料金や入場料
参考サイト http://www.visit.taranaki.info/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

富士山のように見えた「タラナキ山」

富士山のように見えた「タラナキ山」

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タラナキが「ラスト サムライ」のロケ地に選ばれた一番の理由と言えるのが、この「タラナキ山」の存在です。
見た目が富士山にそっくりですね!映像の中でも日本の風景の一部として、違和感なく溶け込んでいました。
タラナキ山は標高2,518メートルの円錐形をした山で、別名エグモント山とも呼ばれます。
周辺はエグモント国立公園に指定されていて、この地ならではの動植物も大切に保護されています。
美しく豊かな自然を感じながらのハイキングやトレッキングは、大変素晴らしい体験で、世界からの旅行者たちを魅了し続けています。

タラナキ山の住所・アクセスや営業時間など

名称 タラナキ山
名称(英語) Mt. Taranaki
住所 Mount Taranaki, Egmont National Park, Taranaki, New Zealand
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.visit.taranaki.info/visit/see-and-do.aspx?Category=mount-taranaki
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

横浜の街が造られた「ニュープリマス」の港

横浜の街が造られた「ニュープリマス」の港

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タラナキ地方の中心となる都市が「ニュープリマス」です。
撮影の中心となったのもこの街でした。
ネイサンが日本に到着したのは横浜港という設定でしたが、その撮影もニュープリマスの港に作られたセットで行われています。
日本の文化と、西洋の文化が混沌と存在している明治初期の街の様子が、建物だけでなく衣装など細かいところまで再現されていて、興味深いシーンになっていました。
ニュープリマスは、北の大都市オークランドと、首都ウェリントンの中間あたりに位置し、飛行機ならどちらからも1時間足らずで到着することができます。

ニュープリマスの住所・アクセスや営業時間など

名称 ニュープリマス
名称(英語) New Plymouth
住所 New Plymouth, Taranaki, New Zealand
営業時間・開場時間
利用料金や入場料
参考サイト http://visitnewplymouth.nz/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

霧の中の決戦地だった「マンガマホエ湖」の森

霧の中の決戦地だった「マンガマホエ湖」の森

image by PIXTA / 4899848

ネイサンと共に映画の主要登場人物であったのが、渡辺謙さん演じるサムライの長・勝元盛次です。
ネイサンと勝元が初めて出会ったのは、鉄道を襲った勝元を制裁しにきた政府軍がサムライたちに惨敗した場面。
この戦いのシーンは、ニュープリマスから少し内陸に入った場所にある「マンガマホエ湖」の森を使って撮影されています。
霧の中浮かび上がってくるサムライたちの姿は、恐ろしいくらいの迫力でしたね。
森に生えていた木はニュージーランドの国の象徴でもあるシルバー・ファーン。
ここだけはニュージーランドらしさが出ていたように感じます。

マンガマホエ湖の住所・アクセスや営業時間など

名称 マンガマホエ湖
名称(英語) Lake Mangamahoe
住所 Lake Mangamahoe, Burgess Park, Taranaki, New Zealand
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.visit.taranaki.info/visit/see-and-do/lake-mangamahoe.aspx
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勝元の村があった「ウルティ・ヴァレー」

捕らえられたネイサンが連れてこられたのが、勝元が暮らす山間の農村でした。
日本の田舎を思わせる場所でしたが、こちらも撮影地はニュージーランド。
村はニュープリマスの北部にある「ウルティ・ヴァレー」にセットとして造られたもので、茅葺き屋根の家や畑など、全体が出来上がるまでに半年の年月を費やしたそうです。
ネイサンが心の傷を癒した場所だけあって、心安らぐ風景が広がっていましたが、その後観光地として活用されるようなことはなかった様子。
少しもったいない気もしますが、手付かずの自然こそがこの地の魅力なのでしょう。

ウルティ・ヴァレーの住所・アクセスや営業時間など

名称 ウルティ・ヴァレー
名称(英語) Uruti Valley
住所 Uruti, Taranaki, New Zealand
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト https://en.wikipedia.org/wiki/Uruti
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ネイサンが日本兵を訓練した 「プケクラ・パーク」

ニュージーランドのロケ地から最後にもう一ヶ所ご紹介。
政府軍の兵士たちの訓練場として使われていたのが、ニュープリマスにあるの「プケクラ・パーク」のクリケット場です。
最初にネイサンが兵士たちを訓練したシーンや勝元の村から戻ったネイサンが、鍛えられた兵士たちの姿を見つめるシーンでも登場しました。
プケクラ・パークはニュープリマスの中心部にあり、旅行者だけでなく地元の人々にも大変人気のあるスポットです。
美しく広大な敷地内には、動物園やボート乗り場、スポーツ施設など遊べる場所がたくさんあり、一日中楽しむことができます。

プケクラ・パークの住所・アクセスや営業時間など

名称 プケクラ・パーク
名称(英語) Pukekura Park
住所 Fillis St, Brooklands, New Plymouth 4310, New Zealand
営業時間・開場時間 7:30−19:00
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.newplymouthnz.com/residents/attractions-and-recreation/pukekura-park
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ネイサンと勝元の会話の場だった「圓教寺」

ネイサンと勝元の会話の場だった「圓教寺」

image by PIXTA / 8327456

日本のロケ地ももう少しご紹介しておきましょう。
勝元が、自分の祖先が建てたと言っていた寺のシーンは、兵庫県姫路市にある「圓教寺」にて撮影が行われました。
圓教寺は、康保3年(966年)、性空によって創建されたとされる天台宗の別格本山で、書写山の上に広がる境内へは、ロープウェイを使って登ります。
ロケでは、いくつかのお堂が使用されたようですが、一番印象に残るのは、二人が会話を交わした食堂(じきどう)や常行堂ではないでしょうか。
東京へ向かう前、桜の花に囲まれて語るシーンは本多家廟所で撮影されています。

圓教寺の住所・アクセスや営業時間など

名称 圓教寺
住所 兵庫県姫路市書写2968
営業時間・開場時間 8:30−18:00(冬季は17:00まで)
利用料金や入場料 志納金500円
参考サイト http://www.shosha.or.jp/
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一瞬映った皇居「二重橋」

一瞬映った皇居「二重橋」

image by PIXTA / 19878494

物語の中では、明治天皇の存在も大きく扱われていました。
御所でのシーンにはセットが使われていましたが、一瞬だけ、東京の本物の皇居が映像に使われていました。
村が襲撃された後、政府に呼び出されて東京へ出向いた勝元が、天皇に謁見する前に出来てきますので、探してみてくださいね。
ちょうど写真と同じように、「二重橋」を前に伏見櫓を見るようなアングルです。
皇居の見学に際しては、自由に入れる場所と、予約の上案内付きで見学する場所があります。
予約は宮内庁のWEBサイトから可能なので、希望に応じて計画してみてください。

二重橋の住所・アクセスや営業時間など

名称 二重橋
住所 東京都千代田区皇居外苑1−1
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト https://www.env.go.jp/garden/kokyogaien/1_intro/his_04.html
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アメリカロケはここ「ワーナーブラザーズスタジオ」

ニュージーランドロケを中心に、日本の風景も織り交ぜて制作された「ラスト サムライ」ですが、アメリカのスタジオで撮影されたシーンも多くあります。
使われたのは配給会社が運営する「ワーナーブラザーズスタジオ」。
小山田真さん演じる勝元の息子・信忠が命を落とした勝元救出のシーンは、ここに屋敷を建てて撮影されています。
スタジオは、カリフォルニア州バーバンク市にあり、予約するとガイド付きの見学ツアーに参加することができます。
ハリー・ポッターやバットマンのセットや衣装、「ラスト サムライ」で使われた鎧兜など、見所いっぱいです!

ワーナーブラザーズスタジオの住所・アクセスや営業時間など

名称 ワーナーブラザーズスタジオ
名称(英語) Warner Bros. Studio Tour
住所 3400 W. Riverside Dr. Burbank, CA 91505
営業時間・開場時間 8:15–16:00
利用料金や入場料 スタジオ・ツアー 65ドル (要予約)
参考サイト https://www.wbstudiotour.com/
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ロケ地巡りをしよう!

「ラスト サムライ」はニュージーランドの壮大な自然と、日本のサムライ文化が上手く融合して生まれた作品でした。
渡辺謙さんや真田広之さんの殺陣も実に素晴らしく、ぜひ多くの方に観ていただきたい映画のひとつです。
photo by PIXTA