作家たちを魅了した絶景! アメリカ西海岸モントレー半島からビッグサー

アメリカ西海岸のカリフォルニア州は大都市サンフランシスコやロサンゼルス、映画の都ハリウッドやビバリーヒルズが有名ですが、ヨセミテ国立公園やセコイア国立公園に代表されるように、太古の自然が保護された地域も数多く存在します。今回は風光明媚なモントレー半島から州道1号線(CA-1)を南下して、雄大な海岸美を誇るビッグサー周辺をご紹介。

スタインベック小説の舞台「キャナリーロウ」

スタインベック小説の舞台「キャナリーロウ」

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モントレー半島の付け根に位置するモントレーはかつてイワシの豊富な水揚げに沸いた港町で、港に面して缶詰に加工する工場がつぎつぎと建てられました。

『怒りの葡萄』で知られるノーベル文学賞作家スタインベックは、この缶詰工場通りを舞台にしたその名も『缶詰横丁(1945)』という小説を書いています。
現在、缶詰工場跡にはお洒落なレストランやギフトショップ、画廊などが軒を連ね、観光客で賑わう一画になっています。
2014年にはスタインベックや友人の生物学者エド・リケッツを顕彰した記念碑も建てられました。

キャナリーロウの住所・アクセスや営業時間など

名称 キャナリーロウ
名称(英語) Cannery Row
住所 Cannery Row Monterey, CA 93940
営業時間・開場時間 店舗による
利用料金や入場料 店舗による
参考サイト http://canneryrow.com/
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かわいいラッコの餌付けも見られるモントレー湾水族館

かわいいラッコの餌付けも見られるモントレー湾水族館

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キャナリーロウを道なりにさらに北へ進むと、世界的に有名なモントレー湾水族館(MBA)があります。
この水族館の建物もかつては缶詰工場だったもので、工場の外観がほとんど残されているのもユニークです。

水族館には 200 近い展示室に約35,000、550種以上の海洋生物や海洋植物が展示されていますが、ひときわ目を引くのはジャイアントケルプの森を再現した高さ8.5mの世界最大級の大水槽。
またモントレー湾に生息する貴重なラッコの餌付けも見ることができます。

モントレー湾水族館の住所・アクセスや営業時間など

名称 モントレー湾水族館
名称(英語) Monterey Bay Aquarium
住所 886 Cannery Row, Monterey, CA 93940
営業時間・開場時間 10:00–18:00
利用料金や入場料 大人 39.95ドル, 65歳以上および学生 34.95ドル, 子ども(3-12歳) 24.95ドル, 2歳以下は無料
参考サイト http://www.montereybayaquarium.org/
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オオカバマダラを引き寄せるパシフィックグローブ

オオカバマダラを引き寄せるパシフィックグローブ

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モントレー半島を周回する道路が「17マイルドライブ」と呼ばれる有料道路で、道路へのアプローチとして5つのゲートがあります。
北のモントレー側起点がパシフィックグローブで、浜辺にはマツバギク科の花やリビングストンデイジーなどが群生し、花飾りのように咲き誇ります。

パシフィックグローブには渡りをするチョウとして知られるオオカバマダラの保護区もあり、オオカバマダラの成虫がユーカリに鈴なりになって冬越しする珍しい光景も見られます。

パシフィックグローブには「恋人岬(Lovers Point)」という素敵な名前をもつ州立自然公園もあり、ときおりカップルが海岸で結婚式を挙げたりしています。

恋人岬(Lovers Point)の住所・アクセスや営業時間など

名称 恋人岬(Lovers Point)
名称(英語) Lovers Point Park
住所 Ocean View Blvd & 17th St, Pacific Grove, CA 93950
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.cityofpacificgrove.org/living/recreation/parks/lovers-point-park
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西海岸最古の現役灯台の見守るポイントピニョス岬

西海岸最古の現役灯台の見守るポイントピニョス岬

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パシフィックグローブ最北端の岬がポイントピニョスで、岬突端には1855年に点灯したカリフォルニア州最古の灯台が建っています。

カリフォルニア州に残る歴史的灯台としてはアルカトラズ島灯台(1852)のほうがさらに古いものですが、ポイントピニョス灯台のフレネルレンズは建造当時のまま現在も使用されつづけているという点でとても貴重な灯台と言えます。

現在、灯台は毎週木曜 – 月曜の5日間に一般公開されています(見学時間は午後1時から4時まで)。

ポイントピニョス灯台の住所・アクセスや営業時間など

名称 ポイントピニョス灯台
名称(英語) Point Pinos Lighthouse
住所 80 Asilomar Ave, Pacific Grove, CA 93950
営業時間・開場時間 13:00−16:00(木-月)
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.pointpinoslighthouse.org/
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孤独な姿が印象的なローンサイプレス

孤独な姿が印象的なローンサイプレス

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17マイルドライブをカーメルゲート方面に南下すると、やがて侵食された花崗岩の断崖絶壁の上にぽつんと立つ1本の木が見えてきます。
それがローンサイプレス(1本イトスギ)と呼ばれるイトスギで、樹齢250 年以上と言われる17マイルドライブのシンボル的存在の古木です。

17マイルドライブはローンサイプレス周辺の荒々しい海岸線に沿って伸び、塩害で幹や枝が白く変色したゴーストツリーと呼ばれる木立ちの中を抜けると、世界的に知られる名門ゴルフコースに出ます。

ローンサイプレスの住所・アクセスや営業時間など

名称 ローンサイプレス
名称(英語) Lone Cypress
住所 3230 17 Mile Dr, Pebble Beach, CA 93953
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.californiabeaches.com/inspiration/lone-cypress-tree/
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ゴルファー憧憬の地、ペブルビーチ

ゴルファー憧憬の地、ペブルビーチ

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17マイルドライブのカーメル側終点近くにあるのが名門「ペブルビーチゴルフリンクス」で、エンブレムにはあの「ローンサイプレス」が描かれています。

1919年にオープンしたこのゴルフコースはPGAトーナメントや全米オープン開催地でもあり、世界中のゴルファー憧れの地。
隣接してスパイグラスヒルとスパニッシュベイのふたつのコースがあり、高級ホテルも建つ総合リゾートになっています。

モントレー周辺にはこのペブルビーチゴルフリンクスをはじめ、名門コースが多いことでも知られています。

ペブルビーチゴルフリンクスの住所・アクセスや営業時間など

名称 ペブルビーチゴルフリンクス
名称(英語) Pebble Beach Golf Links
住所 1700 17-Mile Drive, Pebble Beach, CA 93953
営業時間・開場時間 プランによる
利用料金や入場料 グリーンフィー 495ドル-
参考サイト https://www.pebblebeach.com/golf/pebble-beach-golf-links/
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スタインベックの生まれ故郷サリナスへ

スタインベックの生まれ故郷サリナスへ

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モントレーを舞台にした楽しい物語『缶詰横丁』の作者スタインベック生誕の地もまたおなじモントレー郡の街サリナスで、モントレー市街から東へ車で約30分のところにあります。

街の中心部には「ナショナルスタインベックセンター』があり、またそのすぐ先に建つスタインベックの生家「スタインベックハウス」も観光客向けレストランとして営業しています(ランチのみ提供)。

スタインベックハウスの住所・アクセスや営業時間など

名称 スタインベックハウス
名称(英語) The Steinbeck House
住所 132 Central Ave, Salinas, CA 93901
営業時間・開場時間 11;30−14:00(火-木)
利用料金や入場料 ランチ12ドル-
参考サイト http://steinbeckhouse.com/
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のんびり散策するのに最適なオーシャンアベニュー

カーメル市街を東西に海に向かって伸びるダウンタウンの通りが「オーシャンアベニュー」で、こじんまりとしたショッピングモールの「カーメルプラザ」もここにあります。

カーメルは名優クリント・イーストウッド氏が市長を務めたこともある芸術家の多く住む街で、美観を損なわない街づくりが徹底されていることでも知られています。
通りに沿ってオーナーが趣向を凝らしたショップや画廊、カフェやレストラン、アウトレットなどが並び、道なりにまっすぐ下れば美しい白砂の広がるカーメルビーチへ。
ここはやはり日没時に訪れるのがおすすめです。

カーメルプラザの住所・アクセスや営業時間など

名称 カーメルプラザ
名称(英語) Carmel Plaza
住所 Ocean Avenue & Mission Street, Carmel-By-The-Sea, CA 93921
営業時間・開場時間 10:00−18:00(月-土), 11:00−17:00(日)
利用料金や入場料 店舗による
参考サイト http://carmelplaza.com/ja/
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ビートニク作家ケルアックも恐れたビクスビー橋

ビートニク作家ケルアックも恐れたビクスビー橋

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CA-1を海岸線に沿って南下すると圧倒的な迫力の断崖絶壁の海岸線が連続します。
このカーメルからサンシメオンまでの約146kmの区間が通称「ビッグサー」と呼ばれる自然豊かな地域です。
そのほぼ中間点にサー岬灯台があります。

カーメルから約20km南下したところにビクスビークリークという峡谷が口を開けており、この開口部をつなぐかたちで巨大なアーチ橋が架けられています。
これがビクスビー橋(1932年竣工)で、有名なビートニク作家のジャック・ケルアックがこの橋の真下の入江に建っていた友人の小屋に滞在したときのことを書いた長編小説『ビッグ・サー(1962)』の舞台でもあります。

ケルアックはこの美しいアーチ橋に本能的な恐怖を感じたのか、「最悪なのはあの橋!」と書き記しています。
ビッグサー沿線のアーチ橋はほかにロッキークリーク橋やビッグクリーク橋などがあります。

ビクスビー橋の住所・アクセスや営業時間など

名称 ビクスビー橋
名称(英語) Bixby Bridge
住所 Bixby Creek Bridge, CA-1, Monterey, CA 93940
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.visitcalifornia.com/attraction/bixby-bridge
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海の絶景、マクウェイ滝

海の絶景、マクウェイ滝

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ビクスビー橋からCA-1をさらに南下すると、美しい銀糸を垂らすように一筋の滝が絶壁から汀へと落ちている場所があります。
それが「マクウェイ滝」で、落差は約24mあります。

マクウェイ滝はビクスビー橋とともにビッグサーの自然海岸美を象徴する名所。
滝の展望所へは有料駐車場から’Waterfall Trail’という小道を1.6kmほど歩いたところにあります。
以前は個人の所有地の一部でしたが、のちにカリフォルニア州に寄贈され、現在この滝を含むエリア一帯は州立の自然保護地区になっています。

マクウェイ滝の住所・アクセスや営業時間など

名称 マクウェイ滝
名称(英語) McWay Waterfall
住所 McWay Waterfall, Big Sur, CA
営業時間・開場時間 日の出30分前から日没30分後まで
利用料金や入場料 駐車料10ドル
参考サイト http://www.parks.ca.gov/?page_id=578
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ビッグサーのさらに南にも見どころたくさん

 

ビッグサーの終点サンシメオンからさらに南下して、モントレー郡からサンルイスオビスポ郡へ入るとピズモビーチという街があります。
ここには1920年代に建設された大桟橋が太平洋に長々と突き出す遠浅のビーチがあり、とくに夕景の美しさで知られています。
カリフォルニアの海岸でビーチも空も真っ赤に染めあげる幻想的なサンセットを眺めて、心の洗濯をしてみるというのはどうでしょうか。
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出発地

目的地

大人 子供 幼児

大人:ご搭乗時の年齢が11歳以上、子供:11歳未満 幼児:2歳未満